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彼女の過去と俺の過去
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—真也side
翌日
今日も俺は上富良野のラベンダー畑で働いていた。
「はいー・・・ホワイトアスパラ3つね・・はーい、ありがとうございまーす!」
今日は売店のお手伝い。
8月のラベンダー畑は・・・凄い人。
お土産屋の売店は大混雑!!!
由美さんは・・・・元気にしているかな?
店内でラベンダーグッズを並べていると、
「すいませーん・・・ラベンダーコーヒー1ケース送ってほしいんですけど・・・・」
と背後から聞こえ、
「ご配送ですね、こちらで承ります!」
超営業スマイルで振り返ると・・・・・、
「よう!」
そこにはラベンダーコーヒーを持ってニッコリ笑った達也さんが立っていた。
ちょうど昼休憩の時間になり、ラベンダー畑の端にあるベンチで松さんお手製の弁当を広げた。
達也さんは売店で買ったカレーを食べながら、
「お前があんなに爽やかに笑えるとはー・・・・全然知らなかったぜ」
そう言って笑った。
「東京にいた時ー・・・・なんであんなに尖ってたのかなって・・・・バカみたいだったなーって思います・・・・」
俺がそう言うと達也さんは笑って、
「お前が尖ってなかったらー・・・きっと涼さんや淳さんとも仲良かったんじゃない?」
そう言ったんだ。
あの頃、既婚者の会員さんに対し変な敵対心みたいのを抱き・・・俺はどんどん変わっていった。
そして、銀座本店の涼さん、淳さんの噂を聞いて・・・変に意識をしてしまい、どんどん挑発的になっていったんだ。
「もう絶対・・・そうはならないですよ」
俺は絶対に許されない過ちを何度も犯し、涼さんの恋人と・・・その弟の恋人、そして・・・仁さんの恋人だった幸を、遊び半分で暴行。
あの時の俺の脳は・・・崩壊してた。
「ここに居ると・・・東京や横浜でやっていたこと、本当に後悔しか無くて・・・・自分のちっぽけさを実感しました」
本当にそう思った。
「最初はこんな場所で働くのをバカバカしいって思ったけど、ここは・・・そんな甘い場所ではないって・・・そう思いました・・・」
北海道は、とても素敵な場所だけど・・・・危険も伴っていて、冬は特に注意が必要。
街中ではないこういう場所は、少しでも気を緩めたら・・・自然というものに潰されてしまうんだ。
すると、達也さんは遠くを眺めて、
「俺等は・・・東京でかなり舐め切った生活をしていたよなー・・・・」
そう言って笑った。
確かに!
「はい、・・・毎日自然との闘いで・・・動物たちも俺等がちゃんとしないと・・・生きられないんです・・・。冬もちょっと気を抜けば命を落とす事もある・・・。そんな場所です・・・」
元々ここで暮らしていた人たちはそれが当たり前かもしれない。
でも俺からしたらその当たり前が・・・毎日感動だらけだ・・・。
達也さんは俺を攻めることはしなかった・・・。
ただ、一緒に飯を食って、ここでの生活の話をした。
それだけだ。
でも俺は気になった。
達也さんと・・・由美さんの関係が。
弁当を食い終わって袋に仕舞い、アイコスを吸いながら
「達也さんと由美さんは・・・恋人同士なんですか???」
俺が言うと達也さんは笑ってポケットに手を入れた。
「そうだな・・・本当の所、向こうがあの時どう思っていたか分からないけど、俺は大好きだった」
そう言って笑った。
「達也さんが・・・そうやって好きだっていうなんて意外ですね。結構長いんですか?」
「いや、・・・一緒に居たのは・・・実際は・・・1年弱かな・・・。でも俺、彼女とこの先も一緒に居たいってその時から思ってたから・・・忘れられなくて彼女を追ってここまで来たんだ」
って・・・少し寂しそうな顔をしてそう言ったんだ。
「彼女は元々都内ですよね???なんでここに???」
ずっと気になっていた。
達也さんと別れて、それで北海道に来たとかかな??
すると、達也さんは笑って、
「・・・・俺がいけないんだ・・・。」
そう言った。
達也さんは俺の昼休憩が終わるとともに帰って行った。
今日の感じからして、由美さんとは・・・きっと上手くいっているんだろう。
ニングルテラスでも、由美さんが達也さんを見るあの目は・・・好きな人を見る目だとそう思った。
俺が入り込む隙は・・・全くなさそうだ。
とか言って、俺今恋愛できないし!!
