SECRET 後編

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○○研修

3

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「・・・結城・・16時からの講習大丈夫??」
涼は私の背中を摩って言った。
「・・・うん・・何人集まったの??」

そう、今日の講習は・・・・。
以前、颯と揉めた日に急遽決まった・・・・

愛撫講習の日。

事前予約を受け付け、その予約は2日で埋まった。
人気アーティストのライブかよってレベルだ。

「やばいなー・・・。予約が埋まったから、それでも参加したいって言ってる奴が来るかもしれない・・・。」

へっ?!
皆暇なの????//////////
「てか・・・皆予約は入ってないの??」
私がそう言うと、涼は笑ってPCを開き・・・・。
私に今日の全フロアの予約状況を見せてきた。

「今日は、夕方からパーティーで・・・時間厳守だから、夕方は延長なし確約のお客様何件かだけ・・・・。皆、手空いてんだよ!!」
えっ・・・・・。
すっごい。

チーフって全体予約状況も見れるんだ??
今日の予約、夕方は最終回・・・4件だけ??
その代わり、午前中は予約いっぱい。空き部屋無。

スゴ・・・・。
「だから、50人ちょい来る!」

はっ///////////

「どっ・・・・・どうしようっ!!!!!////////」
「今更ーー???皆超期待してくるから俺も頑張っちゃおー!!」

ぇえっ・・・・・・・。
てか、マジで本気でやらないよね???

「健二と拓海も来るよ??頑張って順位上げるって言ってた・・・」
ま・・・・。
マジかー・・・・・。

「熱中しすぎて本気にならないよう気を付けます!!」
はぁぁ・・・。
どこまでやるのかな。

涼に、どこまでするの???って・・・聞くのもなんだし、あーー・・・どうしようーーー・・・。




時間になり、涼と一緒に講堂へ向かった。


「緊張するなぁ・・・・////////」
ブツブツとそう言うと、涼は笑って・・・・。
「そうなの??」


「だってー・・・久々じゃん・・・なのにみんなの前でするって・・・・///////」
チラッと涼を見ると、
「いつ以来だ??最初のお泊りとか・・・その辺か・・・・」

そう・・・・。
私達最初の頃から・・・・。
全くしてない。

途中までの工程すらない。
キスは講習で少しした程度。

涼は講堂の扉を開ける前に、
「皆の前でするの・・・大丈夫?」
・・・・・/////////
「てか・・・見えないようにするよね?・・・流石に本当にしないでしょ?」

私がそう言うと、涼は少し私に近づいて・・・・。
耳元で、
「愛撫は・・・出来れば振り。見えないようにする・・・・・」

・・・・・・・・///////////
で・・・。
出来れば???

涼は笑って私のおでこにキスをし、
「大丈夫・・・・・」


そう言って・・・。
二人で中に入った。

「はーーい・・始めまーす・・」
涼がそう言って前に立つと、皆は立ち上がり・・いつもの挨拶をする。

私は、涼の横に立って・・・皆の方を見ると・・・・。
す・・・。
凄い人。

こんな人たちの前で私・・・///////大丈夫かな???

「ではー・・・今日は・・・キスの延長の講習です。口から首ーー脱がない程度の愛撫講習です。約束通り順位は確認させてもらいます。じゃ、健二と拓海と隆太・・裏からマット持ってきてくれるかな」

マット??・・・・
あの・・・・。
村田さんがさっき使ってたやつ・・・・・。

私は目をまん丸にして、健二、拓海隆太・・・他の子たちも一緒にマットを出してくれてそれをじっと見つめた。
すると、
「結城さん、ちゃんとクリーニング済のです」
拓海がそう、耳打ちしてきた。

はっ・・・・/////////
心読まれた。


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