転生したら王女だった!

みゆ

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8歳になった!

それはない!

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ふわぁー、ねむい。

今日は何かあるみたいで朝早く起きなくちゃいけないんだよねー。
何があるんだろう?

トントン

「サラ様、レオン様がお呼びです。」

「お兄様が?分かりました。向かいますわ。」

うーん、なんだろう。

お兄ちゃんからなんて珍しいなー。










お兄ちゃんの部屋に来た。

「お兄ちゃん、呼んでるって聞いたんだけど…………」

「ああ、サラにね、伝えときたいことがあって。」

「伝えたいこと?」

「うん。
サラは、今日何があるのか知ってる?」

「ううん。知らない。」

「今日はね、隣国の国王がお父様と会談するために来るんだけど、
隣国の国王と一緒に王子も来るんだ。」

…………隣国の国王と会談なんて聞いてないんだけど!?
そんな重要なことをなんで教えてくれなかったの!?
あの鬼畜国王め…………!

「それで、会談が終わるまで僕らが王子と遊ぶことになったんだけど…………」

「だけど?」

「絶対にサラに惚れちゃう!」

は?誰が?

「サラは可愛くて天使のような心を持ってて優しいから、
惚れられちゃう!」

「え?は?」

いやいや、私そんな子じゃないから。

可愛くて天使のような心を持ってて優しいのはお兄ちゃんでしょ!
私じゃなくてお兄ちゃんだよ!

お兄ちゃんは間違ってる!

「お兄ちゃん!
私そんなんじゃないよ?
私なんかよりお兄ちゃんの方が気に入られちゃうよ!」

「サラ!
安心してくれ!
どんなに気に入られようと、俺の一番はサラだぞ!
サラ以外に興味はない!」

え?いや、そうじゃなくてね?

それに、私以外に興味ないってうそじゃん。

あんなに、友達と話してるとき笑顔なのに興味ないってのはうそじゃん!
あんな笑顔私がいる時には見せてくれないもん!(ん?これってヤキモチ妬いてるだけじゃ…)

「そうじゃなくて!
私が言ってるのは!
私に惚れるなんてありえないってこと!
王子だったら、私なんかより可愛くて優しい子は何人も見てるはずだもん!」

「いや、それはない!
サラより可愛くて優しい子なんてこの世にいない!」

「いやいや!いる!絶対にいるよ!」

私なんて、そんなに優しくないよ?

優しくしてるのは特定の人だけだし。

この前なんて、たまたま見つけた野良猫に食べ物あげちゃったもん!
ドーナツあげちゃったもん!

ドーナツを猫が食べられるとは限らないのに!
勝手にあげちゃったし!

優しくないよ!

なのに、この話をお兄ちゃんにしたら、

「ああ、なんて優しいんだ!
食べ物を満足に食べられないであろう猫に自分のおやつをあげるなんて………」

「なんで!?勝手にあげたんだよ!?
優しくないじゃん!」

「なんで?
だって、それは野良猫のことを思ってやったんでしょ。
なら、サラが優しい子なのは確定だよ。」

ま、まあ。
確かに野良猫可哀想だな。そうだ!このドーナツあげよう!って思ったけどさ。

「サラは、優しい子!これ確定!
それに、可愛くて天使のよう………いや、天使なんだよ!
誰でも好きになっちゃうよ!」

………はあ。
ダメだこりゃ。

話が通じない。

こうなったら、実際に王子と会って、なんともなく終わらせて、気の所為だった、ってことでことにしないと!

よし!
何も無く終わらせられるよう作戦を立てなくちゃ!

「それで、要件はそれだけ?」

「うん。」

「それじゃあ、私は戻るね。
また後で!」

早速部屋に戻って作戦を立てねば!





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