SECRET 後編

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○○研修

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私と涼はその後直ぐに講堂を出てオフィスに戻った。

オフィスでは、皆仕事を終えパーティーに向かう準備をしていた。

「皆何してるの???」
私が言うと、
「銀座が、パーティー会場の受付とか司会・・・ゲームの進行とか全部やるから皆役割分担確認してるんじゃないかな?」

へぇえ・・・・・。
結構本格的なんだ・・・・・。
「俺もー・・・準備しちゃうからー・・・結城も着替えちゃったら?」
私は涼に買ってもらったドレスを持って談話室に入り、中からブラインドを閉め着替えをした。

薄いピンクの総レースVラインが可愛いワンピース。

ハイウェスとで下はシホォン。
買ってもらったハイヒールを履いて・・・持ってきたネックレスをした・・・。
クラッチバックに携帯とお財布を入れ、簡単なお化粧品も少しだけ入れた。

ストールを片手に・・談話室から出てオフィスを見渡し・・・・達也に会わないように向こうのオフィスに戻った。


さっき妙に優しかった達也。
ちょっと気味が悪い。←かなり失礼。


「わぁーーー!!結城さんめっちゃ可愛いっ・・・・」
健二が喫煙所から顔を出した。
喫煙所の中を見ると、涼と淳と一樹さん・・・健二、拓海が笑ってタバコを吸っていた。
あーやって並んでいるとメチャ格好いい。

私はスマホを出して、喫煙所でタバコを吸う5人をカメラで撮った。

すると、
拓海がすぐに来て・・・談話室で髪とメイクをやってもらった・・・・。
「さっき何撮ってたんですかー?」
そう言って笑って来た。
私は髪の毛を結ってもらいながらスマホを出しさっき撮った写真を見せると・・・・。
「あーーー!!俺眼鏡光ってるっ・・・俺直ぐに眼鏡光っちゃうんですよねー・・・・」
って、残念そうに言う拓海がまた可愛かった。
「光っててもイケメンは伝わってくるから大丈夫!」
私がそう言うと、拓海も笑って・・・・。
「・・・結城さん・・やっぱ可愛いって思いました・・・」

え?????
「・・・え??なになに??いきなり・・・」
「今日、湊も見に来てたでしょ??」

あ・・・・。
あー・・・//////////
「なんか、・・・湊君は階級涼達と同じでしょ?なのに来たからビックリしちゃった・・・・」
そうそう、突然の湊君登場にはビビった。
すると、拓海は笑って、
「湊は次のランキング、トップですよ・・・・きっと」

来月の???
「でもまだ淳と一樹さんとか・・・・」
私がそう言うと、拓海は・・・・・。
「アイツ、最近スッゴイ頑張ってて・・・・多分淳さん達抜いちゃうんじゃないかな?」

マ・・・ジでーーーー????
「湊・・・今年いっぱい予約埋まってるし・・・湊フロアーのスタッフ皆成績上がってるらしいんですよ・・・・あの颯さんでさえも・・・・」

あっ!!!あの下から何番目かの人っ???
「す・・・凄いね・・・やっぱり兄弟そっくりなんだー・・・・」

兄弟そろってこの分野に特化してるって凄いな。
ちょっと笑っちゃうけど、重要!!!

「後・・・涼さんの後のこのフロアーのチーフ。まだ発表されてないんですけど・・・・」
あー・・・。
でも引継ぎとかあるだろうし・・・そろそろ・・・・・。
「俺は・・・湊が来るって思ってます」

え????
いきなりっ????
「ね・・、10フロアーって・・・何か特別なフロアーなの?」
ずっと気になってた。

このビルには10階より上もSS会員のお客様対応スタッフが多いフロアー沢山ある。けど・・・10ってなんか特別視されてるような・・・・。

拓海は、
「狙っているわけではないけど、・・・・昔っから10は人気、花形スタッフが集まるフロアーだって言われています。祐司さんが受け付けってとこもありますが、涼さん達より前のOBも・・・10はかなりの人気スタッフがいたようですよ。」

へぇー・・・・・。
そういう歴史があるんだ・・・・・。
「涼さん、淳さん、一樹さんは・・・今までの中で一番らしいですけど・・・・和也さん、仁、達也さんも上位は毎回。このフロアーは前年比も毎回大きく上回っているし、皆このフロアーに来て刺激を受けたいんですよ・・・きっと・・・・。」

へぇ・・・・・////////////
でも、やっぱり達也もその一人なんだ・・・・・。

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