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第一章
23不思議な出来事
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私が階段から落ちそうになった日から不思議な事が起きるようになった。
「まずい次は移動だったのに」
「大丈夫ですわ。まだ間に合いますから」
こんな時紐靴を用意して置いて良かった。
ただ時々紐が緩んでしまうので少し面倒だった。
「待ってください紐靴が」
「大丈夫ですか」
ガシャン!
「へ?」
上から鉢植えが落ちて来た。
「レティシア様!大丈夫ですか」
「どうして鉢植えが」
上を見上げるも、誰もいなかった。
「怪我はないですよ。でもせっかくのお花が」
「園芸部!ちゃんと管理していなかったんですか!」
「申し訳ありません。ですが、この時間には鉢植えは窓際に置いていないのですが」
申し訳なさそうにする園芸部の部長さん。
「きっと誰かが間違えたんですよ。幸い怪我もなかったですし」
「本当に申し訳ありません」
「大丈夫ですよ。今度は気をつけてくださいね」
うんうん、間違いは誰にもあるんだからそこまで気にする事はないよね。
だけど、鉢植えは庭園にしかおこないのにどうしてだろうと思っていると。
移動教室を終えた後。
「どうしたんですか?」
「レティシア様…」
教室の様子がおかしく中に入ると私の机に花が添えてあった。
「誰がこんな真似を…」
「酷い」
白い花が綺麗に飾られている。
「わぁ!綺麗な百合の花。私の大好きな花です」
「レティシア様…」
「そうでしたわ。忘れていました」
私の領地では真っ白な百合の花は高価だったのだけど、机に百合を置かれる意味を私は知らない。
「これ本当にいただいてもいいんでしょうか。誰かしら?お礼を言いたいですわ」
「はは…レティシア様」
「そうですね」
後で殿下にお願いしてブリザードフラワーにしていただこうかしらと思っていた私はひとまず次の授業の準備をするべく机の中に手を入れると何かが落ちた。
「ん?」
「これは…」
写真のきれっぱしだった。
何枚か落ちたのを手に取ると――。
「レティシア様の写真」
「酷い。誰がこんな…」
バラバラになった私の写真だった。
これはもしかして!
「パズルだわ」
「「「は?」」」
ちゃんと綺麗に切っている。
合わせて行くとちゃんとピッタリだった。
「私のパズルだわ」
「それはパズルと言うよりも写真をバラバラにしているだけなんですけどね」
「ダメですわ、ダイアナ様」
自分のパズルがある事に私はウキウキしていたが、私の影で動き出している事に何も気づいていなかった。
「まずい次は移動だったのに」
「大丈夫ですわ。まだ間に合いますから」
こんな時紐靴を用意して置いて良かった。
ただ時々紐が緩んでしまうので少し面倒だった。
「待ってください紐靴が」
「大丈夫ですか」
ガシャン!
「へ?」
上から鉢植えが落ちて来た。
「レティシア様!大丈夫ですか」
「どうして鉢植えが」
上を見上げるも、誰もいなかった。
「怪我はないですよ。でもせっかくのお花が」
「園芸部!ちゃんと管理していなかったんですか!」
「申し訳ありません。ですが、この時間には鉢植えは窓際に置いていないのですが」
申し訳なさそうにする園芸部の部長さん。
「きっと誰かが間違えたんですよ。幸い怪我もなかったですし」
「本当に申し訳ありません」
「大丈夫ですよ。今度は気をつけてくださいね」
うんうん、間違いは誰にもあるんだからそこまで気にする事はないよね。
だけど、鉢植えは庭園にしかおこないのにどうしてだろうと思っていると。
移動教室を終えた後。
「どうしたんですか?」
「レティシア様…」
教室の様子がおかしく中に入ると私の机に花が添えてあった。
「誰がこんな真似を…」
「酷い」
白い花が綺麗に飾られている。
「わぁ!綺麗な百合の花。私の大好きな花です」
「レティシア様…」
「そうでしたわ。忘れていました」
私の領地では真っ白な百合の花は高価だったのだけど、机に百合を置かれる意味を私は知らない。
「これ本当にいただいてもいいんでしょうか。誰かしら?お礼を言いたいですわ」
「はは…レティシア様」
「そうですね」
後で殿下にお願いしてブリザードフラワーにしていただこうかしらと思っていた私はひとまず次の授業の準備をするべく机の中に手を入れると何かが落ちた。
「ん?」
「これは…」
写真のきれっぱしだった。
何枚か落ちたのを手に取ると――。
「レティシア様の写真」
「酷い。誰がこんな…」
バラバラになった私の写真だった。
これはもしかして!
「パズルだわ」
「「「は?」」」
ちゃんと綺麗に切っている。
合わせて行くとちゃんとピッタリだった。
「私のパズルだわ」
「それはパズルと言うよりも写真をバラバラにしているだけなんですけどね」
「ダメですわ、ダイアナ様」
自分のパズルがある事に私はウキウキしていたが、私の影で動き出している事に何も気づいていなかった。
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