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閑話4悪魔な姉妹
しおりを挟む新たな皇太子妃の誕生を国民は心から喜んだ。
皇后陛下は早くになくなり、侍女達は仕える主を欲していた。
他国の侯爵令嬢であり、現在は第三皇女殿下の義娘となる立場。
高貴な血筋に、幼少期からビアンカから教育を受けた事で皇太子妃として十分な資格を持っていた。
お妃教育に関しても、他国と子なりシメリス帝国は政治や芸術関することが優先され。
アイリスは実に優秀だと宮廷家庭教師からも賛美されていたが、甘んじることなく学問を学ぶのに積極的だった。
同時に男性女卑が少ない帝国ならば、女性が学ぶ場を増やせないかと考えたのだ。
シメリス帝国では最低限の勉強はさせてもらえても専門的な勉強はさせてもらえなかった。
その理由は結婚して出産をしたら仕事を辞めるからだ。
女性騎士の場合は結婚せず剣に身を捧げている者が多いので省かれる。
だが、教養があるのとないのとでは国の威信もかかって来ることを数字で表し、尚且つ現役を退いた宮廷海底教師に頼めば費用は安くなのではないかと進言した。
特に貴族の未亡人であればお金よりも自分の地位。
特に女性の地位向上に貢献したという事実は彼女達にとっても名誉な事だった。
こうして女性も学ぶ場を得ることができた。
教師は貴族に限らず子育てを終えた、世代も必要だと考え結果。
平民でも教師として招かれることになった。
この斬新的なアイデアは話題となり、女性が君主を務める国々から関心を寄せられた。
賛否両論ではあるが、国の九割は国民で女性の支援が大きい事から無視できない状態となり。
史上初の女学院が設立された。
名をナデシコ学園と命名されたのだった。
ナデシコ学園は元は廃墟となった大聖堂を作り直したのだが、清楚感あふれ。
帝都中の報道陣は」勿論の事。
子供の教育に力を入れている他国の貴族や聖職者もナデシコ学園の内覧会に参加していた。
お披露目は上々で、新聞記者にも丁寧に質問に答えるアイリスの姿は貴族令嬢というよりも優れた学者に用にも思われ、関心が寄せられていた。
「中々ですわね」
「まぁ、お姉様ったら」
新聞を見開きながら微笑むセレスティーナはある程度の反感はあると思ったので、一部批難の声が書かれている記事を無視した。
「アイリスにはある程度の財があります。ですがその財を支援活動に投げうってますので、国税を圧迫させるなんてことは言えませんわ。それに学園に寄付をしてくださる方は同盟国の王族」
「表立って文句は言えませんものね。流石お姉様」
「馬鹿を潰すのは簡単ですわ?でもその前に搾り取れるだけ搾り取らなくてはね?」
「「フフフ」」
女神と天使だと呼ばれる二人だが、陰から見守っていた従者に執事達は思った。
大魔王と悪魔使いの間違いではないかと。
「それに下準備は終わったわ。来月は隣国に視察に行くことになってますのよ?」
「ええ準備万端ですわ。従国となる隣国へご挨拶に向かう予定ですの」
悪魔の微笑みは消えることがない。
一度狙いを定めれば最後まで追い詰めるのが悪魔だ。
二人はまさしく悪魔さながらだった。
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