世話焼き男の物作りスローライフ

悠木コウ

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1巻

1-2

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「ユウ兄さま、絵描けた~」
「おっ、上手く描けてるね。流石さすがアイリスだ。でもね――」

 アイリスが見せてくれた紙には、微笑むセレア姉さんが描かれていた。
 だが、少々姉さんらしくない箇所もある。

「――この頭部にある二本の突起とっきは何かな? それに背中からつばさのような物がえているんだけど?」
「セレア姉様にプレゼントするの~」
「え、ちょっと待って! 絶対怒られるよ!」

 制止の声など聞こえないかのように、アイリスは部屋を出ていった。

「走ると危ないよ!」

 去り際のアイリスに慌てて告げる。さすがアイリスと言うべきか、わずかな時間でもう階段に差し掛かっていた。
 階段を駆け下りる音が聞こえる。さて、妹は何分後に帰って逃げて来るのか。



  第二話 魔導具製作


 一人になったので作業を再開し、一時間と掛からず絵本を仕上げた。後は今度アイリスが来た時に読み聞かせるだけだ。
 ちなみに絵を渡しに行ったアイリスは現在庭で遊んでおり、セレア姉さんと追いかけっこを楽しんでいる。
 案の定怒られて、逃げた先が庭という訳だ。危険のないようにメイドが一人付き添っているので、問題はないだろう。
 何はともあれ絵本は完成した。次は魔導具製作に移りたいと思う。
 渡された専門書の内、一冊は読み終えたので、まだ手を付けていない本を開いた。
 最初は実用的な本という体裁ていさいだったが、章が進むにつれ、魔導具の歴史や魔導言語についての考察、力を持つ魔導文字の組み合わせ等、話が脱線していた。
 語りたいことが多いらしく、後半は著者の魔導具への愛がびっしりと書き記されていた。
 先ほど読んだ本がしっかりした物だっただけに、驚いてしまった。
 それでも、世に出回っている魔導具については刻むべき文字が記されていたので、それを参考にして同じ物を作製することにした。
 物作りのために取っておいた布を机に持ってきた。
 今から作るのはマジックバッグという名の魔導具だ。袋の中に異空間を生み出して、そこへ物を仕舞う道具らしい。
 随分と便利そうな魔導具だが、危険はないのだろうか?
 そう思いながら記述を読むと、どうやら命ある物は収納できず、なおつ一定以上の重さの物は仕舞えないのだとか。
 マジックバッグの作製方法に目を通すと、『異空間作成』『生物の収納を禁ずる』『収納容量は百キロ』という魔導文字で書かれた三つの文言が読み取れた。
 この言葉を布の内側に刻み袋を作ると、魔導具になるらしい。
 パソコンのプログラミングと似たような理屈だろうか。
 このような魔導具を作るまでに、どれほど年月がかかったのか見当がつかない。
 マジックバッグは過去の文献をもとに作製に成功した物らしく、現代の研究者達はこの文字の意味を理解できないようだ。
 そのようなことが記されていた。
 魔導具は扱いを間違えれば非常に危険だとも書かれている。意味の分からない言葉をつなぎ合わせ、しらみつぶしに実験しているのだ。中には危険な語句もあるだろうが、それも刻むまで分からない。研究者が危険に思うのは当然だろう。
 それでも魔導具の良さを書き連ねているあたり、魔導具に対する著者の並々ならぬ思い入れがひしひしと伝わってくる。
 著者はハンス・アルペラードさん。
 どうやら他の魔導具専門書も全てハンスさんの著書のようだ。それほど世に魔導具のことを伝えたかったのだろう。
 最後のページに発行日が記されており、この本が出版されたのは三年前なのだと分かった。
 先ほど読んだ本も確認してみたところ、こちらは二年前に刊行されたらしい。

「取り敢えず、魔導具を作ってみよう」

 気合を入れるため、声に出してからペンを手に取った。白い大きな布を広げてその中心部分に文字を刻む。
 刻まれた魔導言語は、魔導具となった本体が壊れなければ消えることはなく、文字を刻んだ本人の魔力によって消すことが可能らしい。
 つまり、マジックバッグとなった袋を切ったりしなければ、ずっと魔導具として使い続けられるということだ。


