蒼炎の魔法使い

山野

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第七十七話 欠けた彼女

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俺は今【チェイサー】を使いながら街の外へ飛び出し、宿屋の猫耳少女の両親が狩りに出た西の森へと向かう為に、半月の光差す草原を駆けるシャロを追っていおり、ついに彼女に追いついた

「シャロ、手伝うよ」
俺は彼女と並走する形を取るがシャロは気付いておらず、いつもの愛らしく可愛気のある彼女とは別人の様な険しい顔で森へと向かう彼女へと声を掛ける

俺の声に気付きこちらに顔を向けると、彼女の目は驚愕に見開かれ、え?っと声を小さく漏らし、言葉を繋いだ

「ショウさん?!  どうして来たですか?!」

「心配だったからに決まってるでしょ、それにどうやって見つけるつもりなの?」

「うぅ…それは考えていなかったのですぅ…」
痛い所を突かれたと言った様子で、耳が垂れ下がり、半分しかない月明かりだけでもはっきりと見える長い睫毛を伏せた

「もっと頼ったら?  他人でもあるまいし」

「…他人だよ」
彼女の寂し気で諦めた様な表情が、俺の口から出るはずだった言葉を飲み込ませる

他人…か…

それ以上はお互い言葉を交わす事なく、白い息だけを吐き目的地の森に着き辺りを捜索していると僅かに血が付着した弓を見つけた

「シャロ、多分この辺りだ」
俺はシャロに見つけた弓を見せると、彼女はそれをみて怪訝な表情を浮かべる

「この近くにいるかもです?」

「分からないけど、やってみるよ!【レーダー】【マッピング】」
脳内に周辺地理の地図が現れ、魔力を持つ者が点で表示されると、いくつか魔力の集まる場所を近くに見つけた。

「近くに何かが集まってる場所を見つけた!  シャロ行くよ!」

「はいなのです!」

脳内地図の通りに進むと、入り口の両脇に屈強な男が二人立つ洞窟へと辿り着き、俺達は暗闇に紛れながら樹に隠れ、何処ぞの家政婦状態で様子を伺う

「シャロあれは?」

「多分盗賊なのです。  この大陸ではイスブロンみたいに大きな組織が仕切ってるなんて事は無くてやりたい放題なのです!  早く行かないと危ないかもなのです!」

丁度月に雲が掛かって暗くなった今なら【気配遮断】と【ステルス】で…

「っておい!  ちょっと待て!」
俺がどうするか考えていると、シャロは居ても立っても居られず俺の抑止する言葉を無視して、盗賊へと駆け出しながら二枚の扇子を取り出し、華麗にふた振りすると屈強な男達の生首が鮮血と共に宙へと舞う

まだ死を認識できていない心臓が脈打つ度、鮮やかな赤い肉が生々しく躍動する切断面から吹き出た血しぶきで汚れた巫女服を纏う彼女の立ち姿を、雲が通り過ぎた事で再び惜しみなく注がれる月明かりが映し出す。

その姿はとても恐ろしく背筋を凍らせる物だったが、瞬きすら躊躇うほど魅せられる妖艶さと美しさも兼ね備えている。  

だが同時に気を許せば抗えない何かに引き摺り込まれてしまう様な危険な香りを漂わせており、俺は思わず生唾を飲み込み喉を鳴らした。

「ショウさんどうしたですか?  早く行くのですよ!」
ぴょんぴょん飛び跳ねながら手招きする彼女の笑顔は先程慈悲も与えず盗賊を即死させた女性とは思えないほど可愛らしい

「勝手に飛び出すなよ」
俺がコツンと頭を叩くと、叩かれた場所を抑え目を潤ませた

「うぅ…  ごめんなさいなのです」
いつもの可愛いシャロだ

「仕方がないなぁ…」
余りの可愛さにそれ以上怒る気になれなかった…

「それじゃあ中に入ろう!」

「はいなのです!」
中に入ると風の通りが良くないのか冬だというのにジメジメしており、雨の降り始めに感じる湿気を帯びた土の様な匂いを感じた
洞窟内には一定距離で松明が置かれているので光には困らないがかなり入り組んでいそうだ

