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二章 レベル50までの道のり
2 スライムはプルンプルン
ッパァン。
トプン。スライムの周りのぷにぷによって矢の勢いが消され、矢が刺さった。落ち武者ならぬ落ちスライムである。
「Lv1のスライムすら倒せない俺って…?」
漫画だとスライム=ザコってイメージなので、ショックがでかい。毎日の訓練で矢に多少自信があったので余計にショックだ。
「スライムは魔法以外では難しいよ。周りのゼリーみたいなのが以外と強くてね。核にとどかないんだ。魔法は効くから、簡単だよ」
「なるほどですわ」
ルイの説明で要点を掴んだツバキが、マッチぐらいの火でスライムをじゃんじゃん倒していく。
「嘘じゃん」
無理じゃないか。俺の雰囲気を察したルイが休憩を提案し、所属とカードの話になった。
「冒険者にも所属するなんて」
「そうだ! 私のカードと比べてみませんか?」
ツバキの提案に、俺はホイっとカードを出す。そう、あの後に無事カードに色々かけてもらったのだ。かけてくれた人はフラフラしながら帰っていったけど…。
ーーーーーーーーーー
ヴァイス・シルヴィア Lv10
職:シルヴィア家の令息
所属:貴族・冒険者
所持金:0エトワ
貴族ランク未定・冒険者ランクF
ーーーーーーーーーー
冒険者ギルドに入ったことで、多少変わっている。貴族ランクは学校入学でつくらしくて、今は未定だ。ツバキもカードをだした。
ーーーーーーーーーー
リディア・シルヴィア Lv13
職:シルヴィア家の令嬢
所属:貴族・冒険者
所持金:50万エトワ
貴族ランク未定・冒険者ランクF
ーーーーーーーーーー
これは表の姿だ。真の姿を見せるためには呪文がいるのだが、MPも10必要で…もちろん俺にできるはずも無い。なので、代わりにシュヴァでも解けるようにしてもらった。
シュヴァとツバキが呪文を唱える
『『この場の者。我が許した者に真の姿を表わせ』』
カードが光り、文字が変わる。
ーーーーーーーーーー
ヴァイス・シルヴィア Lv10
本名:リディア・シルヴィア
職:シルヴィア家の令嬢
所属:貴族・冒険者
所持金:0エトワ
貴族ランク未定・冒険者ランクF
ーーーーーーーーーー
俺のカードは本名が出る事と、職が令嬢になる以外変わらない。しかしツバキは結構変わっていた。
ーーーーーーーーーー
ツバキ Lv13
職:リディア・シルヴィアの影武者
所属:影武者・冒険者
所持金:50万エトワ
貴族影武者ランクB・冒険者ランクF
ーーーーーーーーーー
「え? 所属影武者ってなに!?」
俺はてっきりツバキも貴族に所属しているのかと思っていたのでびっくりした。しかも、ランクBって結構高くないか…?
