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2つの大人の恋
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しおりを挟む沖縄
—達也side
「はい・・・はい、じゃ・・・羽田で・・・到着したら電話します」
俺はかなり・・・追い込まれていた。
電話の相手は祐司さん。
あまり祐司さんには頼みたくなかったけど、もう自分1人じゃどうにもならず・・・3日前に祐司さんに電話を掛けたんだ。
電話を切って自分の部屋に行きクローゼットから大きなスーツケースを出して着替え等を詰め込んだ。
「何時の便?」
部屋の入り口でそう言ったのは・・・・ルームメイトの蒼太さんだ。
俺は振り向いて、
「20時15分の便取れました・・・・」
そう言うと蒼太さんはニッコリ笑って、
「送るー!!!」
そう言ってジャンプした。
あれから由美さんを探し続けていた俺。
飯田社長にもお願いしたが全く由美さんの情報は降りてこなかった。
3日前に祐司さんに相談し、流石OHの調査部。
由美さんの大体の居所が分かったと・・・さっき祐司さんから電話があった。
俺は電話をしながらオンラインで飛行機のチケットを取り、早速今夜羽田に向かう。
仕事は涼さんと淳さん一樹さんと、半次さんに頭を下げ無期限で休暇をもらった。
その代わり、湘南から龍の友達の俊が来てくれて店で働いてくれている。
「ねー・・・達也ってー・・・ずっとあの子を引きずってたんだね?」
蒼太さんは空港に向かう車内でそんな事を言ってきた。
「あの子ー・・・って、日和ちゃんと俺の事・・・蒼太さん知ってたんですか?」
高校時代付き合っていた日和ちゃん。
昌也に知られたくなくて、涼さんや淳さん・・・半次さんや蒼太さんに気付かれないようこっそり付き合ってたあの子。
運転をする蒼太さんの顔を見ると、蒼太さんはニッコリ笑って
「知ってた知ってたー!ずいぶん可愛い子と付き合ってんな~って思ってた!だからあんたはね、遊び人風に見せていてもー・・・一途だって・・・皆分かってるから!」
・・・・・・・・・。
一途かー・・・・・。
「俺・・・遊んでる風に見せて、自分が傷付かないようマジになる事を避けてたんですよ」
結城を真面目に口説けなかったのも・・・振られて傷付くのが怖かったから・・・遊び半分みたいな感じに見せてた。
俺って格好悪いな。
すると蒼太さんは運転しながら俺の頭をぐりっと撫で、
「もー!!そんな顔しない!!・・・今回は絶対後悔しないように、ちゃんとー・・・素直にしっかり気持ちを伝えてね・・・・」
もう・・・後悔はしない。
由美に・・・ちゃんと気持ちを伝えるんだ。
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