愛弟日記4

けい兄たん

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4-254 さくら餅

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4-254 さくら餅

札幌市の特定健診の血液検査などを受けて病院から出る男の図

玄関前のベンチに愛弟が待っていた

愛弟:   兄さん、お腹すいたでしょ

俺:   おう

スーパーで甘いもの買いてえな

愛弟:   うん、行こう 笑顔

----

帰宅するふたり

----

愛弟:   兄さん、さくら餅食べよう 笑顔

俺:   おう、いただこう

ふたり:   いただきまあす❤️

ふたり:   さくら餅を食べる

愛弟:   おいしいね 笑顔

俺:   うまいな 笑顔

愛弟:   ときに、兄さん、ホンモノの桜にはキョーミないの?
〔食べながら聞く愛弟〕

俺:   うん、花は赤い薔薇、真っ赤な薔薇って決まってるから

愛弟:   ふうん


さくらよりさくら餅だね

にっこり笑顔の愛弟ちゃん

俺:   そーゆーこと、と食べながら言う俺

俺はソファから立ち上がり言った

俺:   待ってろ、と言いキッチンへ向かう俺

緑茶を2人分用意する

居間に戻ってきてマグの2人分テーブルに置く

愛弟:   兄さん、ありがとう

笑顔の愛弟ちゃん

ふーふーしながら啜る彼を見て
俺は北国の4月を感じつつ

美味しそうに緑茶を飲む愛弟を見て愛おしいと思った俺

俺:   ション、愛してるよ❤️

愛弟:   にいちゃんと食べるお菓子は最高に美味しいよ、大好き❤️

にっこり笑顔〕

俺:   朝飯抜きの日は洋菓子を食べる習慣だったけど

この季節、さくら餅コーナーに目がいっちゃったんだ

俺はやや苦い緑茶と

食べ終わったさくら餅の甘い余韻が

口中でハーモニーを奏でるのを感じていた

マグでお茶を啜る愛弟の満足そうな顔を見て

「このしあわせな気持ちがずっと続きますように…」

と祈った俺だった

「ようやく札幌も桜の季節か……」

今朝のニュースを思い出しながら内声で言った俺だった




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