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それぞれのクリスマス2
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しおりを挟む北海道、富良野
—達也side
「ママーー、バーーバー―!!イチゴどこに置く?」
今日はクリスマスイブ。
昼間・・・明と俺は、由美とお母さんに頼まれた物を買い出しに行き、午後からは明と由美とお母さんがケーキ作り。
俺は寝室のクローゼットに隠してあった皆へのクリスマスプレゼントを確認!
最近の明は、ぬいぐるみが大好き。
おそらく、以前凛さんがお土産で買ってきたシーサーとゴーヤとパイナップルのぬいぐるみをすっごく気に入って、それからぬいぐるみが大好きになった。
だから俺は、明が以前から欲しがったデカいデカいテディベアのぬいぐるみを注文しこの前届いた。
そしてお母さんには旅行に使える斜めかけのバッグ。
そして由美には・・・これはまだ内緒!ちゃんと3つのプレゼントがある事を確認してまたキッチンに戻ると、
「ねぇねぇ、シーサーの国にはクマちゃん居る???」
明が卵を握ったまま、俺の方に走ってきて言った。
シーサーの国=沖縄
くまちゃん・・・居たかな?
俺はしゃがみ込み卵を明の手から受け取ってテーブルに置き、明を抱っこして・・・・。
「くまちゃんは居たか分からないけど、大きな大きなサメとか~・・綺麗なお魚がいる大きな水族館があるぞ?」
そう言うと・・・明は笑って、
「人食いサメー???」
「ジンベエザメっていう~・・・人じゃなくって小さな魚とか食べるおっきー――なサメが居るッ!後、可愛いウミガメも居るよ!明、沖縄大好きになるかもなー?」
俺はそう言って明のほっぺにキスをした。
そう・・・俺たちは・・・年末年始に沖縄に行く事を決めたんだ。
由美はそんな俺と明を見て・・・ニッコリ笑った。
実は少し前に、お母さんが寒さの影響で関節痛が悪化。
由美がボソッと俺に・・・『沖縄で暮らせたら、お母さんも体楽になるかな?』って・・・・そう言ったんだ。
ビックリして由美とちゃんと話をしたら、由美はもしも沖縄に引っ越すなら明の小学校入学に合わせて春から行った方が良いと思うと・・・・。
由美、沖縄に行きたいの??って思って聞いたら、
『凛に逢って、沖縄の話を聞いたら・・・・沖縄ライフ楽しそうって思っちゃった』
って・・・そう言って笑ったんだ。
だからまずは一度皆で行ってみて、明とお母さんの気持ちを優先しようって事になった。
すると、
「早く沖縄行きたいわ~・・・もう寒いのは年寄りにはきつくて!!」
って、お母さんは沖縄旅行をメチャクチャ楽しみにしている。
その日の夜は、可愛いクリスマスの装飾をされた部屋で由美と明とお母さんと私の4人でクリスマスの歌を歌ってケーキを切った。
スッゲェ!!
俺こんな楽しいクリスマス楽しみかも!!
誕生日じゃねぇのに明がケーキのロウソクを消して大人はバカみたいにその写真を撮って拍手をする。
「明こっち向いて!」
って一番バカみたいにはしゃぐのは・・・俺。
明は嬉しそうに赤い帽子をかぶって、みつあみで、ケーキの前で嬉しそうに笑った。
あーーー・・・、マジで超可愛い!!
すると、
「パパのトナカイ可愛いーーーー!!」
そう言って、俺の膝の上に乗ってくる。
由美は笑ってケーキを切り、
「明、ケーキを食べたら~・・・サンタさんが無事来るように早く寝るのよ???」
そう言うと、明は笑って・・・。
「はぁーーーい!!」
お母さんも笑ってワインを飲み、
「なんか楽しいわねぇ~・・こんなクリスマス初めてね・・・」
食後、お母さんは少しほろ酔いで寝室へ行き、俺と由美は片づけを済ませ・・・22時が回った頃、2人で寝室に行った。
俺は由美へのプレゼントを見られないようにして、明のプレゼントとお母さんへのプレゼントを取った・・・。
「明、喜ぶかな???」
俺が言うと・・・由美はクスクス笑って・・・・。
「サンタさんへの手紙に大きなクマちゃんって書いてあったから、絶対喜ぶ!!」
一緒に大きなクマちゃんを抱えて明の寝室に行くと・・・明はもう寝息を立てて眠っていた・・・。
ベッドの脇には大きな大きな靴下型の袋が下がってた・・・・。
でもこのデカいクマ・・・入る???
2人でニヤニヤ笑いながらゴソゴソと・・・クマを突っ込む・・・・。
「ん~・・・・」
って明が寝返りをするたび・・・2人でドキッとし、寝ているのを確認して、またクマをグイグイと袋に入れた。
由美は必死に笑いをこらえて、何とかちゃんとクマちゃんを靴下の中に入れる事に成功!!!
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