 初めての魔導具作りなので慎重に、そして書物通りの文字を刻む。
 まずは日本語の『異空間作成』という文字を思い浮かべ、それを魔導文字で布に刻みたいと念じる。すると、腕が自然に魔導文字を書き始めた。
 勝手に手が動くという感じではなく、あくまで自分の意思で動かしている、といった感じだ。
 今ではもう慣れたが、初めてこの力を使った時は驚いた。馴染みのないはずのアドルリヒト語がすらすら書けてしまったことに仰天し、思わずペンを投げてしまった。
 文字を書くにつれて身体から徐々に力が抜けていく。
 この世界では、身体を動かすにも魔力が不可欠と言われている。たとえるならば、血液と同じように体中に流れているイメージだろうか。
 この魔力が一定ラインを下回ると、身体を守るために強制的に魔力の排出が止められ、気を失ってしまう。
 これを魔力切れと呼び、魔力が減っていく過程で気分が悪くなることを魔力酔いと言う。
 自分はこの現象を今まで起こしたことがない。
 魔力の操作はできるが魔法は使えないので、魔力酔いを起こすほど魔力が減ることがなかったのだ。
 しかし、今その現象が我が身に起きている。
 自分の魔力量がどれほどなのかは分からないが、体感的には一文書いただけで三割は消費した。


「はぁ……はぁ……頭痛い」

 一旦ペンを置き、痛みを抑えるように頭に手を当てた。
 魔力消費がこれほど辛いものだとは知らなかった。書物に今一度目を通して、魔導具を作るにあたり、どれほどの魔力が必要なのか調べてみる。

「え!?」

 つい大きな声を上げてしまった。
 読み飛ばしていたところに「魔導言語を一文刻むのに消費する魔力は、平均的な魔法使い十人分の魔力量に匹敵ひってきする」と記されていたのだ。
 一番大事な部分を読み飛ばしてしまったことも驚きだが、自分の魔力量が結構規格外かもしれないことの方が驚きだ。
 それに加え、魔導具の作製が全く行われない理由も判明した。
 本来であれば魔導具製作には相当な時間、あるいは人数が必要なのだろう。
 更に、高度な知識が必要なので作製できる人も限定されるという。著者のハンスさんもさぞ優秀な魔法使いなのだろう。
 減った魔力は時間と共に回復していく。その回復速度は人によって異なるが、二日から三日経てば消費された魔力は完全に元通りになる。
 魔力保持量は人によって差があるらしいが、魔力を消費すればするほど増えていくとされている。例えば、魔法の練習をずっと続けていると、魔力保持量も増えていくのだ。
 なので、今日はこのまま魔導具製作で魔力を使い切れば、魔力の保持量が増幅されるだろう。
 日本語と比べると魔導文字は一単語あたりの数が多い。アドルリヒト語はその魔導文字よりも多いのだが。
 先ほど『異空間作成』の文字を刻む際消費した魔力量から計算すると、残りの『生物の収納を禁ずる』『収納容量は百キロ』を刻む分の魔力までならギリギリありそうだ。
 頭痛と戦いながら残りの文字を刻んでいく。それにしても、これが魔力酔いという現象なのか。

「頭痛い……頭痛薬の作り方調べておけばよかった……」

 悪寒おかんに耐えながら独り言を呟く。現在は生まれ変わる前とは違い、年相応の言葉遣いになっている。
 意識して幼い話し方にしたお陰で慣れてきたのだが、時折子供らしくない口調になってしまう。
 確か、生前の一人称いちにんしょうは年と共に変わっていったと記憶している。だが、今は七歳で親の目もあるので自分のことは「僕」と言うようにしている。
 記憶があると言ってもこの一人称を恥ずかしいと思うほどではないし、そもそも生前の記憶に意識が引っ張られている訳でもない。
 だが、それでも多少影響はあるので家族やメイド達からは、大人びていると思われているようだ。
 まあ、妹のアイリスが生まれてからは兄らしく振る舞いたいということにして、前世の記憶のことは誤魔化ごまかしてるが。
 前世の記憶があっても今の自分はユータ・ホレスレットだ。もう、湖上優太ではないのだから、固執こしつしても仕方ないだろう。
 湖上優太の人生は満喫したのだ。これからはユータ・ホレスレットとして生きなくてはならない。
 とまあ、頭痛を誤魔化すために色々と考え事をしていたが、痛いものは痛いのであまり効果はなかった。
 ペンを手放し、子供らしく芋虫いもむしのように絨毯じゅうたんの上をいずり回っている。
 十数分ほど芋虫を演じていると痛みは徐々に引いていった。動けるくらいになったので、最後に魔導言語を刻み終えた布を、袋状に縛った。これで魔導具マジックバッグは完成だ。



  第三話 注がれる愛情


「本当に大丈夫ですか? 無理をなさっているのではありませんか?」

 ニーナが心配そうな顔でこちらを見る。
 マジックバッグを作った後、絨毯の上で眠っていたのを見つかり、ベッドに運ばれてしまったのだ。

「ちょっとはしゃぎ過ぎて無理しただけだから、少し休めばすぐ元気になるよ。心配してくれてありがとう」

 ベッドに寝たまま、ニーナに告げた。

「それなら良いのですが……昼食は私が持って参りますので、今日はゆっくり休んでくださいね」

 心配そうな表情を浮かべたニーナは、部屋を出るまでの僅かな間に何度も振り返る。
 彼女があの様子なら、いずれエレノーラ母さんにも話が伝わるだろう。
 申し訳ないと思いながら目を閉じる。そして、寝て魔力の回復につとめようと思っていたら、母さんが思いのほか早くやって来た。

