別離宣言!屑野郎と婚約なんて御免です。お義姉様は私が守る!

ユウ

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第二章新生活

11.仮面舞踏会

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パーティー当日、身分問わず参加できるように催されたパーティーは年齢関係なかった。


「仮面舞踏会というよりも…」

「素敵でしょ?仮装パーティーみたいでしょ?」


参加する前は少しばかり身構えていたが、健全過ぎて拍子抜けだった。

「あー!見たことがないパンが!」

「待て待て。パンに向うな!」


既にパーティー会場には豪華な食事にお菓子が飾られていた。
特にリリーの心をつかんで離さないのは素敵なパンの数々だった。


「まぁ、来てくださったのねリリー!」


こちらに向かって来たのは大柄の中年ぐらいの女性だった。


「本日はお招きに預かり誠にありがとうございます」

「無礼講よ?そんなにかしこまらないで?」


マーガレット・マリウス子爵夫人。
元はへ民出身で富豪に成り上がりマリウス子爵と大恋愛の果てに結ばれたが、一部の貴族から成り上がりの思い上がりだと馬鹿にされているが、太っ腹で気持ちのいい性格だった。


北の領地を治めるアシュリン伯爵とは旧知の仲であり。
ゴローニャでは彼女を知らない者はいないと言うぐらい有名人だった。


「貴女がコーデリアね?伯爵様から噂を聞いて、お会いしてみたかったのよ」

「お会いできて光栄です。マダム」

「本当に素敵だわ。今夜はゆっくりしてくださいな。変な男に絡まれたら大きな声を出して頂戴。私がすぐ飛んでくるから…では失礼」


他の招待客に挨拶に向かっていなくなってしまった。


「なんていうか、元気な方ね」

「でしょ?元気なだけ無くて太っ腹なのよ!私がお使いの帰りにお腹をすかせていたらカフェに誘ってくれて、パンをお茶とお菓子をごちそうしてくれたの!」

「リリー…」

普通はないだろうと思ったが、マーガレットとリリーは気が合うのは、その後意気投合してお茶のみ仲間になったと言うのだから縁は何処で結ばれるか解ったものではない。


「さぁ行きましょう姉様!あっちに美味しそうなマカロンにチョコにケーキもあるわ!」

「走ってはダメよ」


コーデリアを喜ばせる為に来たパーティーにちゃっかりリリーが一番楽しんでいるように見えたラスティ―はため息をついた。


(まったく…ん?)


二人を見ながら柱の方を見ると見慣れた後ろ姿がある。

白衣を着た男性だった。


「コーデリア、あっちにもマカロンがあるが…」

「あら本当」

「すごく綺麗だな」


同じように並ぶマカロンであるが、反対側に置かれているマカロンを進めるラスティ―。

「近いし行って来たらどうだ?」

「えっ…でも」

「リリーは俺が見ておくから」

「じゃあお願いしようかしら?」


ラスティ―の好意に甘えることにしたコーデリアはお皿を持ってマカロンの元に向かった。

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