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第三章.フラグ回避計画
16.犬の恩返し
何故こうなった!
俺は空腹の子犬に食べ物を上げただけだ!
「エリオル‥」
「違う!誤解だ」
「お前は魔獣すら誘惑したのか?どれだけ誑し込めば気が済むんだ」
「ちょっと待て」
それじゃあ、俺が節操無しじゃないか。
「アンアン!」
「あ、大きくなったワンコが元のサイズになった」
コーギーに戻った。
ああ、可愛いな。
「君、可愛いね」
「アン!」
「エリオル…」
「わぁ!ごめん」
隣でハルが睨むが…
「グルルゥー」
「えっ、ちょっと」
「ウォォォン!」
「「わぁぁぁあ!」」
興奮したのか体から炎を纏い口から火炎放射を出した!
「ハル!ラナリア嬢!」
「危ない所でしたわ」
「二人共…」
結界魔法に守られていた二人に安堵した。
そういえばハルもラナリア嬢も魔力が強いんだったのを忘れていた。
「さっき、フェンリルの魔力が強くなったぞ」
「通常、フェンリルは敵対心を持てば攻撃します。ベルンハルト様がエリオル様を睨んだことで危ない目に合わせる者だと判断したのでしょう」
「えー…」
「既に忠犬並みですね」
おめでとうございますと言いながら拍手を送られてしまうが、素直に喜べないぞ。
「これ、どうなるの」
「責任を持て」
「俺、魔力弱いし、薬草師なんだけど」
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「クゥーン」
「ほら見ろ、お前に懐いているな。お前は猛獣使いの才能があるんじゃないか?既に猛獣を手懐けているからな」
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じゃあ、ハルにとって二人は猛獣なのか。
「それはいいとして、どうやって手懐けた」
「今後の参考にお聞かせください」
「参考と言われても」
俺は特に何もしていない。
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「えーっと、襲われた時に炎の渦の中で苦しんでたから…」
「「苦しんでいたから?」」
「魔道具の首輪を外した」
後は少し薬を塗ったぐらいかな?
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「ええ、フェンリルは一度受けた恩は忘れません」
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