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第1章 将棋を指すカラス
第13話 カラスが女流棋士に勝ったら
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某月某日
塔京、万駄ヶ谷にある日本将棋協会の一室。
そこでは10人前後の女性が集まっていた。
「何!愛媛四段が負けただと!」
「はい、4局戦って、飛車落ちで負け、飛香落ちと再度の飛車落ちで勝ち、最後に角落ちで負け、と」
「くっ、何をやってるんだ!」
バン!とテーブルを叩く音がする。
しかし「フフッ」と笑い声を漏らす者がいた。
「何がおかしい?」
「愛媛など、我らの中では最弱。その愛媛が負けたところで何も慌てることはない」
・
・
・
「うん?最弱って、白玲リーグA級の最下位ってこと?じゃあ、B級やC級、でもってD級はどうなるのよ!」
「ゴメン…言ってみたかっただけだから」
「って言うかさー、クロに『勝てるぞ!』って言い切れる人いる?」
その場が沈黙に包まれる。
「えーと、次は富士林五段だったよね。富士林先生に頑張ってもらおっか」
「さんせーい!」
拍手が起こる。
「でも残念なことがあるのよねー」
あちこちから「何?」の声が出る。
「もしもクロがメスのカラスだったら、女流の棋戦にゲストとしてでも参加してもらえたかなあって」
あちこちから「ああ」「なるほど」「確かに」などの声があがった。
「まあ、とりあえず、コラボでも何でも良いので、女流棋界を盛り上げて行きましょう!」
「さんせーい!」
全員から拍手が起こって散会となった。
塔京、万駄ヶ谷にある日本将棋協会の一室。
そこでは10人前後の女性が集まっていた。
「何!愛媛四段が負けただと!」
「はい、4局戦って、飛車落ちで負け、飛香落ちと再度の飛車落ちで勝ち、最後に角落ちで負け、と」
「くっ、何をやってるんだ!」
バン!とテーブルを叩く音がする。
しかし「フフッ」と笑い声を漏らす者がいた。
「何がおかしい?」
「愛媛など、我らの中では最弱。その愛媛が負けたところで何も慌てることはない」
・
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「うん?最弱って、白玲リーグA級の最下位ってこと?じゃあ、B級やC級、でもってD級はどうなるのよ!」
「ゴメン…言ってみたかっただけだから」
「って言うかさー、クロに『勝てるぞ!』って言い切れる人いる?」
その場が沈黙に包まれる。
「えーと、次は富士林五段だったよね。富士林先生に頑張ってもらおっか」
「さんせーい!」
拍手が起こる。
「でも残念なことがあるのよねー」
あちこちから「何?」の声が出る。
「もしもクロがメスのカラスだったら、女流の棋戦にゲストとしてでも参加してもらえたかなあって」
あちこちから「ああ」「なるほど」「確かに」などの声があがった。
「まあ、とりあえず、コラボでも何でも良いので、女流棋界を盛り上げて行きましょう!」
「さんせーい!」
全員から拍手が起こって散会となった。
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