世話焼き男の物作りスローライフ

悠木コウ

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1巻

1-3

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 絵本を読み終えると、アイリスは拍手をして楽しそうに言ってくれた。

「面白かった~! 王子様すごく格好良かった!」

 話が始まるとアイリスは姿勢を正し、王子がピンチになった時は泣きそうになっていた。
 どうやら楽しんでもらえたらしい。
 作った甲斐かいがあったというものだ。
 しかし、カイル兄さんが読んだら色々と突っ込んできそうだな。
 兄さんは剣術の修業をしているので、おかしなところを指摘してくるかもしれない。
 そんなことを考えていると、アイリスが服を引っ張ってきた。

「ユウ兄さま、もう一回! もう一回読んで!」

 子供が絵本を読んでとせがむのはその人に甘えたいからという話を聞いたことがあるが、アイリスの場合は単に絵本が珍しいからだろう。

「分かったよ。そんなに焦らなくても、もう一度読むから安心して。それに何度も読み返したいなら、この絵本をアイリスにあげようか?」
「え、本当!? アイリスにくれるの!?」
「うん、欲しいならあげるよ」
「わーい! やったー! ユウ兄さま大好き!」

 子供というのは単純である。これで文字を覚えてくれるだろう。目的は達成だ。
 それに、エレノーラ母さんやセレア姉さん、ニーナ達メイドに読んでもらえばもっと早く文字を理解するに違いない。
 やはり絵本は誰かに読んでもらってこそだし、何度も読んだ方が文字を覚えるのも早いだろう。
 自分も昔――前世だが――は絵本を読んで文字を覚えていた。
 兄弟で取り合って読んでいたので途中でボロボロになってしまったが、それでも子供心をくすぐった。
 眩しい笑みを浮かべるアイリスに、つい昔の自分を重ねてしまった。

「それじゃあ、もう一度読んであげるよ」

 最初のページを開くと、先ほどと同じように読み始めた。



  第五話 魔導具の可能性


「なあ、ユータ。アイリスに絵本というのを見せてもらったんだが、あれは本当にユータが作ったのか?」

 伯爵家の広い庭で、街の警備団が鍛練のために模擬もぎせんを行っており、そこに現在十一歳のカイル兄さんも交じっている。
 その休憩中にカイル兄さんが絵本のことを聞いてきた。
 自分は兵士の皆にタオルを渡したり、飲み物を配ったりしているところだった。

「その様子だとアイリスに読んであげたんだね」

 絵本をアイリスにあげた時、誰かに読んでもらえばいいよと言い添えた。だからカイル兄さんに読んでもらったんだろう。
 ちなみにアイリスが大層喜んでいたので、既に新たな絵本を描いている。

「ああ、何度も読んでくれとせがんできたからな。その押しに負けた」

 自分も含め、兄は妹に弱い生き物である。
 アイリスは可愛いから、無理もない。
 カイル兄さんがシスコンにならないか、今から心配である。

「アイリスが勉強を嫌がっていたから、絵本なら自然と文字を覚えられるかもと思って作ったんだ」

 ベンチに背を預けて休んでいる兄さんの肩をみながら、そう答えた。

「もしかして、その絵本を作るために無理して倒れたんじゃないだろうな?」

 カイル兄さんも自分を心配してくれる。
 自分には勿体ないほど優しい家族だ。

「違うよ。一昨日おとといも言ったけど、遊びに熱中し過ぎて疲れただけだから」

 魔導具についてはまだ伝えられない。最初に教えるならやはりデルバード父さんだろう。
 薄々うすうす感じていたが、自分は前世の記憶を持っているだけでなく、それ以外にもおかしいところがある。
 膨大な魔力を持っているにもかかわらず魔法適性がないことや、知らない言語を日本語に変換して理解できる力。
 これらはおそらく普通ではないだろう。そもそも、火・水・雷・風・地・光・やみ・無の八魔法、どれにも適性がない人間はそういない。
 書斎で読んだ魔法に関する書物にも、誰でも一つは魔法適性があるのだと書いてあった。
 貴族の中には、二つや三つの適性を持つ者もそれなりにいる。
 しかし、自分は全ての属性に適性がないのだ。
 八魔法以外にも、水の派生である氷魔法や地の派生である鉄魔法などがあるが、それも使えないのだ。無能と言われても仕方ないだろう。
 無能なはずの自分が魔力だけは桁外けたはずれにあり、更に言語を変換できる謎の力も持っている。
 こんなことを父さんに正直に話したらどうなるだろう。
 隠すことになってしまうけれど、父さんに伝えるのは今は魔導具を作れたことだけにしよう。
 魔導具製作だけでさえ常人にはできないことなのだ。
 もし父さんが魔導具を作れることを受け入れてくれても、世間は分からない。噂が広まったら、家族まで変な目で見られるかもしれない。
 家族の役に立ちたいのに、迷惑をかけてしまうのでは本末転倒だ。
 またも暗い方向へ考えてしまった。
 このような考え方はやめなければ。どうせ自分にはどうしようもないのだ。
 今は、この力を家族のために使えることを喜べばいい。

