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間章
19.恋愛フラグ
しおりを挟む今回の作戦は、ロミオ様とサーシャの好感度を上げる為にもどうしても欠かせないイベントがある。
それが夏休みイベントだ!
実はサーシャには暗い過去がある。
幼少期に光の魔力を発動させてしまってから、サーシャの母親が町から冷たい目で見られるようになっていた。
平民であるのに強い魔力を持っている事で疑いの目を向けられてしまった。
サーシャの父親は妻の無実を信じているも、町の人は愚かにも妻を信じ続ける馬鹿な男だと罵倒を浴びせたと言う。
そんな中、攻略対象のメインヒーローが誤解を解くのだ。
このイベントでサーシャと一番好感度が高いのはロミオのはず。
だって普段から一緒にいるし、時々じっとサーシャを熱い視線で見つめているのだから。
絶対サーシャに気があるはず。
絶対にこのイベントを成功させて、尚且つロミオルートを作るわ。
通常恋愛ルートならそのまま好感度が上がるけど、シナリオで不満な展開がある。
実は言うとこのイベント、ロミオルート存在する。
ただし恋愛フラグはたらず友情フラグしか立たないのだ。
何処までお助けヒーローに厳しいシナリオだ。
でも、現段階でメインヒーロのロナウド様との好感度所か、恋愛フラグはまったく立ってない。
リオネル様はサーシャを友人以上の感情はなく、ロベルト様なんて論外よ。
スコットはゲーム上ではもっと絡んでいたのに、ほとんどイベントがない。
放課後に勉強を教えて上げたり、スコットの夢を語り合い共に頑張ろうと励ますイベントがあるはずだ。
二人きりの図書室イベントはスコットを攻略するのに絶対条件なんだけど。
ん?
待てよ?
放課後は私と一緒に勉強している気が。
私が邪魔してるんじゃない!
「ああああ!」
「エリーゼどうしたんだ!」
「問題なのは私じゃないか!」
頭を抱えながら声に出しているに気づかない。
「今さら気づいたんですか」
「やっぱりイベントの邪魔してるわ」
「イベント?何を言っているんです?」
よく考えたらリオネルルートは早朝に一緒に巻き割をするのだが、私と一緒にいる所為で恋愛フラグはボキボキだった。
対するスコットは頭に悪い私が一緒にいる所為で二人きりになることはない。
むしろ二人は私にかかりきりだから恋愛フラグなんて立つはずがない。
だからか!
ロミオルートに行かざる得なかったのは。
「いや、問題ないか!」
「今度な納得して何がしたいんです」
よし、絶対に今度こそイベントを成功させて見せるぞ!
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