自称悪役令嬢は嫌われるべく暗躍する!皆の幸福の為に嫌われるはずが、何故か愛されてしまいました。

ユウ

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第二章

12加護

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私のコスパ最高のポーションを調べるとSランクポーションに勝るとも劣らない成分があると判断された。

通常のポーションは回復は早いが何度も使用する事で体の治癒能力や、抵抗力を失う可能性がある。


ただし私の作ったポーションは自己治癒能力を高め、量を制限して飲めば副作用はなかった。


なのだが――。



「通常のポーションではありえない効果がある」


「ありえない?」

「このポーションは聖魔法が宿っている」


なんですと?
私は魔力がからっきしなのでありえないのだけど、王立学園の鑑定士は優秀だ。


ならば何故?


「一度君の魔力を再度鑑定した方がいいだろう」

「鑑定のやり直しですか…」

「例外もある。特に光魔法とは生まれつきではない。後天的に備わる事もある」


だけどシナリオでは悪役令嬢ルートなんてなかったんだけどな。
まぁゲームとは異なり色々誤差が出ているのは確実なのだろうけど。


「もう一人の女子生徒の鑑定もやり直しをすべきだと言われている」


「どなたですか?」


「ユリティナ・カステルだ」


ヒロインかよ!


「彼女の魔力の揺らぎで、問題も起きている。故に再度立会人の元で鑑定のやり直しをと言われている」


卒業式の前にそんな事をして大丈夫かな?


いや、待てよ。
この世界は多少の問題はあれどヒロインに優しく悪役令嬢に厳しくできているなら大丈夫なはずだ。



「闇の精霊の力が強くなっている…故に急いだほうが良い」


それって魔女誕生じゃないか。
正ルート突入の中でヒロインが聖魔法に目覚めた後に悪役令嬢のレティシアが嫉妬に狂い悪の心に目覚めてしまう。


闇の精霊は悪の心を栄養分にしていると聞くけど。


「その…闇の精霊は封印されているんですよね?」

「ああ、まだ目覚めてはいない。だが光魔法が弱まるり続けると封印が解けてしまう」


「聖魔法に目覚めれば心配はない」


そっか。
まだ封印が解けていないなら問題ないな。


「光の聖女が目覚めれば闇の精霊も闇の魔女も地上に現れる事はない」


そう真の聖女とは救世主だ。
私がここまでヒロインに王道ルートを歩んで欲しいのは聖女と結ばれて欲しいからだ。


どのルートを選んだとしても、他の攻略対象では誰かが不幸になる。
だからこそ私は最善の道を選ぶべく行動を起こした。

私が悪役を演じる事でヒロインをお姫様にして国の未来に、そして大切な人達に幸せになって欲しいのだから。



だからきっと大丈夫だと思っていたのだ。



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