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4章⭐︎学園編⭐︎
杖を持つ意味
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―side リアム―
「杖を使うタイミング。沢山あるけど、1番の使い所は物理的に必要になった場合です」
--ドテドテドテ
まさかの物理的な理由。冗談じゃないよな?
「大真面目な理由です。我々魔法使いは護身用の短剣を保有している場合がありますが、射程が短いため、メインで戦うのは杖です」
「普通に剣を持ち運べばいいんじゃ……」
「確かにそういった魔法使いもいますが、そういうのは剣士がメインの兼任している魔導剣士の場合が多いです。魔法使いメインの方のほとんどは剣を持ち運ぶのが重いという理由で丈夫で軽い杖を選んで持ち運びます」
へっ……へー。大丈夫なのか、その説明?これ魔法使いは力が弱いとか、運動したくないとかいう風評被害につながってない?運動得意な人が魔法剣士選んで、後方から動きたくない人が魔法使い選んでいるとかいう説明になってない?
「ここで皆さんにいっておきたいのは、魔法使いというジョブを選ぶ者たちに言いたいのは魔法使いだろうが、前に立って動き回るべきだという事です。杖を物理的に使うには棒術も必要です。後方支援だからといって後方で突っ立って支援していてもパーティの負担が大きくなるだけです。なので、魔法使いだろうが、なんだろうが、初心者のうちは最前線から中衛で戦うことをおすすめします。本当に後方に向いているのは回復役か補助役の魔法使いのみです」
なるほど、どちらにせよ前衛で戦わないといけない時はあるから、魔法剣士だろうが魔法使いだろうが、戦うポジションとか役割は同じだということか。カーティス先生からしっかりフォローがあってよかった。
「それに、剣よりも棒の方が優れている点があります。この杖、魔法を付与できるのです」
「そっか!」
「そうです。なので、例えば炎属性だったら、触れた部分をものすごく熱くできたり、水属性だったら触れた部分を凍らせる事ができます、雷属性の場合相手を感電させることができます」
すごい。そう考えると強そう。ただ棒で殴ってるだけなのに、剣よりも嫌だ。
でもそれって……。
「ま、まあ……魔剣を使えば剣でも同じことができるんですけどね……」
--ドテドテドテ
デスヨネー。剣に魔法を付与できる物があれば良いだけだよね。確か、俺がノアからもらったナイフも斬撃を飛ばす魔法を付与できていたし、父上もレオンも剣に魔法を付与して戦っていた。
「で、ですが、魔剣は貴重な物です!手に入れれば強いですが、ほとんどはダンジョンを攻略した際に手に入れるもののため、国宝級のもので国や大貴族、Sランクの冒険者の方が保有しているため、現実的ではありません」
そうか。俺の周りで魔剣を使う2人もナイフをくれたノアも世間一般ではとてつもなくすごい人。
魔剣を手にすることは一般的にはほとんどできないのか。というか、今更だけど、ナイフとはいえとんでもないものをプレゼントしてくれたんだな、ノアは。
「ですので、今後もし魔剣を手にするかもしれないから、魔法使いより魔法剣士の方が自分にあっているのではないかという考えの人がいれば、やめた方がいいでしょう。大体、普段から鍛えていてある程度剣術が上手い人でもない限り、一般的な剣は戦闘の邪魔でしかありません。杖を持っている方が現実的です。なので、皆さんには学校から結構いい杖をプレゼントしています。今、皆さんが持っている杖は卒業してからも全然使えますし、なんなら、それを使って高ランク冒険者になった卒業生もまあまあいます」
そうなんだ。だったら、尚更、ロキ様から言われた杖をドワーフに見せるといいという助言は聞いといた方がいいな。はやい段階で行っときたい。
特に、俺は全属性魔法を使える。棒術を勉強するだけで戦いの選択肢が全然増えるだろう。
もちろん、相変わらず、父上とレオンと一緒に剣の訓練はしているから、魔法剣士も選択肢の内の一つだ。今後、俺がダンジョンを攻略して手に入れられるとも限らない……というか、従魔たちがその気になれば剣の一つや二つ簡単に手に入るだろう。言わなかっただけで。
『よく分かってるじゃねえか!手に入れるぞ!手に入れる』
『ダンジョン攻略なんて飽きて久しくやっていなかったが、ふむ……主人のために魔剣を手に入れに行くのもありかのう』
『主人にもいい経験になりますからね』
ほら、もうやる気満々だ。とはいえ、魔剣は目立つ。
レオンの弟子でヘンリーの息子だから目立ちまくってはいるが、それでも魔剣を持つほどではない。
俺がもう少し、冒険者として色々経験を積んでランクを上げたり、学校で様々な知識を身につけたりしてから持ちたいところだ。それまでは、杖をなるべく使うようにしよう。おそらく、杖を使った授業がメインになりそうだし、基礎を身につけるためにも。
「だから、今は大丈夫」
『『『チッ……』』』
おいっ!やっぱりお前ら、もっともらしいこと述べて、自分たちがダンジョン攻略したいだけじゃねえか!危ない危ない、騙されるところだった。
そんなことを思いながら、放課後に突入するのだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「杖を使うタイミング。沢山あるけど、1番の使い所は物理的に必要になった場合です」
--ドテドテドテ
まさかの物理的な理由。冗談じゃないよな?