「ユウ! 倒れたって聞いたけど大丈夫なの!?」

 ノックをするのすら忘れて部屋に飛び込んできた母さんは、一目散いちもくさんにベッドに駆け寄った。

「母さん、心配かけてごめんなさい。ちょっとはしゃぎ過ぎただけだから、心配しないで」

 ニーナから話を聞いてすぐに来てくれたのだろう。
 まだニーナが去ってから数分しか経っていない。

「本当に、本当に大丈夫なの? 無理してない? 何か欲しい物があったら言ってもいいのよ? そうだ、お歌を歌ってあげましょう! 牧場から市場へ売られていくかわいそうな子牛の歌なんだけど――」
「心配してくれるのは嬉しいけど、歌のチョイスには悪意しか感じないよ」

 先ほどのニーナとは比べものにならないくらい、おかしな心配の仕方だ。
 取り乱した姿を見ていると少し罪悪感が湧くが、こんなに自分のことを思ってくれているのだと思うと嬉しい。
 売られていく子牛の歌は喜べないが。

「あら? 突然笑ったりしてどうしたの?」
「なんでもないよ。ただ嬉しかっただけだから」

 母さんは焦っていたからか少し変だったけど、心配をしてくれたのは純粋に嬉しかった。
 母さんの優しさが伝わって心が温かくなる。

「ちょっと疲れたから、少し眠るよ」
「そう、おやすみ。ユウ」
「おやすみなさい」

 目を閉じると、母さんが頭を優しく撫でてくれた。
 次第に微睡まどろんできて、目を閉じてから意識を手放すまでに時間は掛からなかった。


 こつこつと聞こえるノックの音で目が覚めた。

「ユウ様、失礼致します」

 ニーナが昼食を持ってきてくれたようだ。
 魔力はほぼ回復したようで頭の痛みが完全になくなり、軽くなった身体を起こしてニーナに声をかける。

「ニーナ。昼食持ってきてくれてありがとう」
「お目覚めになられたのですね、ユウ様。気分は良くなられましたか?」
「うん、もう平気だよ。心なしか身体が軽い気がする」
「それは良かったです。ですが、今日は安静になさってくださいね。無理をしては駄目ですよ?」
「これ以上、母さんやニーナに心配はかけられないし今日は安静にしておくよ」
「それでは、お食事が終わる頃にまた参りますので」

 そうして、ニーナは部屋から出ていく。
 その後、食事を終えてニーナに食器を持っていってもらい、自分は完成したマジックバッグを検証することにした。
 机から袋を取ると再びベッドに戻って、身体を休めながら感触や使用感を確かめる。
 魔導具になったからと言って布が別の素材に変化することはなく、見た目も変わらない。試しに、近くにあった枕をマジックバッグに入れてみた。
 枕の方が大きいのだが、収納したいと念じながら袋へ近づけると、枕はゆっくり吸い込まれるように袋の中に入っていき、ものの見事に収まった。
 そして袋を持っていると、収納した物が脳内に表示される。今は枕一つだけだ。
 袋の中へ恐る恐る手を入れて、脳内リストの枕を取り出すことを想像しながら、掴む仕草しぐさをして引っ張り出してみる。
 すると、袋の中から先ほど仕舞った枕が出てきた。
 その後、何回か他の物で試してみたところ、手で持てる物でなければ仕舞えないこと、仕舞いたいと思いながらでないと収納できないこと、何かを収納、または取り出すと魔力を極僅かに消費することが分かった。
 他にもあるのだろうが、今判明しているのはこれくらいだ。
 魔導具製作は倒れるくらい魔力を消費するので、次はゆっくりやるとしよう。
 今回倒れたのは、魔力酔いを初めて経験したことが要因だったのかもしれない。
 ゆくゆくは魔力酔いに慣れることも必要だろうか。
 ともかく、魔導具が作れることは分かった。あとは試行錯誤しながらやっていくしかない。
 魔導具は家族のためになるだろうが、それで心配させたら本末転倒だ。

