婚約破棄されてどん底にいた私を神様が溺愛?!

しらす

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『神の巫女ですよ!』

神の巫女?なんだろうそれ。

「この村の伝承では、今年の今頃あなたが来たという山の家に神の巫女がやってきてこの村を救ってくれるということが記されているのです」

私に村を救うぐらいの力はない。
婚約破棄をされて神様に頼るということしかできないのに。

「私の事じゃないと思いますが、話だけ聞いてもいいですか?」

「はい。最近ずっと魔物がこの村の周りにいるし、昔から謎の病があるんです。急に体中に結晶のようなものが出てきて凍っていくという病なんです」

自然に体が凍っていく。それはとても怖い。
神様にどうにかして会えないかな。

「一度、魔力を測定されてはいかがですか?」

言われるがままについていくと、ギルドというところに着いた。
石の板みたいなのを持ってこられてこれに手を置いてみてくださいと言われたので手を置いた。

石は何もならずに、ピキッっと音が鳴りひびが入った。

「これは…」

皆の視線がいっせいに私の方に集まる。

「あ、すみません!割ってしまって」

「こんなことふつうありません…」

すると、でっかい鏡を持ってきた。
鏡に映っている人たちにはオーラのように色がついていた。

私は真っ黒だった。

「魔力値、3000…。」

みんなが驚いた。
低すぎたのかな、普通はどのぐらいなんだろう。

「普通はどのぐらいなんですか?」

「上級魔術師でも1000越えは厳しいぐらいです」

え?じゃあ結構上?
上ってどころじゃないか。

「でもあったところで魔法のやり方わからないので意味ないですよ」

私以外の人がいっせいに顔を見合わせてからこちらを見た。

「あの、一度水を出すイメージで壁に打ってみてください」

想像…。水の玉。
よし。

次の瞬間、壁が半壊した。

「あれ?」

みんなは驚いていた。
多分私が壁壊して怒ってるんだろうな。

土を立てるイメージで壁を直そう。

いや、それより時って戻せないのかな。
戻す方が早いと思うんだけど。

時よ戻れ。

すると土や木のくずが自分から立ち上がって戻っていった。

「やはりあなたが神の巫女」

そう言われ、夜に宴が開かれた。
そこではどうどうと神の巫女と宣言された。

まだわからないのに勝手なこと言われても困る。

「この人こそが神の巫女である。崇め奉りたまえ」

だから勝手にそんなこと言わないで。
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