「大真面目な理由です。我々魔法使いは護身用の短剣を保有している場合がありますが、射程が短いため、メインで戦うのは杖です」
「普通に剣を持ち運べばいいんじゃ……」
「確かにそういった魔法使いもいますが、そういうのは剣士がメインの兼任している魔導剣士の場合が多いです。魔法使いメインの方のほとんどは剣を持ち運ぶのが重いという理由で丈夫で軽い杖を選んで持ち運びます」
へっ……へー。大丈夫なのか、その説明?これ魔法使いは力が弱いとか、運動したくないとかいう風評被害につながってない?運動得意な人が魔法剣士選んで、後方から動きたくない人が魔法使い選んでいるとかいう説明になってない?
「ここで皆さんにいっておきたいのは、魔法使いというジョブを選ぶ者たちに言いたいのは魔法使いだろうが、前に立って動き回るべきだという事です。杖を物理的に使うには棒術も必要です。後方支援だからといって後方で突っ立って支援していてもパーティの負担が大きくなるだけです。なので、魔法使いだろうが、なんだろうが、初心者のうちは最前線から中衛で戦うことをおすすめします。本当に後方に向いているのは回復役か補助役の魔法使いのみです」
なるほど、どちらにせよ前衛で戦わないといけない時はあるから、魔法剣士だろうが魔法使いだろうが、戦うポジションとか役割は同じだということか。カーティス先生からしっかりフォローがあってよかった。
「それに、剣よりも棒の方が優れている点があります。この杖、魔法を付与できるのです」
「そっか!」
「そうです。なので、例えば炎属性だったら、触れた部分をものすごく熱くできたり、水属性だったら触れた部分を凍らせる事ができます、雷属性の場合相手を感電させることができます」
すごい。そう考えると強そう。ただ棒で殴ってるだけなのに、剣よりも嫌だ。
でもそれって……。
「ま、まあ……魔剣を使えば剣でも同じことができるんですけどね……」
--ドテドテドテ
デスヨネー。剣に魔法を付与できる物があれば良いだけだよね。確か、俺がノアからもらったナイフも斬撃を飛ばす魔法を付与できていたし、父上もレオンも剣に魔法を付与して戦っていた。
「で、ですが、魔剣は貴重な物です!手に入れれば強いですが、ほとんどはダンジョンを攻略した際に手に入れるもののため、国宝級のもので国や大貴族、Sランクの冒険者の方が保有しているため、現実的ではありません」
そうか。俺の周りで魔剣を使う2人もナイフをくれたノアも世間一般ではとてつもなくすごい人。
魔剣を手にすることは一般的にはほとんどできないのか。というか、今更だけど、ナイフとはいえとんでもないものをプレゼントしてくれたんだな、ノアは。
「ですので、今後もし魔剣を手にするかもしれないから、魔法使いより魔法剣士の方が自分にあっているのではないかという考えの人がいれば、やめた方がいいでしょう。大体、普段から鍛えていてある程度剣術が上手い人でもない限り、一般的な剣は戦闘の邪魔でしかありません。杖を持っている方が現実的です。なので、皆さんには学校から結構いい杖をプレゼントしています。今、皆さんが持っている杖は卒業してからも全然使えますし、なんなら、それを使って高ランク冒険者になった卒業生もまあまあいます」
そうなんだ。だったら、尚更、ロキ様から言われた杖をドワーフに見せるといいという助言は聞いといた方がいいな。はやい段階で行っときたい。
特に、俺は全属性魔法を使える。棒術を勉強するだけで戦いの選択肢が全然増えるだろう。
もちろん、相変わらず、父上とレオンと一緒に剣の訓練はしているから、魔法剣士も選択肢の内の一つだ。今後、俺がダンジョンを攻略して手に入れられるとも限らない……というか、従魔たちがその気になれば剣の一つや二つ簡単に手に入るだろう。言わなかっただけで。
『よく分かってるじゃねえか!手に入れるぞ!手に入れる』
『ダンジョン攻略なんて飽きて久しくやっていなかったが、ふむ……主人のために魔剣を手に入れに行くのもありかのう』
『主人にもいい経験になりますからね』
ほら、もうやる気満々だ。とはいえ、魔剣は目立つ。
レオンの弟子でヘンリーの息子だから目立ちまくってはいるが、それでも魔剣を持つほどではない。
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そんなことを思いながら、放課後に突入するのだった。
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