「私のカード作りに来た方は影武者ギルドに所属している方で私もそこに所属しておりますの。貴族の影や一般の方まで何でもありなんですよ。でもあまり知られてませんので、秘密にしてくださいね」
そ、そうなのか。通りで俺の時は別の人が来たわけだ。あの人は貴族じゃなかったのか。
『『元の姿に戻りたまへ』』
2人が呪文を唱えるとカードは元に戻っていた。
なんだか、皆においていかれている気がした。
「俺もすぐにランク上げてやる~!!」
俺はスライムに向かって弓を射る。相変わらず落ちスライムを量産するだけで、全く倒せない。
「矢かして」
シュヴァが俺から矢を5本ぐらいひったくる。
『我が命ず。風よ舞え。』
とても、上から目線の呪文を、唱えると矢の棒の部分に緑で模様が現れる。
「これで撃って」
シュヴァからそれを受け取りスライムめがけて放ってみる。
ドシュッ。
矢はいつもより速く、鋭かった。スライムの核を壊すだけじゃなく地面に半分ぐらい刺さっている。
「…やりすぎじゃない?」
シュヴァは満足っと言いたげにドヤ顔をしていた。
俺もやりすぎと思いつつ初勝利に楽しくて仕方ない。
ドシュッ、ドシュッ、ドッドッドッシュッ。
次々と命中させてすぐに5本を使い切った。
1回放つ事にかけないといけないらしく、戻ってきた矢には緑の模様が消えている。
シュヴァがまた手を出してくる。矢をよこせということだろう。かけてもらうのも嬉しいのだが、自分でもやってみたい。
「シュヴァさん、それ大変だよね? 前みたいに魔力貸してくれたりとか…」
「やだ。それにヴァイスに風は使えない」
ちぇっ。今日はずっと人型だし、もふれないし、けちんぼめっ。
「魔力借りるって…?」
ルイが不思議そうに見てくる。
「なんか、シュヴァとの契約で補い合うみたいなのがあって、それで魔力借りれるんだよ」
トントンっと首の半分のハートマークを見せると、シュヴァが左手を出して、ハートにする。
「こういう事」
なんだかわからないがバチバチと何かが流れているのはわかる。
「ふーん。シュヴァくん。それ人間同士でもできるかな?」
「さぁな? やり方教えねぇけど」
うーん。なんだか、空気が重たいので、大人しくスライムを狩る。5本程度なのでやっぱりすぐ無くなるのだが、シュヴァとルイはまだ何やら話している。困った。これでは何もできない。
「私が炎の魔法をかけますわ」
「ありがとう」
それから俺とツバキはツバキの魔法が切れるまでスライムを狩り続けた。
お互い50ぐらいで魔力が切れた。
「あまりお役に立てなくて、すみません」
「俺なんてツバキがいなかったら0だよ。ありがとう」
今日はギルドに報告して終了としよう。スライム核を持っていって報告したらエトワと経験値の塊と言われる金平糖みたいな甘いお菓子が貰えるらしい。なんでも、食べるとレベルが上がるとか。
そういえば、スライムって直で地面歩いてて何で汚れないのか不思議だったが、よく見ると、地面より少し浮いていて、空間を飛んでいるようだった。
俺は棒青い猫のアニメを思い出したが、分かち合える人がいないので心にしまう。
本日のUP Lv10→Lv15
トプン。スライムの周りのぷにぷによって矢の勢いが消され、矢が刺さった。落ち武者ならぬ落ちスライムである。
「Lv1のスライムすら倒せない俺って…?」
漫画だとスライム=ザコってイメージなので、ショックがでかい。毎日の訓練で矢に多少自信があったので余計にショックだ。
「スライムは魔法以外では難しいよ。周りのゼリーみたいなのが以外と強くてね。核にとどかないんだ。魔法は効くから、簡単だよ」
「なるほどですわ」
ルイの説明で要点を掴んだツバキが、マッチぐらいの火でスライムをじゃんじゃん倒していく。
「嘘じゃん」
無理じゃないか。俺の雰囲気を察したルイが休憩を提案し、所属とカードの話になった。
「冒険者にも所属するなんて」
「そうだ! 私のカードと比べてみませんか?」
ツバキの提案に、俺はホイっとカードを出す。そう、あの後に無事カードに色々かけてもらったのだ。かけてくれた人はフラフラしながら帰っていったけど…。
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ヴァイス・シルヴィア Lv10
職:シルヴィア家の令息
所属:貴族・冒険者
所持金:0エトワ
貴族ランク未定・冒険者ランクF
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冒険者ギルドに入ったことで、多少変わっている。貴族ランクは学校入学でつくらしくて、今は未定だ。ツバキもカードをだした。
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リディア・シルヴィア Lv13
職:シルヴィア家の令嬢
所属:貴族・冒険者
所持金:50万エトワ
貴族ランク未定・冒険者ランクF
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これは表の姿だ。真の姿を見せるためには呪文がいるのだが、MPも10必要で…もちろん俺にできるはずも無い。なので、代わりにシュヴァでも解けるようにしてもらった。
シュヴァとツバキが呪文を唱える
『『この場の者。我が許した者に真の姿を表わせ』』
カードが光り、文字が変わる。
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ヴァイス・シルヴィア Lv10
本名:リディア・シルヴィア
職:シルヴィア家の令嬢
所属:貴族・冒険者
所持金:0エトワ
貴族ランク未定・冒険者ランクF
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俺のカードは本名が出る事と、職が令嬢になる以外変わらない。しかしツバキは結構変わっていた。
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ツバキ Lv13
職:リディア・シルヴィアの影武者
所属:影武者・冒険者
所持金:50万エトワ
貴族影武者ランクB・冒険者ランクF
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「え? 所属影武者ってなに!?」
俺はてっきりツバキも貴族に所属しているのかと思っていたのでびっくりした。しかも、ランクBって結構高くないか…?
