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「そうだったのか…。俺のせいで不安にさせて、ほんとにごめん。
ちょっと待っててくれるか?翔に見せたいものがある。」
「う…うん。」
猛は、寝室の方へ歩いて行った。
「おまたせ。これ。」
「ん?ネックレス?が2つ?」
「そう。翔がお揃いのもの買おうよ、っていう度断ってたよな?
恥ずかしいって言って。
でも、身に着けたそうに、してる翔のことも見て。
俺も段々つけたくなってきて。
でも、何度も断ってきたから、
今さら、お揃いつけたいなんて、言えなくて。
それなら、プレゼントにしよう、って思ったんだ。
付き合って2周年の記念日に。
それを一つだけなら、お揃い嫌そうな俺が買ってもおかしくないかな、って。
でも、俺はお揃いのものはおろか、
翔が喜びそうなのも分からなくて。
それで、一人で探すのは諦めて麻美に一緒に探してもらったんだ。
あいつと二人なら、不本意ながら、ジュエリーショップにも、
入りやすいし。
それで、翔にはバレずに買いたくて。
仕事だって嘘をついた。
ごめん。
ほんとに。
翔に喜んでもらいたかっただけなのに。
…。
それで、別れてからは。
翔がいないのが、信じられなくて、
お酒いっぱい飲んだりしてな。
やけ酒っていうのか?
翔のことを思い出したくなくて。
思い出すのがつらくて。
しかも、泣き顔ばかり思い出すのも、余計につらくて。
ココアも、クッションも、マグカップとかも、いろいろ捨てちゃった。
早く前に進みたかった。
翔のことなんて忘れて、
早く新しい恋を手に入れたかった。
でも、そうすればするほど、
つらくて…。
ふぅ。
翔?俺は、翔と別れてからも、まだ、翔のこと、
変わらず…。
その…。
好きです。
ずっと。
よかったら、もう一度、
俺にチャンスをくれませんか?
付き合ってください…!」
ちょっと待っててくれるか?翔に見せたいものがある。」
「う…うん。」
猛は、寝室の方へ歩いて行った。
「おまたせ。これ。」
「ん?ネックレス?が2つ?」
「そう。翔がお揃いのもの買おうよ、っていう度断ってたよな?
恥ずかしいって言って。
でも、身に着けたそうに、してる翔のことも見て。
俺も段々つけたくなってきて。
でも、何度も断ってきたから、
今さら、お揃いつけたいなんて、言えなくて。
それなら、プレゼントにしよう、って思ったんだ。
付き合って2周年の記念日に。
それを一つだけなら、お揃い嫌そうな俺が買ってもおかしくないかな、って。
でも、俺はお揃いのものはおろか、
翔が喜びそうなのも分からなくて。
それで、一人で探すのは諦めて麻美に一緒に探してもらったんだ。
あいつと二人なら、不本意ながら、ジュエリーショップにも、
入りやすいし。
それで、翔にはバレずに買いたくて。
仕事だって嘘をついた。
ごめん。
ほんとに。
翔に喜んでもらいたかっただけなのに。
…。
それで、別れてからは。
翔がいないのが、信じられなくて、
お酒いっぱい飲んだりしてな。
やけ酒っていうのか?
翔のことを思い出したくなくて。
思い出すのがつらくて。
しかも、泣き顔ばかり思い出すのも、余計につらくて。
ココアも、クッションも、マグカップとかも、いろいろ捨てちゃった。
早く前に進みたかった。
翔のことなんて忘れて、
早く新しい恋を手に入れたかった。
でも、そうすればするほど、
つらくて…。
ふぅ。
翔?俺は、翔と別れてからも、まだ、翔のこと、
変わらず…。
その…。
好きです。
ずっと。
よかったら、もう一度、
俺にチャンスをくれませんか?
付き合ってください…!」
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