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それぞれのクリスマス1
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しおりを挟むOHの恋人面談を終え、和也君が取ってくれた都内のホテルのスイートルームで『恋人の皆様へ』という冊子を見ていた。
あの後、経理のオジサンがQRコードをくれてOHからのラインに送られてきたIDとPWを入力したら・・・私のOH口座が開設された。
え??OHって銀行もやってたのっ??って・・・結構ビビった。
和也君に聞いたら、OHの銀行は関係者しか使えない銀行らしく・・・振込手数料や送金手数料等全て無料。
ネットバンクだから利用する時は自分の口座に振り込みして使うしかないらしい。
そして・・・早速口座の残高をみると・・・さっき提示された嘘のような金額が・・・もう振り込まれていた。
てか・・・・これって嘘じゃないよね??
私働かなくても良いじゃん!!って思ったけど・・・何もしなくなるのもなぁって感じだし。
仕事も好きだし!
そして『恋人の皆様へ』という冊子を見ると、全国の美容院や美容サロンの特別割引サービスや高級宿の特別サービスなども記載されている。
へぇー・・・・。
あ、ハワイの有名なロミロミマッサージの店も記載されてる!OHって遂に海外にまで進出してるの???
凄いなー・・・・。
てか、和也君ってすっごい・・・・稼いでたんだ。
エリートどころじゃなかった。
和也君はまだ仕事がある為、私をホテルに送った後会社に戻っていった。
私は荷物を開け、着替え等をクローゼットに納めた。
そうだそうだ・・・お母さんに後で電話しておこう。
和也君の会社が明日仕事納めで、それが終わった後その足で羽田から沖縄へ・・・・。
実家にも行きたかったけどー・・・今年は沖縄!
てか・・・・
和也君って、堂本さんのサポート役で・・・役員だって言っていたけど・・・・そんなすごい人の恋人、私で務まるのかな?
—和也side
恋人面談を終えた後、丸の内のホテルに夏樹を送って一旦会社に戻ってきた俺。
年末年始は大体のお客様が海外等に旅行に行く為、仕事納め直前は結構忙しく・・・家のフロアは殆どのスタッフが接客中だ。
俺は??
俺は夏樹の件もあったから今日はもう予約入れていない。
今年最後の接客は・・・胡桃さんか・・・。
すると、
「えっ?豊??豊マジで来るって言ってるのっ?!」
と・・・隣のオフィスから声が聞こえた。
席を立ってパーティションの上から向こうを覗くと・・・健二が接客から戻ったようでデスクに手をついて電話をしていた。
珍しく・・・真面目な声だなー・・・健二。
健二はすぐに振り返ってきて俺に気付くと、
「とにかく・・・アイツが来るなら俺は行かない!また連絡する・・・じゃなー!」
そう言って電話を切った。
そしてすぐに俺の方に来ると、
「和也さん!!恋人面談無事終わりましたっ???」
と・・・いつもの笑顔でそう言ってきた。
健二って・・・・ちょっと影があるというか・・・・この明るさの奥に何かがあるのではと・・・たまに思ってしまう俺。
俺も椅子に腰かけ、
「うん、無事終わった!ごめんなー・・・結構な時間抜けちゃった。ありがとうなー・・・・」
そう言うと健二は椅子を俺のデスクの前に持ってきて座り、
「いいなー!!美人さんっ??どんな人なんですかー??紹介してくださいよーー!!」
んー・・・。
健二も夏樹に会った事あるし・・・ちょっとー・・・少し気まずいなー・・・。
でも健二も年末年始沖縄に来るんだっけ??
「あー・・・あれ?健二って年末年始沖縄来るの?」
そう言うと、健二は笑って
「んー・・・今年は地元で集まろうかなって思っていたんっすけどー・・・やっぱり沖縄に行こうかなー・・・って悩んでます!和也さん沖縄行くんでしたっけ?」
「そうそう、彼女と明日の夕方の便で行くよ!だから涼達と会うのは明後日だけど・・・・」
健二が沖縄に来るならその時紹介できるし・・・今言わなくても良いか。
すると健二は笑って、
「えーーー、皆行くならやっぱり俺も行こうかなー・・・・」
そう言って携帯でチケットを検索しだした。
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