気配を消しながら進んで行くと中にはいかにも荒くれ者という様な男ばかりがおり、俺達は背後から確実に一人ずつ気絶させながら更に奥へと進んで行った

段ボールも使わずにここまで気付かれないなんて、某ゲームの主人公でも無理だろう

そして俺達はついに手足を縛られ目と口に布を巻かれ声を出せずにぐったりとしている男女が10人程放り込まれた牢を見つける

「ショウさんここにいるんじゃないです?」

「だろうな」
カギなんて勿論持っていないので刀で牢屋の金属を切り裂くと、金属が地面に落ちた音が辺りに鳴り響き、中に居た人々がその音に怯え酷く震え出した

「大丈夫です、僕達は助けにきました。 今外しますからね」
そう言ってシャロと二人で開放をすると一人の男が懇願するように膝を付きながら口を開く

「何処のどなたなのかは存じ上げませんが、お願いです。 妻を助けて下さい」
この人そんなに汚れてない辺り捕らえられてまだ余り時間が経ってないのかな?

「もしかしてマイセンで宿屋やってますか?」

「はい! しかし何故?!」

「娘さんからいなくなったと聞いて来たのです! 奥さんどこに行ったか分かるですか?」

「偉そうに話す男に連れていかれました… 目隠しされていて顔は見てませんが本当にさっきです」

「ショウさん!」
俺の方を振り向きすぐにでも飛び出しそうだ、勝手に行かなかっただけでもよしとしよう

「わかったじゃあ頼むよ、俺は皆を一回マンセンに送り届け…」
俺が全て言い終わる前に彼女が飛び出すとすぐに男達の断末魔が洞窟内に無数に轟き着始めた事に俺はつい苦笑いを浮かべてしまう

【転移】の魔法で捕らえられていた者をマンセンへと転移させ兵士に引き渡すと、一瞬で戻って来た事にみんな大層驚いていたが、俺もそんな事に構っている暇などはなかったのですぐに洞窟へと戻る
内臓が飛び出していたり、手足がなくなっていたりとシャロが積み上げた死体達を道しるべに血生臭い洞窟を走るが… かなりグロイ… 今にも吐きそうだ

「シャロ大丈夫か?」

「シャロは大丈夫なのです… でも…」
追い付いた先の部屋でシャロと対峙する形で盗賊の一人と、首元にナイフを突きつけられて怯えている女性が俺の目に飛び込んできた

割と綺麗な人だし大方凌辱しようとしたのだろう、服を着ている辺り間一髪と言ったところだろう

「おいそれ以上俺に近づくな! それ以上近づけばこの女を殺すぞ!」
よくこういう奴って物語にでも何でも出てくるよな

「ショウさんどうしたらいいです?」
シャロは後ろにいる俺の方へと振り返り、耳や尻尾を垂らしながら困惑の眼差しを俺に向けたので、俺はゆっくり前に歩きながらシャロの頭にポンと手を置いた

「はぁ… おいおっさん、お前はバカなのか? 人質っていうのは殺さないから意味があるんじゃないの? 殺したら次はお前が死ぬ番だよ?」

「う、うるさい! だが現にそこのキツネ女は何もできないじゃないか!」
シャロは悔しそうに唇を噛む。 気にする事はないそれが普通だ

「こいつは優しい子だからね、でも俺も一緒だと思うか?」
俺はゆっくりと男の方に歩き出す

「は、離れろ! この女を殺すぞ!」

「好きにすればいいんじゃない?」
最悪再生魔法で回復させられる、痛いのは我慢してもらう事になるが…

「お、おい下がれ!」
男が女の首元に突き付けていたナイフを俺に向けた

刹那

「…え?」

男の漏らした声が洞窟内に小さく反響し、男の腕がボトリと地に落ちる

「ぎゃぁあああ!」
俺は【電光石火】をかけ雪月風花流 の抜刀術【三日月】で男の腕を切り落とし、なくなった腕に気を取られてる間に女性を救いだしシャロに預け再び男の下へと移動し跪いている男の首元に刀を突きつけた

「で、何でこの辺りで人を攫ってたんだ?」

「言えば見逃してくれるのか?! 何でもするから見逃してくれ!」
ん? 今何でもって… いやこいつの何でもはいらない…

「盗賊先輩勘弁して下さい… まぁ素直に話してくれるなら、その腕一本で許してやらんでもないかな…」

「俺は金の為にやったんだ! 俺はここのボスだしみんなを食わしていかなきゃならねぇ! 仕事なんて選んでらんねぇんだよ」

「誰かに売るって事か、奴隷にでもするの?」

「その男は人体実験に使うって言ってた、狂った野郎で死者を蘇らせる実験がどうのとか…」 
中々とトチ狂った奴もいたもんだ… マッドサイエンティストだな、会わない事を願う。 フラグじゃなく!

