大人女子の恋愛方程式♡

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達也と真也

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—達也side


明ちゃんが突然立ち上がって走り出した・・・・。
え??って思って、俺も顔を上げると・・・直ぐ目の前に居たお婆ちゃんが
「今日はねー・・あの子のママと、近所の牧場のお兄さんとー・・・一緒に来たんですよー・・・」
と、俺に言って・・・笑ったんだ。

ママと・・・近所の牧場のお兄さん?
その時、イヤな予感がしたんだ。

ズキンって・・胸の奥が鳴って、ちょっと胸が苦しくて痛い。

そして、由美の姿が見えた時、時間が止まった感じがして・・・俺はその光景が現実なのか??って何度も疑った。
少し先の方から明ちゃんと手を繋いで歩いてきた由美は・・・デニムを履いて、白シャツを羽織っていた。

そして・・・その隣にいたのは・・・。


真也・・・。


帽子をかぶって・・・前みたいな気取った雰囲気は全くなく、カジュアルめな格好で俺を見つめ・・・固まってこっちを見ている真也。

すると、
「いつもね、明を可愛がってくれる真也君って言う子なんだけどー・・・」
お婆ちゃんがそう言って笑ったんだ。


え・・・、てか・・・、

あの真也っ???




—真也side



・・・・・・。



何でッ?!
達也さんが・・・・。

明ちゃんが走ってきたその先を見ると、達也さんとお婆ちゃんがこっちを見て立っていた。
何で達也さんがここに居るんだ?

俺は下で拳を握った。
かなり焦った・・・。

すると、隣に居る由美さんも固まって達也さんを見ていた。

明ちゃんは由美さんの脚をグイグイと押し、
「ねぇー・・ママ、あのお兄ちゃんの写真あったよね?前の携帯にー・・あのお兄ちゃんいたでしょ?」
って・・・そう言ったんだ・・・・。


まさか・・・由美さんを追って来た・・・あの恋人って・・・。

達也さん?!

俺は由美さんに抱きついている明ちゃんに1000円札を2枚渡し、
「明ちゃん・・・ごめんね、俺あのお兄ちゃんと話がしたいから・・・お婆ちゃんと駐車場の方にあったパン屋さんで好きなもの買って来て・・・」
俺がそう言って頭を撫でると、明ちゃんはそのお金を握って・・・。

「チョココロネ買って良い?」
そう言ってきた。
俺はまた頭を撫でて、
「いいよ、俺のも買ってきて~・・・他にも欲しいのあったら買って来な?」

明ちゃんはニカッと笑って、またお婆ちゃんの方に走って行き・・・お婆ちゃんと明ちゃんは・・・その場から離れて歩いて行った。

まさかこんな所で達也さんに逢うなんて・・・・。

過去の俺を・・・由美さんに知られたくない。
そんなズルい自分が・・・こみあげるんだ。






—達也side



由美と・・・真也が・・・こっちで・・・??
確かに、真也が居る牧場が近いとは聞いてはいたが・・・まさか・・・。


ぶつけようのない・・・苛立ちとモヤモヤ・・・。
由美は、俺の顔を見たあの日・・・あんなに怯えていたのに、真也とは普通に一緒に居られるの?
もの凄く悔しくって・・・胸が痛かった。

グッとこらえ・・・拳を下で握って一歩一歩2人に近づいた。
真也も俺をジッと見て、俺が目の前まで行くと由美を庇う様にして由美の前に立ちはだかったんだ。

なんで?
俺が・・・悪者なのか??
何だよそれ。

凄くイライラして、思わず・・・手が出てしまった・・・。
真也のシャツを掴んで、

「何でお前がここにいるんだ?何してんだ?」
俺は、最高に・・・格好悪い・・・。

真也は手を出しては来ない。
ジッとこらえるような顔をして・・・。
「偶然です・・・俺が働いている牧場と、彼女の家が近くて・・・彼女が働いている食堂も近いから・・・」
そんなの知ってるわ!!

でも何でお前と由美がこんな風に・・・・。
凄く悔しかったんだ・・・。

しかし、真也は昔の問題児時代の雰囲気は全くなく・・・・傍から見たら・・・俺が仲良しカップルに絡んでいるという感じに見られているんだろうなって・・・・。



—由美side



・・・・・ッ?!


なんでっ??
この2人って知り合いなの?
私は思わず2人の間に入り、
「達也君やめて・・・あのっ・・・」
私がそう言うと、達也君は掴んだ手をゆっくり放し・・・・。
「・・・悪い・・・状況が読めなくて・・・・」
そう言ったの・・・。

・・・・・・。

真也君はTシャツを直し、
「達也さん・・・話ならまた2人の時にして頂けると助かります。本当に申し訳ないです」
そう言って頭を下げたの。

この2人は、どういう関係・・・なの??
達也君は・・・凄い目で真也君を睨み、

・・・・・・。

「真也・・・1つだけ聞いて言い???」

・・・・・・。

なんか2人とも私が知っている2人ではなく、緊迫している雰囲気。
ゴクっと唾を飲み込んで、真也君を見ると真也君も緊張した顔で達也君を見たの。

達也君は、
「今は・・・前とは違うのか?」
そう言った。

それは決して怒っている感じはなく、でも・・・凄く悲しそうな表情。
すると、真也君は少し考え込み・・・・私を見て・・・。
「日々・・・・精進するようにしています」
そう言った。




真也君・・・・???




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