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ことの終わりは始まりとなれ!(本編)
お礼① 夜会の令息たち
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※お気に入り500突破のお礼第①弾。次800お礼②弾はリクエストで令嬢版に決定。ありがとうございました。
本話に出ないモブの令息たちのお話。
◇◇◇
《ボーイズトーク:ラナエラ嬢は女神》
「はぁ。ラナエラ嬢、美しすぎる」
「ありなのか!? あのドレス!?」
「学園内だとゆったりしたデザインのドレスを身につけていらっしゃるから……スタイル良いとは思ってたけど、あれは神だわ」
豊かな胸元は、思春期の令息たちには神の恵み。
「うわ、ヨハンが鼻血吹いた!?」
「……俺、危険夢見る気がする! で、夢の中でロイド殿下に殺られる……。でも、夢に出てきてくれたら嬉しい!」
「うん! 夢なら耐えられる!」
「お優しいし、麗しいし、ご聡明だし! ご出身がアレでとてもじゃないけど近寄れないけど」
………。
「「「夢で見るだけなら、な」」」
令息たちは「男の子だもん」と、細やかな願いを込めるのだ。
◇◇◇
《ボーイズトーク:ピュリナちゃん》
「か、可愛すぎる! 何、あのフワフワ!」
「イチゴちゃんかっ!?」
「かわいいよな~ピュリナちゃん」
「うん、ほんと、かわいい」
「甘えん坊で、天使か!!」
「「「婚約者らよりかわいい!」」」
ふわふわなストロベリーブロンドを甘ったるく眺め、
「「「愛人にしたい!」」」
現実的な令息たちであった。
◇◇◇
《ボーイズトーク:殿下に忠義を!》
「なあ、ラナエラ嬢にダンス申し込む?」
こんな時ならではの台詞だったが、二人の友人は何言ってやがるんだこの馬鹿と驚愕の表情でエンデ少年を見つめ、
「「……家訓、ベルト伯爵家に無いのか?」」
友人らは、
「ラナエラ嬢の影を踏むな、3秒以上見つめるな、話しかけられたら五体投地しろ、入学前に親父から言明された……」
「何で3秒! 五体投地って何それ! っていうかジルト伯爵に何があった!?」
「……伯爵の家訓には…君子危うきに近づくなとある……」
「!? お前んちのガルト伯爵もどうした!?」
「どうした、だと!? 見ろ!!」
「--ひっ!」
エンデ少年の視線の先には、地獄絵図が広がっている。
談笑する王子と婚約者を微笑で見守る--いや、笑顔で王子だけに底光りする双眸を据えた--婚約者の身内。確実にあの周辺には殺戮の冷気が充満しているだろう。エンデ少年の父ベルト伯爵は挨拶しかけた中途半端な視線で固まっていた。
「「あれが理由だ!」」
……。
無理だ、無理すぎる。自分だったら即死だ。すごいよ、貴方は。完璧ににこやかな笑顔。
「俺は、いや、俺たちは、殿下に忠誠を誓うと--今ここで宣言しよう!」
「「おうっ!!」」
こうしてジルト、ガルト、そしてベルト家は、王国随一の忠義三ルト伯爵家として後世まで伝わる名家になるのだった……。
夜会の片隅にて令息たちのお喋りは秘かに、暑苦しく続く--
本話に出ないモブの令息たちのお話。
◇◇◇
《ボーイズトーク:ラナエラ嬢は女神》
「はぁ。ラナエラ嬢、美しすぎる」
「ありなのか!? あのドレス!?」
「学園内だとゆったりしたデザインのドレスを身につけていらっしゃるから……スタイル良いとは思ってたけど、あれは神だわ」
豊かな胸元は、思春期の令息たちには神の恵み。
「うわ、ヨハンが鼻血吹いた!?」
「……俺、危険夢見る気がする! で、夢の中でロイド殿下に殺られる……。でも、夢に出てきてくれたら嬉しい!」
「うん! 夢なら耐えられる!」
「お優しいし、麗しいし、ご聡明だし! ご出身がアレでとてもじゃないけど近寄れないけど」
………。
「「「夢で見るだけなら、な」」」
令息たちは「男の子だもん」と、細やかな願いを込めるのだ。
◇◇◇
《ボーイズトーク:ピュリナちゃん》
「か、可愛すぎる! 何、あのフワフワ!」
「イチゴちゃんかっ!?」
「かわいいよな~ピュリナちゃん」
「うん、ほんと、かわいい」
「甘えん坊で、天使か!!」
「「「婚約者らよりかわいい!」」」
ふわふわなストロベリーブロンドを甘ったるく眺め、
「「「愛人にしたい!」」」
現実的な令息たちであった。
◇◇◇
《ボーイズトーク:殿下に忠義を!》
「なあ、ラナエラ嬢にダンス申し込む?」
こんな時ならではの台詞だったが、二人の友人は何言ってやがるんだこの馬鹿と驚愕の表情でエンデ少年を見つめ、
「「……家訓、ベルト伯爵家に無いのか?」」
友人らは、
「ラナエラ嬢の影を踏むな、3秒以上見つめるな、話しかけられたら五体投地しろ、入学前に親父から言明された……」
「何で3秒! 五体投地って何それ! っていうかジルト伯爵に何があった!?」
「……伯爵の家訓には…君子危うきに近づくなとある……」
「!? お前んちのガルト伯爵もどうした!?」
「どうした、だと!? 見ろ!!」
「--ひっ!」
エンデ少年の視線の先には、地獄絵図が広がっている。
談笑する王子と婚約者を微笑で見守る--いや、笑顔で王子だけに底光りする双眸を据えた--婚約者の身内。確実にあの周辺には殺戮の冷気が充満しているだろう。エンデ少年の父ベルト伯爵は挨拶しかけた中途半端な視線で固まっていた。
「「あれが理由だ!」」
……。
無理だ、無理すぎる。自分だったら即死だ。すごいよ、貴方は。完璧ににこやかな笑顔。
「俺は、いや、俺たちは、殿下に忠誠を誓うと--今ここで宣言しよう!」
「「おうっ!!」」
こうしてジルト、ガルト、そしてベルト家は、王国随一の忠義三ルト伯爵家として後世まで伝わる名家になるのだった……。
夜会の片隅にて令息たちのお喋りは秘かに、暑苦しく続く--
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