でも、由美さんと達也さんの間に何があったのか・・・・すごく気になった。
あの達也さんが北海道まで追ってくるとか・・・・。
しかし、他人が口出す事ではないだろう・・・・。
翌日
今日も俺は上富良野のラベンダー畑で働いていた。
「はいー・・・ホワイトアスパラ3つね・・はーい、ありがとうございまーす!」
今日は売店のお手伝い。
8月のラベンダー畑は・・・凄い人。
お土産屋の売店は大混雑!!!
由美さんは・・・・元気にしているかな?
店内でラベンダーグッズを並べていると、
「すいませーん・・・ラベンダーコーヒー1ケース送ってほしいんですけど・・・・」
と背後から聞こえ、
「ご配送ですね、こちらで承ります!」
超営業スマイルで振り返ると・・・・・、
「よう!」
そこにはラベンダーコーヒーを持ってニッコリ笑った達也さんが立っていた。
ちょうど昼休憩の時間になり、ラベンダー畑の端にあるベンチで松さんお手製の弁当を広げた。
達也さんは売店で買ったカレーを食べながら、
「お前があんなに爽やかに笑えるとはー・・・・全然知らなかったぜ」
そう言って笑った。
「東京にいた時ー・・・・なんであんなに尖ってたのかなって・・・・バカみたいだったなーって思います・・・・」
俺がそう言うと達也さんは笑って、
「お前が尖ってなかったらー・・・きっと涼さんや淳さんとも仲良かったんじゃない?」
そう言ったんだ。
あの頃、既婚者の会員さんに対し変な敵対心みたいのを抱き・・・俺はどんどん変わっていった。
そして、銀座本店の涼さん、淳さんの噂を聞いて・・・変に意識をしてしまい、どんどん挑発的になっていったんだ。
「もう絶対・・・そうはならないですよ」
俺は絶対に許されない過ちを何度も犯し、涼さんの恋人と・・・その弟の恋人、そして・・・仁さんの恋人だった幸を、遊び半分で暴行。
あの時の俺の脳は・・・崩壊してた。
「ここに居ると・・・東京や横浜でやっていたこと、本当に後悔しか無くて・・・・自分のちっぽけさを実感しました」
本当にそう思った。
「最初はこんな場所で働くのをバカバカしいって思ったけど、ここは・・・そんな甘い場所ではないって・・・そう思いました・・・」
北海道は、とても素敵な場所だけど・・・・危険も伴っていて、冬は特に注意が必要。
街中ではないこういう場所は、少しでも気を緩めたら・・・自然というものに潰されてしまうんだ。
すると、達也さんは遠くを眺めて、
「俺等は・・・東京でかなり舐め切った生活をしていたよなー・・・・」
そう言って笑った。
確かに!
「はい、・・・毎日自然との闘いで・・・動物たちも俺等がちゃんとしないと・・・生きられないんです・・・。冬もちょっと気を抜けば命を落とす事もある・・・。そんな場所です・・・」
元々ここで暮らしていた人たちはそれが当たり前かもしれない。
でも俺からしたらその当たり前が・・・毎日感動だらけだ・・・。
達也さんは俺を攻めることはしなかった・・・。
ただ、一緒に飯を食って、ここでの生活の話をした。
それだけだ。
でも俺は気になった。
達也さんと・・・由美さんの関係が。
弁当を食い終わって袋に仕舞い、アイコスを吸いながら
「達也さんと由美さんは・・・恋人同士なんですか???」
俺が言うと達也さんは笑ってポケットに手を入れた。
「そうだな・・・本当の所、向こうがあの時どう思っていたか分からないけど、俺は大好きだった」
そう言って笑った。
「達也さんが・・・そうやって好きだっていうなんて意外ですね。結構長いんですか?」
「いや、・・・一緒に居たのは・・・実際は・・・1年弱かな・・・。でも俺、彼女とこの先も一緒に居たいってその時から思ってたから・・・忘れられなくて彼女を追ってここまで来たんだ」
って・・・少し寂しそうな顔をしてそう言ったんだ。
「彼女は元々都内ですよね???なんでここに???」
ずっと気になっていた。
達也さんと別れて、それで北海道に来たとかかな??
すると、達也さんは笑って、
「・・・・俺がいけないんだ・・・。」
そう言った。
達也さんは俺の昼休憩が終わるとともに帰って行った。
今日の感じからして、由美さんとは・・・きっと上手くいっているんだろう。
ニングルテラスでも、由美さんが達也さんを見るあの目は・・・好きな人を見る目だとそう思った。
俺が入り込む隙は・・・全くなさそうだ。
とか言って、俺今恋愛できないし!!
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しかし、他人が口出す事ではないだろう・・・・。
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