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真冬の温もり
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しおりを挟む—由美side
お昼ご飯を食べた後、真っ白な雪景色の中をドライブして15時過ぎに宿にチェックイン。
達也君が予約をしてくれた宿は、『十勝三余庵』
達也君がチェックインをしてくれている間、私は素敵なラウンジでウェルカムドリンクを頂きながら・・・大きな窓の向こうに見える真っ白な雪景色を眺めた。
勿論家からもこんな景色は見えるし、珍しいわけではないけど・・・でも何か幻想的で・・・。
後は達也君と2人でこんな風に泊まるのは・・・東京にいた時以来だから、緊張してドキドキする。
スマホで写真を撮っていると、
「由美ー・・・・行こうー・・・」
そう言って後ろから私の腰に手を回してくる達也君・・・///////////
「あ・・うん!!//////////」
片手で荷物を持って、もう一方で私の手を握り一緒に部屋に向かった。
達也君が予約してくれたのは・・・たぶん良い部屋なんだろうな。
テラスには大きな露天風呂があって、ソファーもある。
和っぽい雰囲気で、でもメチャクチャ広い。
窓の方に行きまた外を眺めると、やっぱり真っ白な雪景色。
「富良野と同じような感じだけどー・・・・・温泉入れるし!ゆっくり体休められるんじゃない?」
達也君は私の後ろでそう言ってアイコスを吸った。
・・・・・・・・/////////////
いつも達也君は・・・なんだかんだ、良い部屋を取ってくれてたよね・・・・。
それは最初の頃からずっとだった。
達也君・・・・・/////////
—達也side
ここの宿は特別室が2つあって、運よくどちらも空いていた・・・。
けど、こっちの方が良いかなって思って和室タイプを選んだんだ。
由美は下を向いたまま、
「達也君はさー・・・・・いつから私の事そういう風に見てたの?」
そう言ったんだ。
いつから???///////////
それは、多分最初はー・・・正直、見た目で可愛くて年上で・・・ってそういう興味だった。
今まで年上とはセックスだけの関係はあったけど、プライベートの繋がりはなかった。
しかも超可愛くて、俺のドストライクだった。
俺のドストライクとは・・・ちょっと小柄で痩せすぎていない女性らしい人。
美人系より可愛い系。
由美は見た目はものスッゴイ可愛い!でもー・・・中身はすごくお姉さん!
そのギャップに・・・逢ったその日にちょっとドキドキしてたんだ。
俺がソファーに腰かけると、由美も俺の隣に腰かけてきた。
そして、
「俺はねー・・・正直、本当にマジな事を言うと・・・・逢った最初の日にー・・・見た目が俺のドストライクだって・・・・絶対誘いたいって思ったんだー・・・」
そう言うと由美は
「えっ??あの時??凛の救出の時?」
「そうそう!昔さ、凛さんの仕事の時とか沖縄に来てたのは知ってたけどー・・・あの時は全然会う事なかったしね・・・」
しかもあの時は日和ちゃんと付き合ってたしね。
由美は笑って
「でもさ、最初は体の関係だけでって思ってたでしょ?」
「あー・・・そりゃ、可愛いお姉さんとしたいって思ったよ!でもー・・・逢う度独占したいって段々思い出してー・・・逢えない時は凄く悩んだし、体の関係が先だったけど・・・あの時は俺ー・・・恋心とか抑えてたところがあったからさ・・・・・」
そうそう、結城に興味を持ったのも事実だけど・・・高校時代経験した日和ちゃんへの気持ちみたいな恋愛は・・・・避けてたんだ。
すると由美は俺の手をギュッと握って、
「今は?」
・・・・・・・///////////
って、ちょっと小悪魔的な顔でそう言った。
い・・・い・・・今っ?!/////////
えっ・・・・、今俺ぶちまけちゃってもいいって感じ???
—由美side
達也君は急に真っ赤な顔になって・・・・・持っていたアイコスを棚に置いた。
「あ・・・えっとさ、今??今の俺の気持ちって事??//////////」
って・・・・今まで私には見せた事がない位少し慌てている。
私、そんなに変なこと聞いた???
すると達也君は、背筋を伸ばして・・・・
「え・・・えーーっと!!/////////ゴホゴホっ・・・・」
?????????
大丈夫???なんかこんなに焦った達也君初めて見るけど!
だって、いつも私に好きみたいな事良く言ってきてるのに??何でこんなに照れるの???
「えっとさ、由美さ・・・・///////////」
「なに???」
ジッと達也君の目を見ると、達也君は
「俺はー・・・//////////今も昔も変わらず・・・・由美の事大好き!!!」
そう言ったの!!//////////
相変わらず・・・・真っすぐで可愛い。
前は遊んでいる感じに見せていたけど・・・今思えば・・・それは達也君の照れ隠しだったり、ワザと悪ぶって・・・自分を守っていたのかもしれないよね??
私もそういう達也君の事が・・・・
「可愛くて仕方ない・・・・・・」
そう言って達也君の顔を撫でた。
貴方は嫌だって思うかもしれないけどね・・・・私は大型犬みたいな貴方が可愛くて愛おしい。
達也君はビックリした顔で私を見た・・・・。
「私はそういう達也君が・・・・可愛くて・・・・大好き」
結局離れても、逃げても・・・貴方は私を探し出してこうやって取り戻してくれる。
達也君は泣きそうな顔で私を見つめ、
「じゃ・・・・俺と結婚してくれる?」
そう言ったの。
達也君の首に手を回し、ギュ・・・と抱き付いた。
「達也君は・・・結婚するって言うまで、私から離れないでしょ?」
そう言うと達也君も私の背中に手を回し、
「・・・・もう絶対離れないよ、結婚してくれるって・・・言っても、もうずっと離れないから」
少し声を震わせて言ったの。
可愛い・・・・・。
「私と結婚して・・・・私と、明とお母さんと家族になって・・・・・」
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