「ユータ、大丈夫か? 気分でも悪くなったか?」

 考え事をしていたので、カイル兄さんの肩を揉む手が止まってしまっていた。
 兄さんは振り向いて、自分を覗き込む。

「あ、いや、大丈夫だよ。ちょっとお菓子のレシピを考えていたら、熱中してしまって」

 苦笑いしながら言葉を返した。
 咄嗟に嘘をついてしまったが、悪意のあるものじゃないからどうか許して欲しい。

「そうか、少しでも体調が悪くなったらすぐ屋敷の中へ入れよ」
「うん、心配してくれてありがとう。あ、休憩はもう終わりだって。続きも頑張ってね、兄さん」
「おう、ありがとな」

 ベンチから立ち上がり、兵士が既に集まっている庭の中心へ、カイル兄さんは小走りで向かった。
 太陽に照らされて輝く兄さんの金髪が揺れる。
 エレノーラ母さんのブロンド髪よりも綺麗なのだが、手入れが雑なのが非常に勿体ない。
 カイル兄さんの金髪はセレア姉さんがうらやむほど美しい。
 姉さんの銀色の長髪もいいと思うのだが、父さんからではなく母さんと同じ髪色が良かったと言っていたのを聞いたことがある。
 カイル兄さんは容姿が整っていることも相まって、パーティーでは年の近い貴族令嬢から年配のご婦人方まで、幅広い層の視線を集めている。
 まあ、その代償なのか分からないが、少しばかり頭が悪い。
 一つ年下である十歳のセレア姉さんの方が断然頭がいい。
 そのことを、兄さんは気にしていないようだが。

「ユウ様。み上がりですので、そろそろお屋敷の中へお戻りになられた方がよろしいかと……」

 ベンチに座って模擬戦を見学しようと思っていたところ、後ろからメイドのカミラに忠告された。
 季節は春。
 風が心地よいくらいの気温なので、熱中症の心配はない。
 自分は身体が特別弱い訳ではないのだが、一昨日魔力を使い過ぎて倒れたのを心配しているのだろう。

「分かったよ、カミラ。それじゃあ、後はよろしくね」

 不安にさせるのは忍びないのでこの場はカミラ達に任せ、自分はおとなしく屋敷へ戻った。
 時折行われる剣術の訓練は見ているだけでも楽しいし、勉強になる。
 一年後には自分も参加しているだろう。


 今は身体を作るために簡単な運動を行っている。走り込みと軽い筋トレといったメニューだ。
 もっとハードに身体を限界までいじめ抜くと、超回復という現象によってより丈夫な身体になるらしい。自分も実践してみたかったが父さんから許可は出なかった。
 我が家には無属性魔法のひとつ、治癒ちゆ魔法を使える人材がいるので、万が一何か起きたとしてもなんとかなると思ったのだが、自分にはまだ早いと言われてしまった。
 その魔法を使うのはもちろん、自分ではない。
 無属性魔法は適性を持つ人が他の魔法に比べて格段に多く、更に治癒魔法は初級なので覚えるのが簡単だそうで、メイドの皆さんは習得済みだとか。
 自分はその無属性魔法にすら嫌われているのだが。

「あ、魔導具で魔法を使えたりって……」

 デルバード父さんの執務室へ向かっている途中、そんなことを思い付き、つい声に出していた。
 思わず周りを見回したが、誰もいなかった。
 ただの呟きなので、聞かれたとしても、誰も自分が魔導具を作れると気づくはずはないか。
 母さんも魔導具専門書を与えるだけで、自分が本当に作るとは思わないはずだ。
 それにしても、我ながら良い考えが浮かんだ。
 魔導文字を理解できたのだから、書籍に載っていないオリジナルの魔導具も作れるはず。言葉の組み換え次第で魔法を発動させる魔導具だって作れるだろう。
 あくまで推論なので、実際に作ってみないと分からない。
 しかし、可能性は非常に高いと思っていいだろう。
 そう気づくと、早く魔導具製作を再開したいという思いがつのる。
 今すぐ自室に戻って取り掛かりたい気分だ。
 しかし、既に執務室の前に到着してしまった。
 魔導具のことは一旦隅に……いや、隣に置いておこう。
 高ぶった気持ちを落ち着かせながら、執務室の扉をノックして中へ入った。



