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第三章
19害虫駆除計画
しおりを挟む執務が終わった後に何時ものメンバーで会議を行う。
「アネシア、ご苦労だったな」
「いいえ」
この秘密鍵も何度目にあるだろうか。
だが、必要なことだった。
「そなたに布石を投じて貰ったが、若干甘いようだが」
「陛下、本当の地獄を味合わせるには必要な事ですわ」
ディーの受けた苦しみを味合わせるべく私達は計画を実行する事にした。
「領地に留まったままでは厄介だ、姉君のアニタ殿を使い、卑怯な手を使われてはディーが可哀想だからな」
「ディーは万一の時は選ぶでしょうからな」
だとしてもだ。
ディーに心を殺すような真似をさせたくない。
「ええ、物事の本質が解る方ですもの…ですが」
「あのまま邸を壊して簀巻きにして放り出すなんて生ぬるい」
「ええ、甘すぎますわ」
オリアナは悪魔よりも恐ろしい表情をしているが、敵に回したのが悪かった。
「この際、あの馬鹿を裁判で裁き、人としての終わらせてやりたいですわ」
「無論だ」
「私もですわ」
この中で一番理性的なのはアネシア殿だろう。
一番憎んでもおかしくないと言うのに理性で抑え込んでいる。
たいしたものだな。
「陛下、私はあの女に更なる苦しみを与える為ならどんな手でも使います」
領地に赴きあの女に芝居をしてくれたアネシア殿は私達と結託してあの女の罪を暴くことにした。
ランフォード領地を一時彼女の物とした後に正式にあの女を不法侵入を理由に強制的に追い出し調べる必要があった。
そしてランフォード領地で使われていない邸で隠されていた物が見つかった。
だがまだ証拠としては甘い。
そして徹底的のあの二人を追い詰める為にも。
「姉には護衛をつけてある。万一の事を考えて」
「ええ、あの女の図々しさは恐ろしいので」
このまま飼い殺しにとも思ったが無理だ。
だが、現段階では罪はそこまで大きくないし、マリー嬢にした行為も本人が認めなければ裁判で思い罪を与えられないからこそ私達で作戦を考えた。
「お金を持たせてありますのであの馬鹿の次なる行動は…」
「王都に来るだろう」
「そして怒りの矛先をあの二人に向けるでしょう」
未だにディーと復縁を望んでいるなんてどんな神経をしているのかと疑いたくもなったが、あの女からすればディーが復縁を望んでいると思い込んでいるだろう。
思い込みは激しいと以前から思っていたが、頭がイカレているな。
既にあの女の呪縛から解き放たれた二人は二度と言いなりになる事はないがどんな手を使って来るか解らない。
故に用心しておかなくてはならない。
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