ルルの大冒険

睦月丸

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グリーンシティ

旅立ち

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「それじゃ、ナギさん。
みんな、行ってきます!!」



「ああ。しっかりな。」


「ルル、本当に1人で大丈夫か?」



「うん。大丈夫だよ。いずれぶつかる壁だから。」



(ルル…  )

別れの場所にはリズはいなかった。


「それじゃ!」



ナギが最後に言った。


「ルル」


「はい、、」



「行ってらっしゃい…」



「行ってきます。」







「行ってらっしゃい!」




「行ってきます!ナギさん!」





ルルは別れを告げ歩き出した。



(リズはどこへ行ったんだろう…)



「それにしてもまさかルルが選ばれないなんて…」



「まあ、事情が事情なだけに仕方ないけどな。」






ー大会決勝戦翌日ー

「な、なんだって!?
合格者はツバメだけ?」


「どういうことなんですか?
ルフィア師匠。」


「これは全員で決めたことよ。」



「しかし、引き分けなのに1人だけなんて…



するとローガンとアルウィンにルルが言った。



「いいんだ。その結果で。」




「ルル…」



「最上級者になれば半月後の会議に参加が不可欠になる。
でも、私はこれからグリーンシティに行かなければならないから。」



「グリーンシティ?
もう次の行き先を決めたのか?」



「うん。グリーンシティへ行ってお母さんの過去を見てくることにした。」


「そうか、そうと決まれば準備だな。」




「グリーンシティには私ひとりで行こうと思う。」



「ルル…
しかし、そういう訳には…」



「いいんだ。行ってきな。」



「ありがとうございます。ナギさん。それじゃ明日旅立つことにします。」




「ああ。」










(結局あのまま朝になってもリズは帰って来なかったから最後に会わなかったけど…
まあ、リズなら大丈夫か!
さあ、図書館へ行こう!)










ーアポロの家ー



「親父…」




「ん?なんだ。お前の方から尋ねてくるとは珍しいな。
ルルのところに行かなくてよかったのか?」




リズはその質問には答えず少し黙り込んだ。


「ん?どうした?」





「親父…
俺は、ホワイトシティへ行ってくる。」




「はぁー…
やっぱりな、、、」



「驚かないのか?」




「言うと思ったぜ…
だからルルの見送りに行かなかったんだろ?」



「ああ…」



「しかし、ホワイトシティへ行くには
最上級者の称号が必要だ。
お前は持ってないはずだが、、、」




「ああ。だから正式に行くつもりは無い。」



「まさか…
無断入場するつもりか!?」



「その通りだ。」



「お前!自分が何言ってるのかわかってるのか!?
犯罪者になるってことだぞ!」



「いいんだ。
もとより、代々実力者のエドワード家が
落ちぶれるのも時間の問題だ。
ルルをあそこまで見守りそして共に旅してきた。
ルージュに頼まれたからな。
私の娘をよろしく頼むと…」



「お前…」




「そして、その役目も終わった今、
残っている俺の任務はただ1つ。
我が弟、、、
国際指名手配犯のエドワード=リルを…

ルルの父親の我が弟をこの手で葬ることだ。」




(こいつ…
そこまで考えていたのか…)



「たとえ、万が一自分の身が朽ち果てたとしても…」





「お前がそこまで固い決意だとはな…
覚悟は出来てるみたいだな…
リルと戦う覚悟も、、、
自分が犯罪者になる覚悟も、、、
そして、命を懸ける覚悟も。」



「ああ…」




「はぁー…
まさか自分の息子が2人とも犯罪者になるとはな…」



「お、親父…
俺がホワイトシティに行くのを…」




「こういう時のお前は言っても聞かないからな。
だが1つ条件がある。」


「条件!?」



「わしも連れていけ。」



「な!?
親父…」


「そうすればわしの同行ということで
お前が犯罪者になることも無い!」


「バカか!
歳考えろ!親父を心配してわざと…」





「ナメるな!!
わしはベスト9のエドワード=アポロだ!
自分の息子の間違いを立たずのは俺の役目だ!!」




「親父…」



「支度しろ。
すぐに出発するぞ。」


「バサッ」


「親父…それって…」


アポロはしばらく羽織ってなかった
母フローラの服をきた。


「フローラ1人家に残す訳にはいかんだろ。」





「へ!親父久しぶりにやる気だな!」



「お互いな…」



「ガチャッ…」


「さあ!行こう!」



2人はホワイトシティへと歩き出した。


ルルや数々のもの達に知らせずに…









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