  第六話 親バカと記憶の図書館


「それでは、失礼します」

 父さんとの話を終え、自分は執務室から出た。
 まずい、デルバード父さんは予想以上に親バカだった……。
 父さんに魔導具を作ったと伝えたところ、何故か凄く褒めてくれた。
 自分の言うことを疑ったりせず、魔導具を作る才能があったのかと手放しで何度も褒められるだけだった。
 禿げそうになるくらい頭を撫でられて、髪がボサボサだ。
 持参したマジックバッグを見せたのだが「父親として誇りに思うよ」と言ってくれた。
 もしかしたら、魔法も使えないのにどうしてそんなことができるんだと不審がられるかもと思っていたが、そんなことはなかった。
 一応真面目な話もした。その内容は、魔導具を作れることはできるだけ隠そうということだった。
 どうやら、魔導具の一般的な評価は低いらしい。そういえば、魔導具専門書で著者ハンスさんが熱く語っている中に、そんなことが書いてあった気がする。
 その部分は斜め読みしてたから、うろ覚えだ。
 魔導具が作れたとしても魔法を使えないのであれば、結局無能には変わりないということだろうか。
 魔導具が認められていたのは過去のこと。現代では製作できる者がほとんどいないため、評価されないらしい。
 魔導具とは少しばかり便利な物、というのが一般的な認識だそうで、先ほどまで深刻に思いつめていた自分が恥ずかしくなる。
 父さんは一時期魔導具の研究に深くのめり込んだことがあり、だからここまで理解を示してくれるようだ。世間ではきっとそうはならないだろう。
 本当にデルバード父さんの子供に生まれて良かった。
 ともかく、これで大手を振って魔導具製作ができるし、それほど評価されていないなら、カイル兄さんやセレア姉さんにも自分が魔導具を作れると伝えられる。
 変に考え過ぎなくてもいいのだと、改めて理解できた。
 これからはなるべく前向きに考えることにしよう。
 まあ、後ろ向きな性格はそう簡単に変わらないと思うが、時間と共に薄くなっていくだろう。


 父さんと話してから数日後、模擬戦を終え休憩している兵士達から街や外の様子を聞き、近くにある村についての情報を手に入れた。
 自分はこの街――エーベルから出たことがないから、外のことが分からない。もっと言えばこの街のことすらあまり知らない。
 街に出る時はいつも護衛がいて、行動範囲に制限がある。故に、こういう情報はとても価値がある。
 今回は街の生活水準について聞くことができた。
 前々から思っていたのだが、この世界の生活水準は西洋の時代区分で言うと、中世に似ている。
 しかし、中世よりも遅れている部分がある。その一つが水汲みの方法だ。村はおろか街でも、井戸の水を滑車かっしゃに吊るした釣瓶つるべんでいるらしい。
 魔法で水を出せる人は井戸に行く必要はなく、そうでない人達が井戸を使用しているのだ。
 そういうものということになっていて、不便さを改善しようとは思わないのだろう。
 そこで、手押しポンプがあればもっと楽になるのではないか、と思いついた。
 手でハンドルを押し下げて水を吸い上げる手押しポンプだが、意外と簡単な構造だった……はず。
 現在自室の机に向かい、手押しポンプの構造を紙に記そうとしているのだが、これがなかなか思い出せない。
 仕方ない、その内思い出せるだろう。そう割り切り、図面ができてからのことに思いをせた。

鍛冶かじ職人は街にいるだろうし、銅や鉄、それに元の世界には存在しなかった金属類もあるから素材には困らないと思うな」

 口に出すことで情報を整理し、ついでにポンプの構造を記憶の奥底から引き出そうとするが、一向に出て来る気配がない。

「職人にお願いするとお金がかかるし、図面があるからといってすぐにはできないだろうし……しっかりした物ができ上がる保証はない」

 子供のお遊びだと思われて相手にされない可能性も、ないとは言い切れないのが辛いところだ。
 父さんに代わりにお願いしてもらったとしても、確実に成功するとは限らない。この世界にない物を作る以上、他人に頼むのは賭けになる。無駄な仕事を増やしてしまうだけかもしれない。

「あああぁぁあぁぁ……」

 思わず机にして意味のない声を出した。
 手押しポンプの構造を思い出せず、作った後の方針もまとまらない。投げ出してしまいたいが、それでは皆のお荷物のままだ。
 突っ伏したまま尚も諦めず思考をぐるぐると回転させ、目を閉じて視界からの情報を遮断する。
 この時、突如とつじょとして久しい感覚が身体を流れた。
 ああ、すっかり忘れていた。そういえば記憶を掘り起こす時に、頭の中に思い描いていたものがあったな。
 前世でもそれがトリガーとなって、忘れかけていたことでもすぐに思い出せた。
 その時はよくこうやって、邪魔な情報を遮断して思考を巡らせていた。
 大丈夫、思い描くのは簡単だ。頭の中で絵を描くイメージ。
 そうして、頭の中に描いた図書館の本棚から本を取り出して読めばいい。
 それだけで、必要な記憶は掘り起こせる。


