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「キャロルならきっと大丈夫だ…」
ロイドはセシルの肩に手を置き微笑んだ。
「えぇ…!きっと大丈夫だわ」
ロイドの表情を見て安心したセシルは微笑み返す
いつも強気なキャロルならきっと乗り越えてくれるだろう。叶うならば、乗り越えた先にあるのは幸せであって欲しい…そう願いながら
しばらく沈黙が流れる。話を切り出したのはアーネストだった
「…セシル君の母親の事だが、モリスではない事は教えたな?」
「…はい」
「君の母親の名は、セシル・ウィルボット」
母親の名にハッとしロイドをみた
「…彼女はとても穏やかで、心の優しい人だった。だから…彼女の様に優しい子に育って欲しかったんだ。彼女はセシルを産んですぐに亡くなった…だから、その分セシルには幸せでいて欲しかったんだ…」
哀しそうに顔を歪めセシルの頭を優しく撫でた
「…しかし、私が不甲斐ないばかりに苦労ばかりさせたな…すまないセシル」
ロイドの頬に一筋の涙がつたう
「そんな事ないわ…お父様がわたくしを守って下さっていたのは知っています。それに、幸せはこれから一杯感じていけますもの!」
ニッコリと微笑むセシルの視線の先にはアランが居た。アランはセシルを愛おしそうに見つめている。ふとロイドの視線に気づき穏やかに微笑んだ
「セシルは私が必ず幸せにします。どうか安心してください」
力強いアランの返答にロイドは安堵する。
(彼ならば…必ずセシルを幸せにしてくれるだろう…)
「セシルを…宜しくお願いします」
ロイドは貴族である自分としてではなく、子供の『親』として…アランに深々と頭を下げた
「なっ!やめてください!」
ロイドが頭を下げた事に驚き慌てるアラン
「…セシルだけが幸せになるんじゃないですよ?」
困ったようにアランがいった。ロイドは意味が分からず首を少し傾げながらアランを見た
「…ロイド、お前はセシルの事ばかり考えるのは良い事だが、お前も苦労した分幸せにならないといけないんだぞ?」
「陛下…?今私は幸せですよ?」
「はぁ……もっと幸せになるんだ!今まで出来なかった事もあるだろう…これからは誰に気兼ねすることなくお前が思った様に生きていいんだ…分かるな?」
アーネストの言葉にハッとする。今まではモリス達に強いられ、脅されてきた……それが知らず知らずの内に体に刻みこまれていた事にやっと気づいたのだ
「……私は…」
習慣とは恐ろしいものだ…『逆らう事は出来ない』、この思いが、問題が解決した今でも抜ける事は無かったと言う事だ。
すぐには無理かもしれない…だが、いつか必ず克服し『本来の自分』を取り戻す事が出来るだろう。
ロイドはセシルの肩に手を置き微笑んだ。
「えぇ…!きっと大丈夫だわ」
ロイドの表情を見て安心したセシルは微笑み返す
いつも強気なキャロルならきっと乗り越えてくれるだろう。叶うならば、乗り越えた先にあるのは幸せであって欲しい…そう願いながら
しばらく沈黙が流れる。話を切り出したのはアーネストだった
「…セシル君の母親の事だが、モリスではない事は教えたな?」
「…はい」
「君の母親の名は、セシル・ウィルボット」
母親の名にハッとしロイドをみた
「…彼女はとても穏やかで、心の優しい人だった。だから…彼女の様に優しい子に育って欲しかったんだ。彼女はセシルを産んですぐに亡くなった…だから、その分セシルには幸せでいて欲しかったんだ…」
哀しそうに顔を歪めセシルの頭を優しく撫でた
「…しかし、私が不甲斐ないばかりに苦労ばかりさせたな…すまないセシル」
ロイドの頬に一筋の涙がつたう
「そんな事ないわ…お父様がわたくしを守って下さっていたのは知っています。それに、幸せはこれから一杯感じていけますもの!」
ニッコリと微笑むセシルの視線の先にはアランが居た。アランはセシルを愛おしそうに見つめている。ふとロイドの視線に気づき穏やかに微笑んだ
「セシルは私が必ず幸せにします。どうか安心してください」
力強いアランの返答にロイドは安堵する。
(彼ならば…必ずセシルを幸せにしてくれるだろう…)
「セシルを…宜しくお願いします」
ロイドは貴族である自分としてではなく、子供の『親』として…アランに深々と頭を下げた
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困ったようにアランがいった。ロイドは意味が分からず首を少し傾げながらアランを見た
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習慣とは恐ろしいものだ…『逆らう事は出来ない』、この思いが、問題が解決した今でも抜ける事は無かったと言う事だ。
すぐには無理かもしれない…だが、いつか必ず克服し『本来の自分』を取り戻す事が出来るだろう。
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