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義両親もこのことを知っていて、私たちを許してくれている?
本当に?ずっと叶わないと思っていた。
愛してはいけない人を愛してしまったそう思っていた。
だけどそうじゃなかったの……?
「パトリックを……愛してもいいの?」
「もちろん、大歓迎だよ。僕たちちゃんと話をするべきだったんだね……。子供じみた嫉妬心でひどい抱き方をしてごめん。怖かったでしょ……?」
パトリックは悲し気に瞳を揺らすと、償うように優しいキスを落とす。
何度も何度も、降り注ぐキスは次第に深くなりクチュと唾液の音が響いた。
「パトリック……でも私……ウェイン様と……」
ゆっくりと唇が離れ、彼は涙の痕を拭うと、軽々と私を抱き上げベッドへと運んでいく。
「それも大丈夫。僕の方で解決済みだよ」
解決済み?
詳しく聞こうとすると、彼は誤魔化す様に笑うだけで答えてはくれない。
ドサッとベッドへ落とされると、彼が覆い被さった。
最初の時とは違う、優しい笑み。
澄んだ青い瞳に自分の姿が映し出されると、下半身が疼いた。
チュッと軽くキスを落とすと、彼は丁寧に服を脱がせ優しく触れる。
私も彼の服を脱がせ肌へ触れると、唇を重ねた。
ずっと心に秘めていた想いを全てぶつけるように、舌を絡ませ彼に伝える。
愛していると、大好きだって。
下半身に硬い竿が当たると、私はギュッと彼を抱きしめる。
彼を欲しがるように腰を浮かすと、硬い竿が蜜壺に入ってきた。
ピストンが始まり、荒い息が耳にかかる。
「あぁっ、あぁあん、パトリックッッ、愛している、あぁぁあああ」
「はぁ、はぁ、ねぇさんッ、煽らないで、僕、これでも我慢してるんだから……くッッ」
彼を求めるように手を伸ばすと、腰の動きが激しくなった。
突き抜けるような快楽に体が大きく跳ねると、愛蜜がドバっとあふれる。
「あぁあああん、はぁ、ふぅあ、ひゃん、大丈夫ッ、きてぇ、あぁああん」
彼を抱き寄せ耳元で囁くと、竿がさらに硬くなった。
「くっ、反則ッッ」
彼の息遣いが荒くなると、竿が奥を突き上げる。
「あんっ、~~んんッ、ああああああああぁぁぁぁん」
今までとは比べ物にならないほどの快楽に、目の前がチカチカ光った。
大きく跳ねるたびに、硬くなった竿を蜜が絡める。
翻弄されるままに彼にしがみついていると、蜜壺に熱い液が注がれた。
彼はそっと体を起こすと、私の額へ顔を寄せる。
そっと目線を上げると、青い瞳と視線が絡んだ。
「パトリック……これは夢……?」
「まさか、現実だよ。ずっと一緒に居よう、これからもこの先も永遠に」
彼は私の手を取ると、絡ませながら固く握りしめる。
私も応えるように握り返すと、子供の頃のように額を合わせた。
「えぇ、約束よ。ずっと一緒に」
そして二人で笑いあうと、そっと瞳を閉じたのだった。
**************************************
ゴールデンウイークに合わせて、
サクサク読める小説を自分の書きたいままに書いてみました!
本編はここで完結ですが、おまけとして弟視点のお話が3話続きます。
改めて読み返してみると、ストーリー性は薄かったかもしれません(-_-;)
ご意見ご感想等ございましたら、コメント頂けると嬉しいですm(__)m
改めまして、お付き合い頂きありがとうございました!
お読み頂けて嬉しいです(*ノωノ)
また別のお話でもお会いできるよう、これからも頑張ります(*'ω'*)
本当に?ずっと叶わないと思っていた。
愛してはいけない人を愛してしまったそう思っていた。
だけどそうじゃなかったの……?
「パトリックを……愛してもいいの?」
「もちろん、大歓迎だよ。僕たちちゃんと話をするべきだったんだね……。子供じみた嫉妬心でひどい抱き方をしてごめん。怖かったでしょ……?」
パトリックは悲し気に瞳を揺らすと、償うように優しいキスを落とす。
何度も何度も、降り注ぐキスは次第に深くなりクチュと唾液の音が響いた。
「パトリック……でも私……ウェイン様と……」
ゆっくりと唇が離れ、彼は涙の痕を拭うと、軽々と私を抱き上げベッドへと運んでいく。
「それも大丈夫。僕の方で解決済みだよ」
解決済み?
詳しく聞こうとすると、彼は誤魔化す様に笑うだけで答えてはくれない。
ドサッとベッドへ落とされると、彼が覆い被さった。
最初の時とは違う、優しい笑み。
澄んだ青い瞳に自分の姿が映し出されると、下半身が疼いた。
チュッと軽くキスを落とすと、彼は丁寧に服を脱がせ優しく触れる。
私も彼の服を脱がせ肌へ触れると、唇を重ねた。
ずっと心に秘めていた想いを全てぶつけるように、舌を絡ませ彼に伝える。
愛していると、大好きだって。
下半身に硬い竿が当たると、私はギュッと彼を抱きしめる。
彼を欲しがるように腰を浮かすと、硬い竿が蜜壺に入ってきた。
ピストンが始まり、荒い息が耳にかかる。
「あぁっ、あぁあん、パトリックッッ、愛している、あぁぁあああ」
「はぁ、はぁ、ねぇさんッ、煽らないで、僕、これでも我慢してるんだから……くッッ」
彼を求めるように手を伸ばすと、腰の動きが激しくなった。
突き抜けるような快楽に体が大きく跳ねると、愛蜜がドバっとあふれる。
「あぁあああん、はぁ、ふぅあ、ひゃん、大丈夫ッ、きてぇ、あぁああん」
彼を抱き寄せ耳元で囁くと、竿がさらに硬くなった。
「くっ、反則ッッ」
彼の息遣いが荒くなると、竿が奥を突き上げる。
「あんっ、~~んんッ、ああああああああぁぁぁぁん」
今までとは比べ物にならないほどの快楽に、目の前がチカチカ光った。
大きく跳ねるたびに、硬くなった竿を蜜が絡める。
翻弄されるままに彼にしがみついていると、蜜壺に熱い液が注がれた。
彼はそっと体を起こすと、私の額へ顔を寄せる。
そっと目線を上げると、青い瞳と視線が絡んだ。
「パトリック……これは夢……?」
「まさか、現実だよ。ずっと一緒に居よう、これからもこの先も永遠に」
彼は私の手を取ると、絡ませながら固く握りしめる。
私も応えるように握り返すと、子供の頃のように額を合わせた。
「えぇ、約束よ。ずっと一緒に」
そして二人で笑いあうと、そっと瞳を閉じたのだった。
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ゴールデンウイークに合わせて、
サクサク読める小説を自分の書きたいままに書いてみました!
本編はここで完結ですが、おまけとして弟視点のお話が3話続きます。
改めて読み返してみると、ストーリー性は薄かったかもしれません(-_-;)
ご意見ご感想等ございましたら、コメント頂けると嬉しいですm(__)m
改めまして、お付き合い頂きありがとうございました!
お読み頂けて嬉しいです(*ノωノ)
また別のお話でもお会いできるよう、これからも頑張ります(*'ω'*)
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