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19, エロ
しおりを挟む結局その後トキノは部屋に戻らず、アカオは裸に毛布だけ掛けて磔にされたまま寝る羽目になった。
目が覚めても起き上がれないからそのままベッドにじっとしていれば、しばらくして朝食を持ったトキノが部屋に現れる。
「おはよう、兄さん。」
「はよ。」
トキノがベッドのリクライニングボタンを操作すると体が起き上がり、寝返りすら打てずずっと同じ姿勢だったためか腰や関節が軋んだ。
「いたたっ」
「大丈夫?」
「一晩動けなかったから体痛い。」
「……ごめん。」
トキノは存外素直に謝った。
もっと他に謝るべきところがあると思いつつ、その態度の僅かな軟化をアカオは見逃さなかった。
「いいよ。今日の夜はなんとかしてくれたら嬉しいけど。」
さりげなく、逃げるつもりはないと安心するような言い回しをする。
「うん、分かった。」
どうやら譲歩するつもりになったらしい。
これで体中繋がれた状態が改善したら逃げやすくもなるかな……とアカオは内心たぬきの皮算用をした。
狐だけれど。
相変わらず朝食は鎖に繋がれたままトキノの手から食べさせられ、食事が終わったらトイレと洗面、シャワーに連れて行かれた。
シャワーの時は体以外に当たり前のように尻の中も洗われた。
今度は昨日狐のまま固定された耳以外は人間の姿で洗われたが、既に散々弄られたからかアカオの抵抗感も少し薄れていた。
「じゃあ俺別の繋ぐもの買いに行ってくる。待ってもらってる間の準備するね。」
シャワーが終わり髪もドライヤーされてさっぱりしたところで、トキノはまたローターやらそれを繋ぐケーブルを出してくる。
それを見てやっと、アカオは自分が余計な誘導をした事に気付いた。
「それ、つけなきゃダメ?」
一縷の望みをかけ、またベッドに全裸で磔になった状態で耳をぺたりと寝かせて上目遣いで聞いてみる。
「うん。付けるよ。兄さんを俺なしじゃいられなくしなくちゃいけないから。」
怖い発言を平然とされゾッとしながら、アカオはどうにか友好的な態度を保った。
「じゃあ、繋ぐのはこのままでいいから買い物行かないのは?」
「俺もその方がいいんだけどね。直接兄さんを気持ちよく出来るし。」
「分かった。いってらっしゃい。気をつけてな。」
アカオが内心舌打ちをしながら観念するとトキノがテープで器具を体に貼り付けていく。
それぞれの乳首に一つずつと、亀頭の先端に取り付けてゴムとテープで固定した。
それで終わったと思ったら、更にローター以外の器具を取り出してきた。
シリコンでコーティングされたうねるプラスチックの棒で、先端のひとつは雫のように先に行くにつれて膨らんでいる。
トキノはその器具の膨らんだ先端にローションを塗してアカオの尻の穴にあてがうと、ぐぐっと押し込んできた。
「わぁっ、やだっ……」
「力抜いて。」
ボルトを締めるように軽く捻りながらトキノはどんどんアカオの中に器具を鎮めていく。
「ふっ……んん、なんだよこれぇ。」
シャワーの時に広げられていたからか、それなりの太さのある棒状部分はゆっくりとアカオの直腸に収まっていった。
痛みはないが、慣れない場所を押し込まれる圧迫感にアカオの呼吸が早くなる。
「エネマグラだよ。前立腺を開発して兄さんの中、気持ちよくしてくれるから。」
とんでもないものが挿れられたことを弟の口から聞かされて兄は目を見開いた。
「トキノ、これ嫌だ。抜いて。」
「お尻で気持ちよくなれるようになったら、毎日お尻でイかせてあげるね。」
アカオの言葉は丸無視で、器具の入ったヘソ下あたりをスルッと撫でるとローターのスイッチを入れてトキノは去っていった。
「帰ってきた時に取れてたらお仕置きね」
という言葉を残して。
そして昨日と同じように、ローターがアカオの性感帯を苛み始める。
昨日トキノに弄られてイけるようになった乳首は、機械の生み出す絶え間ない振動を再び快感として受け止めてアカオに伝えてきた。
ヴヴヴヴヴヴッと音を立てる淫具のその下で、柔らかかった先端がどんどんと硬く丸まってくるごとに、より刺激を強く感じるようになった。
今まで気にしたこともないようなアカオの体の部位が、トキノによって責められて喜ぶ性感帯に変わっていく。
アカオにとってそれがとても悔しかったが、今はそれ以上に体が気持ち良すぎた。
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