「さて」

 マジックバッグを机の引き出しに仕舞うと、次は何を作ろうかと考えながらベッドに身体を預けた。

「まずは、元気になることが先決か」

 机に置いた絵本をぼんやりと見て、誰にともなく呟いた。



  第四話 絵本


 次の朝、身体は完全に元気を取り戻した。自分は子供の回復力を甘く見ていたようだ。
 朝食も残さず食べることができたので、全快したと言えよう。今日はセレア姉さんに言ったアイリスの勉強を見る日だ。
 昨日はあれから何も作らず――というより家族全員が心配していたので何もできなかった。
 デルバード父さんがニーナに監視を頼んだらしく、彼女が何度か様子を見に来るため、安静にしていなくてはならなかった。
 ずっと寝ていると夜に眠れなくなるのでお菓子のレシピを書いたり、新しい絵本の内容を考えたり、魔導具専門書を読み返したりしたのだが、それでも時間は余ったので昨日は退屈だった。

「ユウ兄さま、アイリス勉強したくな~い」

 いつものように部屋へ遊びに来たアイリスを可愛がっていると、子供らしいことを言い出した。
 甘えるような仕草で可愛らしく言っても、勉強はしなくてはならない。
 それにしても、こんなあざとい仕草をどこで覚えたのやら。

「そんな風に可愛らしく言っても、やめたりしないよ」
「や~」

 まあ、遊びたい盛りなのでこうなるのは仕方ないだろう。
 そこで、絵本の登場となる。机の引き出しから昨日完成した絵本を取り出してアイリスに見せた。

「アイリス、これを見てごらん」
「昨日の絵本?」

 アイリスは首を傾げて聞いてくる。しっかりと覚えていたようだ。
 これがあれば、勉強が嫌いなアイリスでも退屈しないで文字を覚えられるだろう。

「そうだよ。昨日の絵本が完成したんだ。今日の勉強の時間はこの絵本を読んであげよう」

 文章はアドルリヒト語で書いてあるので、絵本に興味を持てば自然と文字を覚えようとするはずだ。

「面白そう!」

 先ほどとは打って変わって、元気な声で言ってくる。アイリスは興味を持ってくれたようだ。
 我が家では、室内では室内用の靴をくので絨毯に座っても汚れる心配はない。
 それにニーナ達、メイドがしっかりと掃除をしてくれている。
 なので、自分も絨毯の上に座り込み、きらきらした目で見上げるアイリスに絵本を読み聞かせた。


     ※ ※ ※


 あるところに、国中の人気者の、それはそれは可愛らしいお姫様がおりました。
 お姫様は周りの人々から愛されて、毎日を楽しく暮らしていました。


 しかし、その可愛らしいお姫様の噂を聞きつけた悪いドラゴンが、あろうことかお城からお姫様を連れ去ってしまいます。
 その出来事に国中が大騒ぎになりました。


 その時立ち上がったのが、お姫様と愛し合っていた隣国の王子様。
 王子様は「僕が姫を助けに行きます」と王様に告げました。
 すると、王様はそんな王子に先祖代々せんぞだいだい国に伝わる剣をさずけたのです。


 光り輝く剣をたずさえた王子は道中の様々な困難を退しりぞけて、ドラゴンがむお城へ辿り着きました。
 なんとも恐ろしい雰囲気を漂わせるお城へ、迷わず入っていった王子。
 王子を待っていたのは、お姫様をさらった凶悪な黒いドラゴンです。
 ドラゴンはとても大きな身体をしており、大きな口で食べられてしまったら王子はひとたまりもありません。


 ですが、王子はお姫様を救い出すため、恐怖を振り払いドラゴンにこう言ったのです。

「姫を攫った悪いドラゴンよ、我が剣によってお前を倒してみせよう!」

 その言葉を聞いたドラゴンは受けて立ちます。

「そんなに小さな身体で何ができる。お前なんぞ、ひねつぶしてやろう」

 大広間の真ん中でドラゴンと王子はにらみ合い、ついに戦いが始まります。
 ドラゴンの口から吐かれる大きな炎を王子は光り輝く剣で斬り裂き、今度は王子がドラゴンへ剣を振り下ろしました。


 激しい戦いでドラゴンに追いつめられ、このままでは王子がやられてしまいます。
 ドラゴンの後ろで牢屋に閉じ込められていた姫は、助けに来てくれた王子の勝利を願いました。

「お願いです、神様。王子を助けてください」

 すると、姫の願いが通じたのか、光の剣が輝きを増しました。
 その光は王子を包み込むと、なんと王子の傷を癒やしたのです。
 今度はドラゴンが徐々に押されていき、やがて王子はドラゴンを倒すことができました。


 悪いドラゴンを倒した王子は、姫を救い出し国へ帰りました。
 勇敢な王子に国の人々は感謝して、王様も二人の無事を祝いました。
 こうして、結ばれた二人は末永すえながく一緒に暮らすことになりましたとさ。めでたし、めでたし。

     ※ ※ ※
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