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目が覚めてしまった
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目が覚めてしまったら、ああ現実だ。もう夜も更けているようで部屋は暗い。古いガラスの引き戸をあけて、様子を伺う。どれぐらい眠っていたのだろう。
素晴らしい夢だった。
アンリの首にしがみついた、彼の髪の毛のくすぐったさまでリアルに覚えている。それにしても本当に夢なのだろうか。強く願えば夢の世界に戻れるなんて話は聞いたことはない。
もう夜中なのだろう。
寝静まった廊下をソロソロ進みリビングへ辿り着く。コップいっぱいのお水を飲んで、時計に目を向ければ真夜中の1時過ぎだった。風呂に入り、湯に包まれて暖まる。
ずっと向こうで過ごせたらいいのに。
そう思いながら再び濡れ髪のまま、寝床に向かった。
妹の部屋の扉の前を通り抜けなければいけない。
廊下をそろりと進む時、静かな空気に妹の高い声が響いてきた。
「…こんなのっておかしいわ、ユティカに転生したはずなのに…なんで毎回眠るたびに戻ってくるの!」
漏れ聞こえるその言葉に、私は背中が凍りつく。
立ち止まって気づかれないように部屋に戻る。
毛布にくるまってもユイカの言葉は耳から離れない。
眠るたびに行き来しているのは私だけではないの?もしかしたらユティカの中身はユイカなの…?
あれはただの夢ではないの?
わからないことが多すぎる。
いいようのない不安が私を襲う。彼に早く会いたいのになかなか寝付けないでいる。このまま朝を迎えたくはない。
目を閉じて思考を捨てる。
アンリに早く安心させてほしいの。
他には何もいらない。
素晴らしい夢だった。
アンリの首にしがみついた、彼の髪の毛のくすぐったさまでリアルに覚えている。それにしても本当に夢なのだろうか。強く願えば夢の世界に戻れるなんて話は聞いたことはない。
もう夜中なのだろう。
寝静まった廊下をソロソロ進みリビングへ辿り着く。コップいっぱいのお水を飲んで、時計に目を向ければ真夜中の1時過ぎだった。風呂に入り、湯に包まれて暖まる。
ずっと向こうで過ごせたらいいのに。
そう思いながら再び濡れ髪のまま、寝床に向かった。
妹の部屋の扉の前を通り抜けなければいけない。
廊下をそろりと進む時、静かな空気に妹の高い声が響いてきた。
「…こんなのっておかしいわ、ユティカに転生したはずなのに…なんで毎回眠るたびに戻ってくるの!」
漏れ聞こえるその言葉に、私は背中が凍りつく。
立ち止まって気づかれないように部屋に戻る。
毛布にくるまってもユイカの言葉は耳から離れない。
眠るたびに行き来しているのは私だけではないの?もしかしたらユティカの中身はユイカなの…?
あれはただの夢ではないの?
わからないことが多すぎる。
いいようのない不安が私を襲う。彼に早く会いたいのになかなか寝付けないでいる。このまま朝を迎えたくはない。
目を閉じて思考を捨てる。
アンリに早く安心させてほしいの。
他には何もいらない。
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