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小さな恋
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しおりを挟む—由美side
皆様お忘れかと思いますが、私たち片桐家と達也君は年末から沖縄を満喫しています。
到着した日は首里城や那覇市内を観光し、翌日は達也君のお父様と食事をして達也君のお母様のお墓参りに・・・・。
そして、皆と合流し海でバーベキューをしたり凛たちと一緒にドライブをしたり・・・・。
最初は皆に会うのもちょっとためらったけど、思い切って会ってみたら・・・・凄く楽しかった。
「ママーーー!!・・・ね、今日はどこ行くの~????」
ホテルの朝食を食べ終え、部屋に戻ると・・・明は今日も元気に私の脚にまとわりついてくる。
私は今日着る服を明に渡し、
「今日はね、パパのお友達と皆で島に行くんだよー!すっごーーーい綺麗な大きな橋を渡るんだよ~」
私がそう言うと、明は目を真ん丸にして笑った。
すると、
「明ー・・・・早くお着換えしてママに頭やってもらわないとー・・・皆が迎えに来ちゃうぞー?」
そう言って部屋に入ってきたのは達也君。
明はすぐに達也君の方に走って行って
「リー君来るッ??」
そう言った・・・。
最近、龍君の奥様の美晴ちゃんの甥っ子、陸斗君と仲良しな明。
陸斗君は明より4歳上でかなりしっかり者!
この前バーベキューをやった時もずっと明の面倒を見てくれていたの。
すると、母が
「さっきお婆ちゃんからメッセージが来て、波斗君の検診があるからママと波斗君とお婆ちゃん以外が今日来るってよー!!」
そうそう、バーベキューの時うちの母と・・・美晴ちゃんのママも意気投合。
すぐにラインを交換し、今日はお婆ちゃん2人は・・・・北谷の沖縄料理屋でお食事をして篠田家でお茶をするとか・・・。
そして、すごくビックリしたのは・・・美晴ちゃんのお兄さん夫婦はお子さんが男の子4人。
一番下の波斗君は美晴ちゃんのお子さんの美波ちゃんと同い年。
1人でも大変だって思っていたのに、4人だなんてビックリ!
「ママーー!この服イヤーーーーっ!!こっちのワンピース着るの~ッ!!!」
最近・・・ずいぶん大人びた明。
今年の春から小学校なのに、もうこんな事言うんだって最近すごく思う。
達也君は笑って、
「明ーーーっ!!!お前陸斗とばっか遊ばないで俺とも遊んでーー!!」
ギューーッと抱きしめ明を持ち上げると・・・明はケタケタ笑って・・・。
「パパぁ~ッ!!目が回る~ッ!!!!」
達也君と明は超仲良しだ。
私・・・沖縄旅行に来てよかったって心から思う。
服を畳み・・・明が着たいというワンピースを出していると、お母さんが私の横に座って来て・・・。
「明・・・沖縄に住みたいって言うんじゃない?」
そう言って笑った。
明が仲良くなったのは陸斗君以外に、その弟の空斗君と海斗君、あとは一樹さんと美佳ちゃんのお子さんの優樹君。
皆優しくていい子だから・・・私も安心だし、明も楽しそう。
その頃篠田家
—篠田晴夫side
「おいおいおい~ッ!お前等朝から騒がしいぞーーーーーーッ!!!」
アッ!!!お久しぶりです。俺は美晴の兄の篠田晴夫です。
今日もうちは朝から・・・騒がしい・・・・。
鈴江が一番下の波斗におっぱいをあげながら、
「こーーーーら!!空ーーーッ!!海ーーーーッ!少し静かにして!陸、空と海を落ち着かせて~ッ!!!!」
って・・・賑やかな感じは・・・千葉に居た時と変わらない。
俺たちは美晴と龍よりも少し早くこちらに引っ越してきた。
そして、上内村から歩いて直ぐの良い土地を購入し、そこに民宿兼自宅を建設中。
もう少しで完成する!!
それまでは北谷のマンションで暮らしている。
走り回る海斗を母さんが捕まえ、
「ほーーーら!もういい加減にしなさいよ~???お兄ちゃんはもう良い子に着替えを済ましてるわよ???」
そう言うと空もすぐ母さんに抱きついて、
「にーーにねぇ、明ちゃんに首飾り作ったのーーーーー!」
そう言って笑った。
陸は、少し前に・・・・・恋をした。
陸が居る子供部屋を覗くと、小さな勉強机に向き合って・・・何かをしている陸。
そーーっと近づき、
「陸~・・・・」
と、声を掛けると陸はビクッとして振り返って・・・手に持っていた貝の首飾りを急いで隠した。
俺は陸の肩をポンっと撫でながら、
「おい・・・お前-・・・明ちゃんに嫌われるなよ?」
そう言うと陸は真赤な顔をして、
「父ちゃん何言ってんだよッ//////////・・・・僕はぁッ・・・」
達也と由美さんと話したら・・・明ちゃんが沖縄を気に入ったらこっちに引っ越してこようと思っていると・・・そう言ってた。
だから、明ちゃん次第って事だ!!!
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