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すべては幻、隣の庭は枯れ木の庭 1ー28

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快楽に浮かされたルークの瞳に、ローブを脱いで薄い生地のナイトドレスだけの姿になったシャルレの姿が映っている。
うす水色に銀色の刺繍のそのドレスは、シャルレのボディラインをくっきりと写し出しており、ルークは無意識の内に視線の動きだけで愛撫した。
「よくもそんな目で見ておいて、早く行けとか言えるわよね、大体どこにいくのよ」
突っ伏すルークの横にシャルレが優雅に横に寝そべった。
フラフラと吸い寄せられる様に身を寄せた。
「だってお泊まりになるって言っていたじゃないですか、お仕事入ったんでしょう?」
そう言いながらシャルレの唇に吸い付いた。
シャルレはそんなルークを避けも応えもせずただ受け入れた。
「あぁ、泊まるのかってそういう意味で聞いてたのね。お前が今夜泊る必要が有るのか聞かれたのかと思ったわ」
シャルレが着乱れたルークのドレスに指をかけてさらに着崩させた。
スカートの合わせが露になって三度みたび立ち上がったルークの雄の印が下着を持ち上げて勃起しているのが見えた。
栓代わりの小降りのディルドゥで快感を得ようとしているのか、スライムの与える快楽から逃れようとしているのか、ルークの腰は淫らに揺れていた。
下着の隙間から見える立ち上がった下枝も自身が出した白い物を下着から溢れさせながら揺れていた。
「俺が、泊まる?」
「お前、どうやってこんな状態で帰れるって思うの?」
思考がほぼ溶けてるルークが言葉の意味も理解できずにシャルレの言葉をおうむ返しに繰り返した。
シャルレがクスリと笑って微笑む。
そんなシャルレの微笑みと、今夜シャルレがどこにも行かないという事だけが理解できてルークも笑った。
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