訳あり伯爵夫人の憂鬱な溜息~旦那様が今日もブチ切れそうで困っています!

ユウ

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序章~出会い

8.予想外の展開

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次なる作戦を考えた結果、次の商品は敵と正反対の物が良いと考えました。


しかし私はブリリアント商会の商品をもっと知るべきと考え調査リサーチ向かったのです。

客を装ってあらゆる商品を確認し、常連客も調べる必要があります。
そこまでは良かったのですが、敵将に捕まるとは何たる失態でしょうか。


「お久しぶりですねレディー」

「はい、先日はお世話になりました」

「まさかお世話のお礼返しがこのような手段とは思いませんでしたが」

「話がまるで見えないのですが」


彼がいない時間を狙って店に入ったは良かったのですが、何故か偶然出くわし。
挙句の果てにブリリアント商会の中に連れ込まれてしまったのです。


「この後は尋問でしょうか。それとも宣戦布告されるのでしょうか」

「顔色を変えずに言うんですね」

「私が顔色を変える時は、仕事に穴をあけた時だけです」

そう私が取り乱すのあまりない。
これまで営業部長として常に感情を表に出さず常に冷静さをかかす事なかれとして来たのです。



「綿織物独占権利を手に入れられたとか。織物に関しては我がブリリアント商会が帝国一でしたのにその名を繁盛させられそうになりましたよ…マルグリット商会にしてやられましたよ」

「これは正当な商売です」

「ええ、貴女は我が商会とは反対の商品と、革織物の弱点をつき尚且つ、下町の女性の心を掴まれた。しかもギルドの奥方に宣伝させれば自然と商人の妻や下級貴族にもおのずと知られる。宣伝にお金を使わず早い」

「コスト削減は基本です。口コミの方が早いので」

「宣伝費を使わないなんて発想はありませんでしたよ」


この方は私に文句を言いに来たのではないのでしょうか?


「あの、それで私に何の御用でしょうか」

「お時間がるならば私と食事でも」

「なるほど、食事をしながら私に交渉を望むと」

「いえ、そうでなくてですね」


接待をしようというのですね。
やはりこの方は仕事のできる男でありながら効率的に仕事を進めようとしているのでしょう。


接待をしながら綿織物の独占権利を欲しているのでしょうね。


「レディー、私は貴女を知りたい」

「解りました」

「え?」

「私の名刺です。どうぞお納めください」


ようやく私の名刺ができました。
ただし家名は伏せさせていただき名前はレティーと愛称を使いギルドカードも登録しました。


「可愛らしいお名前ですね」

「ありがとうございます」


営業スマイルも悪くありませんね。
若くして商会の主としての振る舞いも今の所問題点がありません。


「私は貴女に興味がある。とっても」

「それは先ほど聞きましたが」

「意味解っていますか」

「はい、私の才を買ってくださっていると言う事ですね。私も大変興味があります」

帝国で一番のと謡われる商会になった理由が。


これはもっと深く調査リサーチする必要がありますね。


しかし私はこの時、気づきもしませんでした。
この世界は前世でいた私の世界とは価値観の違いが余りも違い過ぎた事。


そして男性が女性を食事に誘う意味を勘違いしていたのです。


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