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91儀式について
結界が新しく張りなおされた所で私達は神殿に籠城した。
言い方は少し間違っているかもしれないけど、大臣達も入室を禁じたのだから間違いはない。
「それでどうするんだ」
「現在結界は新しく張りなおされています。数日後には勝機も浄化されますが問題があります」
「聖女の存在か」
「はい。このままではマリア様が聖女として利用され、元の世界に帰れません」
「そうだな…」
だからこそ、聖女を公にしてある儀式を行うことにした。
「マリア様を最後の聖女にするんです」
「最後?」
「私から詳しく話そう。猊下、よろしいですか」
「ええ」
シナリオを説明するとこうだ。
東西南北の結界を敷き、聖女の力を開放する。
聖女の力を開放した後に皆の前でマリア様を元の世界に返す。
タイミングとしては聖女召喚の儀式を利用する。
聖女の力を開放したと同時に聖女が消えたとなれば女神の意思だと思うだろうとのことだ。
「なるほど…」
「聖女召喚を強制的に行った者達は世界のためと口で言っているだけです」
そうだ。
一人の女の子の人生を平気で犠牲にする連中だ。
大義だとか言いながらも聖女を利用して政権を奪おうとしているのだから。
「ですが、マリア様を元の世界に返す方法は見つかったのですか?」
「特殊な魔法陣が必要だったのですが…その魔法陣というのが」
ちらっと二人は私を見た。
「あの…海底神殿の中で一番小さな神殿が開かずの間になっているんですけど」
「なんと!海底神殿が解放されたのですか」
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