「なぁもういいだろ? 見逃してくれよ!」
男が俺に子犬の様な眼差しを送ってきたが、お前みたいなごつごつした子犬が居るか!

「はぁ…わかったよ行っていいよ」

「ありがてぇ!」
男は止血するために右脇を抑えながら慌てて走っていくが…

「うっ! な…んで…」

「キャーーーーー!」
目の前で上半身と下半身が綺麗に分かれてしまった男を見た女性の叫び声が、静寂の支配する洞窟内に木霊した

「ショウさん… 甘いです… こういう奴らはしっかり処理しないとまた同じ事をするんです… そうやって理不尽に一人にされたら…心細いでしょ?」
そう言って顔に飛び散った血など気にする事もなく微笑んでた、まるで自嘲するかのように…

立てなくなった女性を背負い宿屋に連れて戻ると、先程事情聴取を終えた夫の方も丁度帰宅してきて、家族三人が無事に顔を合わせれたことに安堵したのかお互いに抱き合ってわんわん泣いた。

その光景をルーは微笑ましい表情で

フララは特に興味なさげに

シャロは羨望の目で

その後はどうしてもご馳走させてくれという夫婦と、俺とシャロの袖を潤んだ目で摘まむ猫耳少女の可愛さにやられ、この宿屋で泊って行くこと決めた。 反則でしょうが!

食べきれない程に用意された豪勢な食事を終え、なんとなく夜風に当たりに出たテラスで月を見上げるシャロの後姿を見つけ声をかける

「今日はお疲れ様」

「あ、ショウさん! 手伝ってくれてありがとうございましたなのです!」
シャロがペロコリと頭を下げて両耳をピコピコさせた それ触りたい…

「シャロは優しいね、よく知らない人の為にあそこまでするなんて」

「シャロは優しくなんてないのです… ただ自分に重ねただけ…」
彼女のその表情は今までで一番しっくり来た、まるで今までのシャロが全て幻だったかのような…

「…シャロ…どれが本当のシャロなの?」

「シャロ…ですか… ねぇショウさん。 月が本来の姿を見せるのは一瞬だけなんですよ?」
彼女は半分欠けた月を見上げて続けた

「色々な姿がある月だけど、どれも本当の月ですよね? それに月自身だってもうどれが本当のわからないんじゃないですか? 何なら…ショウさんが決めてみますか?」
風になびく髪を抑え挑発する様こちらを見るシャロはあの危ない色気を持つシャロだ、彼女が月の様に満ちる事は一瞬でもあるのだろうか?

「ん? どうしたですか?」

「あ、ごめんついその耳が気になって」
なんとなく誤魔化してしまった

「触ってみるのです?」
彼女は上目遣いでピクピクと耳を動かしすその仕草に、俺の手は自然と彼女の狐耳へと伸びる

「ひゃん! うぅ… そこは弱いのですぅ…」
甘えた様な声を出しながらそのまま女の子座りにへたり込んでしまったが俺は手を緩めずもう片方の耳も摘まむ

「ショウしゃん… とっても… とっても気持ちいいのですぅ… あんっ… その手つき… もっと…もっと欲しいのですぅ…」
恍惚とした表情で両耳から感じる刺激に悶え甘い声を出す彼女の可愛さは異常だ

何これ?! 触り心地もいいしシャロのこんな姿も見れるなんて! 俺は何でもっと早く気付かなかったんだバカ野郎! この後悔は小学生の時夕食がカレーだとは知らず帰り道にお腹いっぱい買い食いしてしまった時の様だ! いや…いまいちだな… とんかつのがいいか? それとも…

「さ、さっきよりも…激しのですぅ… シャロおかしくなっちゃうです…」
おっと下らない事を考えていたら力が入りすぎてしまったようだが、更に激しく悶える姿が見れるのは棚ぼただ

巫女服の女の子にこんな事を…という背徳感を感じながらも夢中で触る俺… 甘ったるい吐息を吐きながら股の間に手を挟み緋袴をモゾモゾさせ悶えるシャロ… 目が合う二人…

「…………いいの…ですよ?…」
何が何をどこまで?!

