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昔の仲間
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しおりを挟む—由美side
達也君はお昼を食べに店に来てくれた。
私は駐車場まで見送りに出て、
「もうあの2人、こっちに着いているんでしょ?」
そう言うと、達也君は笑って・・・。
「そっ!なんか午前中札幌市内で遊んでてー・・・今こっちに向かってるって言うから美瑛のソーセージの店で待ち合わせしてるー・・・」
美瑛かぁ・・・、いいなー・・・。
「いいなー・・・美瑛最近行ってないやー・・・ね、美味しそうなハム売ってたら買って来て?」
私がそう言うと達也君は笑って、
「明ちゃんにソーセージも買ってくる!ホテルはフラノ寶亭留に泊まるらしいよ??夕方由美の家に迎えに行くからー・・・仕事が終わったらラインして」
えーーーフラノ寶亭留?!
超高い宿じゃんッ・・・って・・・淳君にはそんなの屁でもないか!!
「分かったー・・・2人によろしくね」
そう言うと・・達也君は車に乗り込み、
「今度、明ちゃんとママと皆で温泉とか行こうよ・・・良い宿取る!」
そう言ってきた・・・/////////
「あー・・そんな、明は良い宿とか分からないしね!もったいないよー・・・だから大丈夫!///////」
そう言うと、達也君はシートベルトを締め
「んじゃ、2人で行こう」
・・・・・//////////
達也君を見送って、定食屋の中に戻ろうとすると、1台のレンタカーが入ってきた。
あれ???あの車・・・今朝道で会った2人の車じゃない?
運転席と助手席に乗っている2人は・・・朝会った2人だった。
その車は、うちの店の駐車場にゆっくり止まり・・・・2人が車から降りてきた。
「こんにちは!!今朝はどうもありがとう・・・・。」
1人がそう言って近づいて来たの。
私は一歩下がり、
「あ、・・・分かりました?お食事されます???」
店の扉を開けて言った。
すると・・・外のメニューを見て、
「飯食って来ちゃったんだけどー・・・コーヒーだけでも飲めます?」
そう言った。
「はい、大丈夫ですよ・・・・」
—栄治side
中には何人か地元の人っぽいお客が居た。
俺等は作業着を着たオジサンのすぐ隣に腰掛け、綺麗な店員さんがお茶を持ってきてくれるのを待ちながらメニューを見た。
オジサンは俺等を見て、
「観光かい?」
そう言ってきた。
「はい、・・・夏に来たんですが・・・すごく良い所だなって思ってもう少し居ようかと・・・・。」
陽がそう言うとオジサンは俺たちをジッと見て、
「夏から?」
そう言って俺たちをジロジロ・・・・。
・・・・・・・。
俺は陽を押さえ、
「はい、夏はずっと札幌で仕事をしてて・・・富良野も良い所だって言うから雪が降りだす前に来てみようと思ったんですよ」
俺がそう言うとオジサンは眼鏡の下から俺たちをジッと見つめ、
「来月になれば雪も降りだすからね、観光なら―・・・今のうちよ」
そう言ってきた。
・・・・・・。
定食屋の綺麗なお姉さんは俺たちにお茶を持ってきてくれて、
「コーヒーで良いですか?」
そう言った。
本当、このお姉さん可愛いな。
何でこんなに可愛い子がこんな場所で???
やっぱりあの男の彼女?
俺は、
「あ・・・コーヒー2つで!・・というか、お姉さんってこの辺の人?」
俺がそう言うと隣に居たオヤジが・・・。
「由美ちゃんには格好良い彼氏がいるから―・・・手を出しちゃだめだよ!」
そう言って笑ったんだ。
すると、由美さんというその綺麗なお姉さんは
「そういうの言いふらさないでー・・・達也君はまだそういうんじゃないから」
そう言って厨房の方に行ってしまった。
後ろ姿をジッと見つめ、色々想像を膨らませる。
多分由美さんは・・・年齢は30前後って感じだな・・・・。
身体も綺麗そうだし、おっぱいも・・・Cはありそうだ。
あの達也という男が付いてて、なおかつ真也さんと仲が良いとなると・・・少し面倒だな。
陽と俺は顔を見合わせ、出されたコーヒーを啜った。
15分くらいで店を出て、すぐに車に戻りタバコに火をつけた。
すると、陽は
「あー・・・由美ちゃん超可愛いねー・・・・今夜襲っちゃおうか?」
そう言ってニヤニヤ笑った。
そうだな・・・。
あの子を襲うなら・・・ちゃんと作戦を立てないとな。
動画でも撮って由美ちゃんを黙らせれば、そこからー・・・真也さんに言って金を引き出せるかも。
「作戦会議しよう・・・下手して逮捕されるのも面倒だし」
真也さんを探しに来たのは・・・夏過ぎ。
しかし・・・この辺、夏にはかなりの観光客で・・・人が多かった。
だから少し遊ぶ目的で女の子に声を掛けていた・・・。
そうしたら、歯止めが効かなくなり・・・週1くらいで女の子に声をかけ、関係を持った。
でもそろそろ・・・真也さんからもらった金も無くなりそうだし、本気で金を出させないと・・・・・。
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