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二章 レベル50までの道のり
4 金持ち✕優秀✕イケメン=
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「あれが? 例の?」
「ほんとに色無しじゃん」
入学してから数日遠巻きにこそこそ言われはするが、一向に友達ができない。
「ヒッ」
コソコソしている奴らをシュヴァが睨むため、直接に、なにかされる事はないが…うーん。しかも、シュヴァは意外と人気がある。
「怖いけど、かっこいいですわよね」
「鋭い目がいいですわ」
「あの髪の色。魔力高いってことだろ? 羨ましいな」
この様に人気なのだ。まぁ、本人が俺の犬状態で周りを威嚇するので、誰も近づけない。数字前なんか、地獄だった。
「少し、来てくださるかしら?」
女の子に呼び出されるのは初めてで、少しドキッとした。告白キタコレ! 可愛い女の子に呼び出されるとか憧れすぎる。
「貴方、シュヴァ様のなんですの?」
数人の女の子に問い詰められる。え、怖い。
「シュヴァ様は高貴なお方ですのよ? それを貴方の隣にいては品位がさがりますわ」
「そうですわ。それに、シルヴィア家の下の双子は男女でしょう? 貴方なんですの? 名乗っていいと思ってますの?」
「ちょっと顔がいいからって、シュヴァ様に近づかないでくださる?」
あ、これ勘違いされてるやつだ…。まぁ確かにシルヴィア家を名乗ったのが2人いて、優秀そうなのとだめそうなのだったら優秀のが夢があるよな。
金持ち✕優秀✕イケメンとか理想の王子まんまだもんな。ぼーっと考えていると突き飛ばされる。
「シカトしないでくれます?」
「いたっ」
地面に尻もちをついた時に手を切ったようで右手の甲から血が出ている。それはスーッと消えていった。
「なんだ…?」
消えた…?。俺は今まで怪我に気をつけていたので怪我したことなどない。ハッと女子の方を向く。
「なんですの? 言いたいことがあるのならおっしゃりなさい」
良かった。見られていないようだ。しかし、消えたと言う事はやっぱり…。
「ヴァイス!!」
あちゃ~来ちゃった。
「し、シュヴァ様!? なぜここに?」
シュヴァは思いっきり女子を無視して、俺のもとに駆け寄る。…ちょっとは気にしてあげようよ。彼女達、男だと思ってる俺に嫉妬してるんだぞ?
「怪我した」
シュヴァが右手を出すとそこには俺と同じ傷があった。
「やっぱりそっちにいったか」
「痛い」
シュヴァが目でなんとかしてと訴えて来る。俺は回復魔法どころかいっさい魔法使えませんけど?
「痛いの痛いの飛んでいけ~」
ちゅっ。怪我に日本人に馴染みのある呪文とキスをした。懐かしいな。昔、と言っても転生前だが、怪我すると母が良くやってくれた。
「なおった」
左手で右手に何かをかけている。すると、右手から怪我が消えていた。
「最初から自分でしろよ」
「だって、これはヴァイスの怪我」
確かに。俺はふぅっとため息をつくと、カタカタと震える女子に気づく。
「あ」
「「「いやぁぁぁぁ」」」
般若のような顔である。
「シュヴァ様何故ですの? なぜそんな方と…。」
「ん? 誰この人」
いや、俺に聞かないで。俺も知らない。首をぶんぶんと降る。
「もしかして、怪我させた人達?」
そうなんだけど、でも尻もちと手ぐらいだしな~と思っていると、お尻が痛くない事に気づく。もしかしたらそっちもシュヴァに行っているのかもしれない。
俺の沈黙を肯定ととらえたシュヴァが女子を睨む。
「俺のヴァイスに二度と近づかないで」
お前のじゃないよね? 誤解されそうだからやめてくれるかな?
シュヴァは俺のネックレスを見える場所に出す。シュヴァは元々見えるので、これでお揃いだと一目でわかる。
シュヴァさん。俺ね、ハートマークは人に見せないようにっていったよ。でもね、それもアウトだろ。
「「「いやぁぁぁぁ」」」
再び悲鳴があがる。まさに阿鼻叫喚。地獄絵図。
「どんな関係ですの」
声が震えていてもはや可哀想に見える。
「パートナー」
むふぅとドヤ顔でシュヴァが答える。俺は立ち上がり、頭を抱えた。
「パ、パートナー?」
「あ~っと、パーティー組んでるだけだよ」
とりあえずフォロー入れねば。社会的に死ぬ。
「貴方には聞いておりませんわ!!」
いやね。俺との態度の違いあからさま過ぎない? 俺だって泣くよ?
