今日から悪役令嬢になります!~私が溺愛されてどうすんだ!

ユウ

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第六章.逆行した世界で

23.結果

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最初は半信半疑だった。
壊血病に似た症状はあれど、すべて同じではないので確定できなかった。

だが、過去の師資料に、病にかかった患者のカルテを見せてもらったり、調べて行くと予想は確実なものに変わった。


予測だけではなく実験を行うことにした。
薬品などの実験に使う鼠を利用してみることにしたら、成果は出ていた。



「マリー様、間違いありませんわ」

「やっぱり…原因が解りましたね」


硝子の折に閉じ込められた鼠の体を二週間ほど調べた結果、立証された。


「まさか、狂血病の原因がこのような…」

「不治の病とされていましたが、今後の課題になるでしょうね」

多くの不治の病は、過去にも些細な予防で感知する病が多かった。
現に、五年前に王妃の体を蝕んでいた病も決して不治の病ではなかったし、食事改善と環境を変えることで完治できたのだから。

「しかし良く気づかれましたな。姫様」

実験に立ち会ってくれた医師と王立研究所の所長は今でも驚きを隠せないでいた。

「当時、病にかかった船長に、続いて病にかかった船員等は共に船乗りで食生活が最悪な状況下でした。そして次に、病気になった患者の国は食料不足…特に人間の体に必要とするビタミンCが極端に足りない事が共通してます」


今思えば、最初はそれほど重くない風邪のような症状を患っていたが、病床に臥してからは食べやすいオートミールにスープだけだった気がする。


「食事とは時には薬以上の効果があります。美味しいというのはそれほど大事なんです」

「王妃陛下の前例があります…しかし、我が国でも不作の時期があります。万一不作の時期が来た時にどう予防するか」

「その時期を特定できますか?今から対策をするしかありません」


人災と違って天災を止めることはできないが、何時頃に来るか特定することができれば解決できる。

王都内で果物を大量に生産して保存して置く事は可能か尋ねる。

「災害が起きても影響なく作物が作れる土地を確保して、そこで備えることはできますか?」

「ロザリア様とセレシア様に協力をしていただければ可能ではないかしら?」

ジョアンナは以前に凍った花を開発したロザリアと、長期保存が可能な紅茶を作ったセレシアをを思い出す。

「お二人の領地は対局ですわ北と西。しかも、双方ともに災害を受けにくい領地ですし」

「しかし、二人のお父様が了承してくれるかどうか」


セレシアの実家は王族派であるが、ロザリアの父親は中立を保ちながらも貴族派寄りなのでマリーに協力してくれるか不安を抱いた。





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