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第17話 ヒロインに命令される悪役令嬢
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「え?一体どういうこと?ノエルは悪役令嬢の私と友達になりたくないんじゃなかったの?」
「ええ、そうよ。だけど…アルフォンソ様に言われたのよ‥」
「言われた?何を?」
「アリーナを宜しく頼むって」
「ええっ?!」
あまりにも予想外の話に驚いた。
「さ、話は終わったことだし…いただきま~す」
ノエルはフォークでチョコレートケーキをカットすると口に運んだ。
「うん、美味しい!甘過ぎず、ほろ苦いビターの味が甘いスポンジに良く合うわ~」
まるでグルメ評論家のようなセリフを言うノエルに私は慌てた。
「いやいや、話は終わっていないでしょう?」
「そんなことより、折角の紅茶が冷めちゃうわよ?」
「そ、そうね」
何だか腑に落ちないが、ノエルに言われるままに紅茶を飲んだ。
「美味しいわ…」
「そうね。チョコレートケーキもいけるわよ」
「それじゃ、食べてみるわ。…うん、甘すぎなくて美味しいじゃない!」
ケーキをほおばり、私は満足だった。
ようやく、気兼ねなく女子トーク出来る友達が出来たのだから。
「…ってちがーうっ!」
私はテーブルをバシンと叩いた。
「何よぉ…そんな騒ぐと、周囲から注目されるわよ?いいの?目立つのが嫌いじゃなかったの?」
紅茶を飲みながらノエルが私に言った。
「あ…そうだったわね‥」
声のトーンを落とすとノエルに尋ねた。
「ねぇ、アルフォンソ王子に私を宜しく頼むって言われたようだけど…詳しく説明してよ」
「はぁ…全く…」
ノエルはため息をつくと説明を始めた。
「アリーナがいなくなった後、アルフォンソ王子に聞かれたのよ。君はアリーナと友達なのかい?って。だからはい、そうですって返事したのよ。だって2人で一緒にあの場に現れたのに、友達ではありませんなんて言えるはずないでしょう?」
「うん。確かにそうね」
紅茶を飲んで頷く私。
「そうしたら、アルフォンソ様…すっごく喜んだのよ。そうか、彼女と友達になってくれてありがとうって。アリーナは子供の頃から友達がいなくて心配だったんだっ
て」
「ふ~ん…そうなんだ…」
へ~知らなかった。アルフォンソ王子はそんなこと考えていたのか。
「それでその後は話が盛り上がったわ」
「まぁ!それは良かったじゃない!おめでとう!」
「何がおめでとうよ。盛り上がったのは、あくまでアリーナの話でよ」
「え?」
「アルフォンソ様の口から出てくるのはアリーナのことばかりだったわよ。彼女は昔からずっと頭が良くて、自分とは比べ物にならないって。本当の天才というのはきっとアリーナのことを言うのだろうって。その代わり人間付き合いが下手だからずっと気にはしていたけれど、君という友人が出来て、嬉しいって喜んでくれていたわ」
話してる傍からどんどん不機嫌になっていくノエル。
「う~ん…で、でも話が盛り上がったのなら良かったじゃない?きっとアルフォンソ王子はノエルのことを特別な女性として見始めている証拠かもよ?」
何とかノエルのご機嫌を取る為にヨイショする私。
「ええ。そう思って…今度のお休みの日に思い切ってデートに誘ってみようと思うの。だから…」
ジロッ!
ノエルが突然睨みつけ来た。
あ…何だか嫌な予感…。
「私の代わりにアルフォンソ王子をデートに誘って頂戴っ!」
ノエルはとんでもない要求をつきつけてきた―。
「ええ、そうよ。だけど…アルフォンソ様に言われたのよ‥」
「言われた?何を?」
「アリーナを宜しく頼むって」
「ええっ?!」
あまりにも予想外の話に驚いた。
「さ、話は終わったことだし…いただきま~す」
ノエルはフォークでチョコレートケーキをカットすると口に運んだ。
「うん、美味しい!甘過ぎず、ほろ苦いビターの味が甘いスポンジに良く合うわ~」
まるでグルメ評論家のようなセリフを言うノエルに私は慌てた。
「いやいや、話は終わっていないでしょう?」
「そんなことより、折角の紅茶が冷めちゃうわよ?」
「そ、そうね」
何だか腑に落ちないが、ノエルに言われるままに紅茶を飲んだ。
「美味しいわ…」
「そうね。チョコレートケーキもいけるわよ」
「それじゃ、食べてみるわ。…うん、甘すぎなくて美味しいじゃない!」
ケーキをほおばり、私は満足だった。
ようやく、気兼ねなく女子トーク出来る友達が出来たのだから。
「…ってちがーうっ!」
私はテーブルをバシンと叩いた。
「何よぉ…そんな騒ぐと、周囲から注目されるわよ?いいの?目立つのが嫌いじゃなかったの?」
紅茶を飲みながらノエルが私に言った。
「あ…そうだったわね‥」
声のトーンを落とすとノエルに尋ねた。
「ねぇ、アルフォンソ王子に私を宜しく頼むって言われたようだけど…詳しく説明してよ」
「はぁ…全く…」
ノエルはため息をつくと説明を始めた。
「アリーナがいなくなった後、アルフォンソ王子に聞かれたのよ。君はアリーナと友達なのかい?って。だからはい、そうですって返事したのよ。だって2人で一緒にあの場に現れたのに、友達ではありませんなんて言えるはずないでしょう?」
「うん。確かにそうね」
紅茶を飲んで頷く私。
「そうしたら、アルフォンソ様…すっごく喜んだのよ。そうか、彼女と友達になってくれてありがとうって。アリーナは子供の頃から友達がいなくて心配だったんだっ
て」
「ふ~ん…そうなんだ…」
へ~知らなかった。アルフォンソ王子はそんなこと考えていたのか。
「それでその後は話が盛り上がったわ」
「まぁ!それは良かったじゃない!おめでとう!」
「何がおめでとうよ。盛り上がったのは、あくまでアリーナの話でよ」
「え?」
「アルフォンソ様の口から出てくるのはアリーナのことばかりだったわよ。彼女は昔からずっと頭が良くて、自分とは比べ物にならないって。本当の天才というのはきっとアリーナのことを言うのだろうって。その代わり人間付き合いが下手だからずっと気にはしていたけれど、君という友人が出来て、嬉しいって喜んでくれていたわ」
話してる傍からどんどん不機嫌になっていくノエル。
「う~ん…で、でも話が盛り上がったのなら良かったじゃない?きっとアルフォンソ王子はノエルのことを特別な女性として見始めている証拠かもよ?」
何とかノエルのご機嫌を取る為にヨイショする私。
「ええ。そう思って…今度のお休みの日に思い切ってデートに誘ってみようと思うの。だから…」
ジロッ!
ノエルが突然睨みつけ来た。
あ…何だか嫌な予感…。
「私の代わりにアルフォンソ王子をデートに誘って頂戴っ!」
ノエルはとんでもない要求をつきつけてきた―。
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