「私のカード作りに来た方は影武者ギルドに所属している方で私もそこに所属しておりますの。貴族の影や一般の方まで何でもありなんですよ。でもあまり知られてませんので、秘密にしてくださいね」
そ、そうなのか。通りで俺の時は別の人が来たわけだ。あの人は貴族じゃなかったのか。
『『元の姿に戻りたまへ』』
2人が呪文を唱えるとカードは元に戻っていた。
なんだか、皆においていかれている気がした。
「俺もすぐにランク上げてやる~!!」
俺はスライムに向かって弓を射る。相変わらず落ちスライムを量産するだけで、全く倒せない。
「矢かして」
シュヴァが俺から矢を5本ぐらいひったくる。
『我が命ず。風よ舞え。』
とても、上から目線の呪文を、唱えると矢の棒の部分に緑で模様が現れる。
「これで撃って」
シュヴァからそれを受け取りスライムめがけて放ってみる。
ドシュッ。
矢はいつもより速く、鋭かった。スライムの核を壊すだけじゃなく地面に半分ぐらい刺さっている。
「…やりすぎじゃない?」
シュヴァは満足っと言いたげにドヤ顔をしていた。
俺もやりすぎと思いつつ初勝利に楽しくて仕方ない。
ドシュッ、ドシュッ、ドッドッドッシュッ。
次々と命中させてすぐに5本を使い切った。
1回放つ事にかけないといけないらしく、戻ってきた矢には緑の模様が消えている。
シュヴァがまた手を出してくる。矢をよこせということだろう。かけてもらうのも嬉しいのだが、自分でもやってみたい。
「シュヴァさん、それ大変だよね? 前みたいに魔力貸してくれたりとか…」
「やだ。それにヴァイスに風は使えない」
ちぇっ。今日はずっと人型だし、もふれないし、けちんぼめっ。
「魔力借りるって…?」
ルイが不思議そうに見てくる。
「なんか、シュヴァとの契約で補い合うみたいなのがあって、それで魔力借りれるんだよ」
トントンっと首の半分のハートマークを見せると、シュヴァが左手を出して、ハートにする。
「こういう事」
なんだかわからないがバチバチと何かが流れているのはわかる。
「ふーん。シュヴァくん。それ人間同士でもできるかな?」
「さぁな? やり方教えねぇけど」
うーん。なんだか、空気が重たいので、大人しくスライムを狩る。5本程度なのでやっぱりすぐ無くなるのだが、シュヴァとルイはまだ何やら話している。困った。これでは何もできない。
「私が炎の魔法をかけますわ」
「ありがとう」
それから俺とツバキはツバキの魔法が切れるまでスライムを狩り続けた。
お互い50ぐらいで魔力が切れた。
「あまりお役に立てなくて、すみません」
「俺なんてツバキがいなかったら0だよ。ありがとう」
今日はギルドに報告して終了としよう。スライム核を持っていって報告したらエトワと経験値の塊と言われる金平糖みたいな甘いお菓子が貰えるらしい。なんでも、食べるとレベルが上がるとか。
そういえば、スライムって直で地面歩いてて何で汚れないのか不思議だったが、よく見ると、地面より少し浮いていて、空間を飛んでいるようだった。
俺は棒青い猫のアニメを思い出したが、分かち合える人がいないので心にしまう。
本日のUP Lv10→Lv15
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エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
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