     ※ ※ ※


 妙な感覚だ。何故か、身体がとても軽い。
 まるで、自分自身が浮いているような……。

「って、浮いてる! 浮いてる! 本当に身体が浮いてる!」

 目を開けた時、視界に広がるのは壁一面の本棚。
 空中でバタバタと身体を動かして、どうにか地面に着地した。

「はぁ、口から心臓が飛び出るくらいびっくりした。それよりも、ここは何処なんだ?」

 まだ心臓はバクバクとしているが、少し落ち着けば状況の異様さに気がつく。
 汚れ一つない白色の壁が、自分を囲むように円形を形成している。
 先ほどまで自分は自室の椅子に座っていたはずなのだが、今は長机の近くに立っている。
 ひとまず、置いてある椅子の一つに座ってみた。
 特に何が起きる訳でもなく、心なしか落ち着いてきた。
 周りには本棚が林立りんりつしており、見上げると二階とおぼしき壁にもびっしりと本棚が設置されている。
 人は自分以外に見当たらず、この場を貸し切っているような気分になった。

壮観そうかんだな……」

 思っていたことをつい口に出していた。不思議なことに、ここが神聖な場だと直感した。
 人の気配を感じないからか、自分のために作られたような空間だと思ってしまいそうになる。
 そんな風に思うのは、この図書館に自分が魅了されているからだろうか。

「広過ぎる。圧迫感は覚えないな」

 思ったことをそのまま口走ってしまう。まるで歯止めがきかない。それを疑問に思うが、そんなことより現状の把握が先だと考え、椅子から立ち上がると館内を歩き始めた。

「受付は見あたらないな。一度ぐるりと壁づたいに回ってみるか」

 不思議な場所ではあるが焦りや恐怖は覚えず、どこかなつかしい。

「こんな所、一度来れば忘れるはずないと思うんだけどな。どうして懐かしいと感じるんだ?」

 ぶつぶつ呟きながら、円形の壁の周りを歩き続ける。壁には本棚が設置されており、並ぶ本の背表紙には何も記されていない。
 ただ、白い本が茶色の本棚にずらりと置かれているだけ。
 初めて見る光景なのだが、どうも自分は並べられている本を、懐かしいと感じているようだ。

「全く意味が分からないな」

 そうして、自分一人には広過ぎる図書館をぐるりと一周するのに、二十分ほど掛かった。
 それで分かったことが幾つかある。
 まず、人は自分以外に見当たらず、窓も扉も存在しない。
 次に二階への階段があり、見上げた感じでは一階と同じように壁一面に本棚があった。
 そして、自分が最初にいた長机に、いつの間にか本が置かれていた。
 あ、あと、身体が非常に軽いと思ったら、空を飛べるようになっていた。

最早もはや、何が何だか……」

 何処か分からない所へ来て特殊能力まで得たのに、焦りはない。そのことをおかしいと思いつつ、図書館の中央にポツリと置かれた一台の長机に自分は戻った。
 そして、置かれている一冊の白い本を手に取って開いてみた。

「えっ、一体何が!?」

 本を開いたその時、棚に並んでいる本の全てに色が付き始めた。
 慌てて辺りをキョロキョロと見回す。見渡せる全ての本が変化した後、手元の本へ視線を落とした。

「記憶の……図書館?」

 背表紙にも表紙にも、先ほどまで記されていなかったタイトルが書いてあった。
 取り敢えず、『記憶の図書館』と書かれた本を机に置いて最寄りの本棚へ近づき、並んでいる本を一冊手に取る。それにもまた新しいタイトルが記されていた。

「『湖上優太の人生』。これは……自分の名前だ」

 一巻と記されているその本を適当にめくると、前世の自分がどのような体験をしたのか、その時どのようなことを感じていたのか、どんな言葉を口にしたのかが物語風に綴られていた。
 本棚を見ると、前世の自分について記されている本が何冊も並んでいる。
 持っていたその本を元の場所へ戻し、机の前に戻ると静かに椅子に座った。

「記憶の図書館、か。夢じゃあ……ないんだろうな」

 持っていた本を机に置き、これが事実だと確かめるように呟いた。

「こんな出来事、突然過ぎて驚くしかできないよ」

 苦笑交じりに口に出した言葉は、誰に届くでもなく消えていった。


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