【完結】聖女を愛する婚約者に婚約破棄を突きつけられましたが、愛する人と幸せになります!

ユウ

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番外編~その後の僕等

とある元公爵子息の末路①

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灼熱の炎で、畑仕事をする日々。
毎日汗だらけで、食事は質素な物ばかりで地獄のような日々だと嘆いていた。



(どうしてだ…この俺が!)


王都を追放された後に罪人として辺境地に追いやられた。
南部で一番貧しい土地に送られ労働を強いられていた。


(俺は公爵家の子息だぞ!こんな!)


牢屋に入れられ、半年後にキャルティはボローニャにて労働を強いられた。
本来ならば殺人未遂と無実の令嬢を断罪した罪に、姫巫女に乱暴した行為によりもっと重い罪となるのだが、キャルティは唆された事もあり罪は軽くなった。


トランプ王国では罪人であれど死刑は行わない事になっている。
かと言って国外追放にする事は危険だと判断した為、監視の元に労働をさせることになった。


貧しい民の生活を身を持って知らせるべきだと進言した者がいた。


「くそぉ!この俺にこのような仕打ちをするとは!許さんぞジルフォード!」

この領地に行くように命じたのはアンジェリークだが、そう仕向けたのはジルフォードだった。


本来なら北の領地に送られるはずだったが、温情をかけたと見せかけたが、ボローニャの方が厳しい土地だった。


王都ではならば水に困る事はない。
貧民街の子供でも井戸水を飲むことができるがボローニャは干ばつの影響で水不足だった。


飲み水の量は決められているし、井戸は枯れており離れた川から運ばなくてはならないし。
生水で飲めないので一度沸騰させて飲まなくてはならずとても手間がかかるのだが、食中毒にもなるので手間を惜しむことはできない。


その仕事も、ここで労働をしている者達の仕事だった。


「おい、新入り!まだ終わってないのか!」

「くっ…」

「ここはいいから水を汲んで来い」

「なっ…俺が何で!」

「田植え一つ満足にできないなら水ぐらい汲めるだろう!昼までに組んで来い」


桶を投げられてしまい、キャルティはブツブツ文句を言いながら水汲みに向かった。


(クソクソ!俺は王族だぞ!これも全てあの女の所為だ!)



自分がこれまでどれ程の事をしたか理解せずに不満ばかりを口にしてすべての元凶は自分にあると言うのに、認めなかった。


(あの女が全て悪いんだ…そうだ最初から!)


オンディーヌに出会った事がすべての間違いだと思いながら過去を思い出していた。


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