「ってか、君らに関係ないよね? いこヴァイス」
シュヴァが俺の手を引いてその場を立ち去る。後ろでは女子の悲鳴と鳴き声が聞こえた。
とまぁ、あれから、直接は無くなったんだよね。ただし、遠巻きにされた。
「シュヴァ! ヴァイス!」
別クラスのマローネ様が俺達の元に走ってくる。
「どうしましたか?」
「近づくな」
「名前聞いてもしかしてって思ってたけど…シュヴァってやっぱり…」
そうか、マローネ様はこの状態のシュヴァを見るのは初めてか。
「そうですよ」
「そうか。なんかだか凄い噂を聞いたもので、びっくりしたんだ。納得したよ」
「噂…とは?」
俺は恐る恐る聞いてみる
「隣のクラスの男の色無しが、シルヴィア家の息子をたぶらかしているって」
「…。」
「?」
シュヴァはよくわかってないが、完全に逆に思われている。
「実際はヴァイスが子息なのにね」
マローネ様はそんなに面白かったのかクスクス笑っている。
「あ、リディも教室で聞いたようですごい顔してたよ」
あーこれは取り調べコースですかね。めんどくさすぎて誰にも、それこそルイにさえ言っていなかった。
「それと、お花見の話しも聞いてるから。今度からは僕も誘ってよね。ヴァイスと仲良くなりたいのに、鉄壁すぎるよ」
「次がありましたら誘います」
嘘だ。俺は近づきたくない。ツバキにも近づいてほしくないが、2人は同じクラスだし無理だろう。マローネ様は返答に満足したようで、すごい提案をしてくる。
「今から寮だよね? 一緒していいかな」
嫌と言えるやつがいたらそりゃ勇者だよ。
「嫌」
勇者いた!! シュヴァ!
「シュヴァは相変わらずだなぁ…。ヴァイスはいいよね?」
うっ勇者がいても変わらないようだ。
「いいですよ」
「ヴァイス!」
いや、シュヴァさん無理だって、君は気にしないけど、地位的にはあっちのが高いんだぞ? 長いものには巻かれとくしかないだろう。
こうして、俺らは3人で帰ることになった。
最近のせいか→レベルUPなし。精神的疲労大。
「ほんとに色無しじゃん」
入学してから数日遠巻きにこそこそ言われはするが、一向に友達ができない。
「ヒッ」
コソコソしている奴らをシュヴァが睨むため、直接に、なにかされる事はないが…うーん。しかも、シュヴァは意外と人気がある。
「怖いけど、かっこいいですわよね」
「鋭い目がいいですわ」
「あの髪の色。魔力高いってことだろ? 羨ましいな」
この様に人気なのだ。まぁ、本人が俺の犬状態で周りを威嚇するので、誰も近づけない。数字前なんか、地獄だった。
「少し、来てくださるかしら?」
女の子に呼び出されるのは初めてで、少しドキッとした。告白キタコレ! 可愛い女の子に呼び出されるとか憧れすぎる。
「貴方、シュヴァ様のなんですの?」
数人の女の子に問い詰められる。え、怖い。
「シュヴァ様は高貴なお方ですのよ? それを貴方の隣にいては品位がさがりますわ」
「そうですわ。それに、シルヴィア家の下の双子は男女でしょう? 貴方なんですの? 名乗っていいと思ってますの?」
「ちょっと顔がいいからって、シュヴァ様に近づかないでくださる?」
あ、これ勘違いされてるやつだ…。まぁ確かにシルヴィア家を名乗ったのが2人いて、優秀そうなのとだめそうなのだったら優秀のが夢があるよな。
金持ち✕優秀✕イケメンとか理想の王子まんまだもんな。ぼーっと考えていると突き飛ばされる。
「シカトしないでくれます?」
「いたっ」
地面に尻もちをついた時に手を切ったようで右手の甲から血が出ている。それはスーッと消えていった。
「なんだ…?」
消えた…?。俺は今まで怪我に気をつけていたので怪我したことなどない。ハッと女子の方を向く。
「なんですの? 言いたいことがあるのならおっしゃりなさい」
良かった。見られていないようだ。しかし、消えたと言う事はやっぱり…。
「ヴァイス!!」
あちゃ~来ちゃった。
「し、シュヴァ様!? なぜここに?」
シュヴァは思いっきり女子を無視して、俺のもとに駆け寄る。…ちょっとは気にしてあげようよ。彼女達、男だと思ってる俺に嫉妬してるんだぞ?
