大人女子の恋愛方程式♡

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後藤夏樹

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NY

4月


—夏樹side




出社早々、私は上司に呼ばれオフィス内のカフェで上司を待つ。
そして、あの人とのラインを確認。

和也君・・・最近帰りメチャクチャ遅いなー・・・。仕事忙しいのかな?

そんな事を考えていると、手元が暗くなって顔を上げると私の上司がニッコリ笑って立っていた。
「あ、お疲れ様です!根本さん・・・」
私が腰を上げて頭を下げると、上司の根本さんは私の前に腰かけ
「後藤ちゃん、ごめんね!忙しいのにー・・・」
そう言って笑った。

根本さんは多分40歳くらいで、私より半年くらい前にNYに出向し奥様と娘さん2人とNYで暮らしている。
以前、私がフランスに行った時にもお世話になった大先輩だ。
「大丈夫です、先月いっぱいで大きな仕事終もわったので・・・・」
そう言うと、根本さんはコーヒーを啜って
「そっか・・・落ち着いたのにー・・・またまたもの凄く申し訳ないんだけどさー・・・」

って・・・もの凄く言いづらそうな顔をして私を見て来る。
まっ・・・まさか、日本に帰国っ???

「来週からワイキキに行ってくれる?」

・・・・・・・・・。

ェエエエッ?!

ワ・・・ワイキキーーー???
日本に帰国したくて、ずっと日本支社を希望していた私。
「日本支社はー・・今人がいっぱいで、ワイキキが事業拡大してオフィスも広い所に移ったんだ。人が足りなくて困っているそうだ・・・仕事内容は変わってしまうけど、半年かー・・・1年か、日本に戻る前に暖かいハワイでゆっくりしたらどうだ?寒い所は苦手なんだろ?」
そう言って笑った。


NYはもの凄く寒いし、生活もしづらかった。
何をするにもお金がかかって、落ち着いて過ごせる場所なんてない。
だったらハワイの方が・・・・。

「ありがとうございますっ!!」


その日、自宅に戻ってテイクアウトしたボリューム満点サラダとビールを飲みPCを開いた。
ワイキキのコンドミニアムー・・・は、何処かいい所あるかな??

うちの会社は出向手当とは別に、現地の家賃は相場価格までの援助がある為・・・ここNYでもオフィスの近くのマンションに暮らすことができた。
ハワイも同様、その地域の相場迄なら会社が全額支給してくれるからそれを探すのも結構楽しかったりした。

そう言えば・・・瑠衣、ハワイにマンション持ってるって言ってたけどー・・・でもいいや!自分で探そう!!

ハワイならやっぱり海が見える所が良いし、セキュリティーはしっかりしててほしいな。
あまり街の中心だと煩いから、ダイヤモンドヘッド側か・・・アラモアナに近い方が良いかな。

PCで色々検索をしていると、PCの隣に置いてあった携帯がピカピカと光った。
画面を開くと・・・。

・・・・・・・///////////////



『夏樹おはよう!元気にしてるかな?』

・・・・・・・。

それは和也君からのラインだった。

和也君とは、先月私が日本に帰国した時に逢ったのが最後だった。

『和也君おはよう!ね、ね、大ニュース!私来週からハワイに』
・・・・・・・・。
和也君への返信文を打ち・・・指を止めた。

ただのおはようってメッセージに即返信して、しかもハワイに移ると言ってー・・・なんか押し押しって思われる?
私浮かれてる??

だって、単純にNYよりハワイの方が日本に近いし・・・・。

って、なんか私が和也君を好きって思われそうって思った・・・・。

途中まで打った文章を消し、
『和也君おはよう!変わりなく元気だよー!もう寝るね』

と・・・・、必死に『私気にしてません』と、いうふりをする私。

スマホをPCの脇に置きため息。

でもー・・・既読になる?ならない??って・・・気になってついつい見てしまう私。
・・・・・・・・。

すると直ぐに既読になって、
『夜遅くにごめんね、元気なら安心(^^♪また連絡する、お休みー!』

・・・・・・・。

私は・・・こうやって一生素直になれないのかな。
いつもいつも、言いたい事を言えず、本当の自分を隠して生きていく?

自分に自信は・・・ありません。

私には仕事以外何も誇れるものはありません。

性格も可愛くない、素直じゃない・・・。
見た目だって・・・必死にエステやマッサージを受けて、高い化粧品を買って安心していたらあっという間に30を過ぎた。

貯金はたまる一方。
お金をためても、やりたい事もなく見た目を着飾るばかり。

でも誰かに褒められるわけでもないの。
てか褒められたいとか思ってるわけじゃない。

ネイルも髪型も・・・お洒落も・・・高いハイヒールも全て自己満。
私はいつも1人で、・・・ただの自己満の塊でここまで生きてきた。







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