そして俺はの唇は彼女の唇へと吸い寄せられ…彼女の吐息を感じる距離まで来た…

?! 死の予感?! 

「…ショウ何してるの?」
俺に死の予感を感じさせたのは銀髪の女神だ

「おいシャロ、目にゴミ入ってるぞ、取ってやる!」

「うぎゃ! 目がぁ! 目がぁ! なのです!」
ふぅ間一髪だ… 悪いなシャロ、命には代えられんのだ…
俺はそっと【リカバリー】をかけシャロを回復させた

「ひ、酷いのですショウさん!」

「ゴミはちゃんと取ったから安心していいよ」

「まるでショウさんがゴミの様なのです!」
自覚はあるぞ! しかも不燃ごみだ!

そんなやり取りを見ていたルーが呆れた様に口を開いた
「…エメの所に行かなくていいの?」
もうそんな時間か

「それじゃあ行ってくるよ」
俺はルーへと駆け寄りキスしようとするが

「…今日はお預け。 反省しなさい。」
彼女はプイっと顔を背けてキスさせてくれなかった… バレていたか… だが未遂だった事で慈悲を与えられたようだ

「…はい。」
俺は逃げる様にその場を後にしてエメのいる草人国家の城の女王の寝室へと【転移】した

「旦那様!」
エメは俺に気付くとすぐにいつものダイビングハグで出迎えてくれ、俺はその豊満なん胸を堪能する…
胸の柔らかさって何でこんなに幸せを感じるんだろう? 揉むタイプの幸せだよな…

女性の体とは不思議だ、下着のその先は人類の秘宝! だが現代社会でその秘宝を掴むには高ステータスが必要という悲報…

「相変わらずだね、それよりどう?」
俺はベットの方に顔を向け、仰向けでお腹の辺りで手を組み花冠をかぶって眠っている綺麗な女性を見たが、この前と特に変わった様子はなく再びエメへと顔を向けると彼女は眉をハの字にして口を開いた

「まだまだかかりそうです。 それよりも城内が非常殺気立っておりまして… 今にも宣戦布告してしまいそうな勢いなのです…」

「ちょっと話が飛躍しすぎじゃない?」

「それが、刺された現場からこの城には絶対に居ないハズの狼の毛が落ちていたと言うのです」

「それが本当なら決定的な証拠だな…」

「はいなので今国中に居る狼の獣人を調べている所で、この国に居なければデルベックへ向かい調べるそうです。 ですがその毛というのが灰色らしく、その色は極端に少なく犯人はすぐにでも見つかるだろうとお伺いしました」

「そういやルチルも灰色だよね?」

「そうなのですが、刺されたと言っていた日は私もルチルさんと居たのでそれはないと思います」
何よりルチルがこの女王を殺そうとする理由もないしなぁ… デルベックの人間でもないしそもそも魔物だし

「異世界でも争いごとばっかりだね」
俺は思わずため息をついてしまう

「旦那様の世界もそうでしたもんね。 人とはそういう物なのかもしれません。 精霊の私にはわからない感情です」

「その割には随分人間ぽいけど」

「それは旦那様に関する事だけですよ」
彼女はそう言って俺の唇をなぞりながら笑った

「今日はもう力を使い果たしてしまったので… 補給が必要です…」
俺に抱き着きながら上目遣いでお願いしてくる彼女が自分の嫁だとは未だに信じられない

「エメは可愛いね」
優しく彼女の頭を撫でた

「…今のだけで満たさちゃいました…」
顔を赤くしたのを見られるのが恥ずかしいの俺の胸に顔を埋めるが耳が赤いので丸分かりだ

エネルギー補給というの名のちょっとしたイチャツキを堪能してルー達のいるマイセンへと戻ったのだが、エメの言っていた灰色の狼の毛が二国を大きく揺るがす事になるとはこの時の俺は知る由もなかった
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