「怪我した」
シュヴァが右手を出すとそこには俺と同じ傷があった。
「やっぱりそっちにいったか」
「痛い」
シュヴァが目でなんとかしてと訴えて来る。俺は回復魔法どころかいっさい魔法使えませんけど?
「痛いの痛いの飛んでいけ~」
ちゅっ。怪我に日本人に馴染みのある呪文とキスをした。懐かしいな。昔、と言っても転生前だが、怪我すると母が良くやってくれた。
「なおった」
左手で右手に何かをかけている。すると、右手から怪我が消えていた。
「最初から自分でしろよ」
「だって、これはヴァイスの怪我」
確かに。俺はふぅっとため息をつくと、カタカタと震える女子に気づく。
「あ」
「「「いやぁぁぁぁ」」」
般若のような顔である。
「シュヴァ様何故ですの? なぜそんな方と…。」
「ん? 誰この人」
いや、俺に聞かないで。俺も知らない。首をぶんぶんと降る。
「もしかして、怪我させた人達?」
そうなんだけど、でも尻もちと手ぐらいだしな~と思っていると、お尻が痛くない事に気づく。もしかしたらそっちもシュヴァに行っているのかもしれない。
俺の沈黙を肯定ととらえたシュヴァが女子を睨む。
「俺のヴァイスに二度と近づかないで」
お前のじゃないよね? 誤解されそうだからやめてくれるかな?
シュヴァは俺のネックレスを見える場所に出す。シュヴァは元々見えるので、これでお揃いだと一目でわかる。
シュヴァさん。俺ね、ハートマークは人に見せないようにっていったよ。でもね、それもアウトだろ。
「「「いやぁぁぁぁ」」」
再び悲鳴があがる。まさに阿鼻叫喚。地獄絵図。
「どんな関係ですの」
声が震えていてもはや可哀想に見える。
「パートナー」
むふぅとドヤ顔でシュヴァが答える。俺は立ち上がり、頭を抱えた。
「パ、パートナー?」
「あ~っと、パーティー組んでるだけだよ」
とりあえずフォロー入れねば。社会的に死ぬ。
「貴方には聞いておりませんわ!!」
いやね。俺との態度の違いあからさま過ぎない? 俺だって泣くよ?
「ってか、君らに関係ないよね? いこヴァイス」
シュヴァが俺の手を引いてその場を立ち去る。後ろでは女子の悲鳴と鳴き声が聞こえた。
とまぁ、あれから、直接は無くなったんだよね。ただし、遠巻きにされた。
「シュヴァ! ヴァイス!」
別クラスのマローネ様が俺達の元に走ってくる。
「どうしましたか?」
「近づくな」
「名前聞いてもしかしてって思ってたけど…シュヴァってやっぱり…」
そうか、マローネ様はこの状態のシュヴァを見るのは初めてか。
「そうですよ」
「そうか。なんかだか凄い噂を聞いたもので、びっくりしたんだ。納得したよ」
「噂…とは?」
俺は恐る恐る聞いてみる
「隣のクラスの男の色無しが、シルヴィア家の息子をたぶらかしているって」
「…。」
「?」
シュヴァはよくわかってないが、完全に逆に思われている。
「実際はヴァイスが子息なのにね」
マローネ様はそんなに面白かったのかクスクス笑っている。
「あ、リディも教室で聞いたようですごい顔してたよ」
あーこれは取り調べコースですかね。めんどくさすぎて誰にも、それこそルイにさえ言っていなかった。
「それと、お花見の話しも聞いてるから。今度からは僕も誘ってよね。ヴァイスと仲良くなりたいのに、鉄壁すぎるよ」
「次がありましたら誘います」
嘘だ。俺は近づきたくない。ツバキにも近づいてほしくないが、2人は同じクラスだし無理だろう。マローネ様は返答に満足したようで、すごい提案をしてくる。
「今から寮だよね? 一緒していいかな」
嫌と言えるやつがいたらそりゃ勇者だよ。
「嫌」
勇者いた!! シュヴァ!
「シュヴァは相変わらずだなぁ…。ヴァイスはいいよね?」
うっ勇者がいても変わらないようだ。
「いいですよ」
「ヴァイス!」
いや、シュヴァさん無理だって、君は気にしないけど、地位的にはあっちのが高いんだぞ? 長いものには巻かれとくしかないだろう。
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