大人女子の恋愛方程式♡

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後藤夏樹

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1週間後
東京~銀座


—和也side


「和也さん、13時からの会員さん14時に変更できないかと1番に電話入ってます」
臨也にそう言われ俺はデスクの電話を取る。
直ぐにPCの予約表を確認し、
「あ、・・・美菜子さん・・・お久しぶりでございます」
『あ~・・和也君?もー・・・全然会ってないから声聞いただけでドキドキしちゃうーー!』
「嬉しいお言葉に感謝します。えーっと・・・13時を14時にご変更という事でよろしいですか?」
『そうなの~・・・ごめんなさいね??大丈夫かしら???』

3時間コースか・・・。
ちょっと厳しいなぁ・・・。
「申し訳ございません、3時間だとちょっと厳しいので2時間であれば可能ですが・・・。」
『いいっいいっ!!んじゃ、14時に逢いに行くねん!』

電話を切ってアイコスを手に取り喫煙所に行くと、
「あ、おつかれーーっす!和也さん今日もフルで予約入ってるんですかー?」
そこに居たのは健二。
相変わらず元気だ!
「あ~・・・でも、13時からの予約が1時間ずれて2時間になったから1時間時間空いた!飯でも食ってこようかなー・・・。」

最近は忙しくて昼飯を食べに行く時間もなかった。
久々あの喫茶店に行ってこよっかなー・・・。

すると健二は笑って、
「だったら俺お供しますよ、俺15時まで空いてるんで!!」

携帯を出しラインの画面の夏樹とのやり取りを確認。
最後にやり取りしたのは・・・1週間ほど前。

NYでバリバリ働くあの子は元気にしてるかな・・・・。




—祐司side



「富良野・・・??」

副社長室に来ていたのは、先週沖縄から来た達也。
OHの調査部で片桐由美さんの居所を調べた所、北海道という情報は上がってきたがその後詳しい状況が分からず昨夜やっと、詳しい居所が分かった。

というのも、今由美さんが暮らしているのはお母様のご実家で持ち主はお母様の知人夫婦になっていた為、調べるのに時間が掛かってしまったのだ。
「街中から少し離れた場所のようだ・・・・」
達也の目の前にグーグルマップを印刷したものを置き赤い屋根の家を指さした。

達也はそれを手に取りじっと眺めた。
「今は、由美さんのお母様と由美さんのお嬢様と3人でその家で暮らし、由美さんは家の近くにあるお母様の知人夫婦が経営する定食屋で働いているようだ」
俺がそう言うと、達也はやっと顔を上げ
「あの・・・この場所って・・・」

・・・・・・・。
気付いたか・・・。
そうだよな、そりゃ気付くよな・・・・。

「そう、うちの会社が管理している北野牧場・・・うちの会社の最後の砦と言われている修行の場の牧場が直ぐ近くにある」

あの、真也たちが今働いているOHの最強の修行場。
通称『モーモー務所』と言われている場所が偶然にも由美さん家族が暮らす由美さんのお母様のご実家の直ぐ近くにある。
達也は他にも用意した由美さん一家の資料を眺め、
「俺が・・・行ったら迷惑になるかな・・・」
寂しそうな顔をしてそう言った。


以前ここで働いていた時、結城にオシオシだった達也。
あの時は、涼への対抗意識もあったから尚更だったのか闘争心むき出しだったが、今の達也は全くの別人。
俺は達也の前に腰かけ、
「調べによると・・・飯田社長はご存知だったようで、でも由美さんから強く口止めをされていたようだ。」
俺がそう言うと達也はまた哀しそうな目をして俺をジッと見つめた。

コイツは・・・変わったな。

達也の頭をグリっと撫で、
「そんな顔をするな・・・彼女の気持ちを考えれば納得いくだろ?お前がそんな顔をしていたら・・・由美さんは振り向いてはくれないぞ?」
そう言うと達也はグッと堪えたような顔をして何度か頷き、
「ありがとうございます・・・・早速北海道に行く準備をします」



—健二side



和也さんってなーーんか、全く女の子の噂を聞かない。でも最近、私用で早く帰ったり半休取ったりしてたけど?あれは・・・噂のあの子??

美晴ちゃんの親友のー・・・メッチャ美人な夏樹さん。
龍と美晴ちゃんの結婚式で俺声かけてみたけどー・・・もう全然!!弟対応って感じでさー・・・。
でも和也さんとはイイ感じだったような??

いつも行く喫茶店に和也さんと行き、俺の目の前で煮魚定食を食ってる和也さんを見ながらそんな事を考える俺・・・。
和也さんは顔を上げて、
「何?さっきから俺の事見すぎー!!」
そう言って笑った。

「あ・・・あ~・・・っと、・・・和也さんって~・・・今彼女とかいないのかなーって!!」
「何お前~・・・いきなりどうしたの?」
「いやいや、・・・なんか和也さんって涼さんや淳さんにも負けない位格好いいのに、あまりそういう噂聞かないから不思議だなーって・・・」

OHは少し前まで確かに女の子との交際は禁止されていた・・・が、皆何もないわけはない。
俺は彼女とかはなかったけど、定期的に遊ぶ子はいた。
好きとかはない。

彼女を作って罰を受けたスタッフだって多い。
皆そこそこ女の子と絡みがあるのに、和也さんってそういうの全然聞かない。






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