島人物語~secret続編

文字の大きさ
38 / 181
お正月 2

3

しおりを挟む


飛行機は予定通り10時半に離陸した。

結城は相変わらず俺の横で大人しい・・・というか、元気がない。
11時20分過ぎに宮古島に付き、淳と一緒にレンタカーのカウンターへ向かうと、

「お前さ、結城と喧嘩した?」
淳がボソッと言ってきた。
えっ・・・・・やっぱ気付かれてたか・・・・。

俺は書類に記入しながら、
「朝から、仁美から電話きてさー・・・・結城がそれ見ちゃってー・・・」
俺がそう言うと、
「それ何も言い訳しねーの???」
言い訳ねぇー・・・・。
「言い訳っていうかー・・・変に説明するのも変じゃない?」
「んじゃー、結城の前で電話に出ろよ??」
淳も書類にサインをして、免許証をテーブルに置き言った。

「そんなのできるかよ、お前何言ってんの???」
俺がそう言うと、淳は俺の方をチラッと見て・・・。
「出来ないなら、やましいって事だろ?」

はぁぁ・・・・・・。
別にやましくない。

ただ、結城の前で他の人からの電話に出たくないってそう思っただけだ。

仁美とは全くそういう関係ではない。
淳と何度か飲んだことがある程度。

年末年始に帰ると、マンション近くの店とかで偶然何度か会い・・・そのまま何度か飲んだ。
本当にそれだけだ。


―結城side


涼と淳がレンタカーの手続きをしている間、私は優樹君と一樹と宮古島のマップを見ていた。

「ねーねー、優樹君ここでさ、一緒に何か作ろうよー・・・」
さっき見た手作り体験が出来るところのパンフレットを見つけ言うと、
優樹君は、この前一樹が買ってくれた私とお揃いのキャップを被ってる。
そして、マイ水筒のお茶を上手に飲んで、可愛いアロハを着て、超可愛い!!!
「作るの~????」

私が持っていたパンフレットを覗き込み・・・笑った・・・。
「結城ちゃん、コイツの事は気にしないで皆が楽しめる場所行こうよ??」
一樹はそう言って優樹君の口を拭いた。
「私も泳げないしさ、ここ私も行きたいんだ。蒼ちゃんが連れてってくれるって言ってたよ!」
そう言って他のパンフレットも出した。

すると、
「結城ちゃん・・・・ちゃんと涼と話した方が良いよ???」
え・・・・・・・。
顔を上げると一樹はニッコリ笑った。
そして、
「結城ちゃん、朝から元気ないじゃん。涼もきっと気にしてる・・・」


レンタカーを借りて空港を出発したのは12時過ぎ。
結局、淳と半次と健二、拓海はダイビングをしに海に向かう。
涼を含めた私達は癒しを求め別行動・・・。

涼が運転をする車内・・・、ちょっとお腹が空いたなー・・・って思ったけど、
なー・・・・・。

お腹を抑えスマホを弄っていると、
「パパ~ッ!!!お腹すいたー・・・・・」
と、優樹君のナイスな発言!
私もお腹すいた!

「お腹すいたね、あーーーっ!もうお昼だよね、何食べる?」
振り返って言うと、
「よーーーし!!んじゃ先ずは腹ごしらえするか!」

涼は帽子を後ろ前逆に被り直しそう言った。

「うん・・・」
なんか・・・ちゃんと話せない。

私って駄目だな。
東京でも、大和君の妹さんと涼が三越にいた時誤解したまま落ち込んでた。
でもー・・・。
話をして、喧嘩にもなりたくない。

こんなとこで喧嘩になってしまったら、そしたら私は居場所がなくなる。


空港を出発した後、私達は蒼ちゃんが調べてくれた海沿いにあるレストランに向かった。
大きな駐車場にはもう車が何台か止まっていた。

「わぁー・・・海が見えるーーー・・・・・」
私が車から降りてそう言うと、後から降りてきた優樹君も私の横に来て・・・。
「うみーーーーーー」
一緒に顔を見合わせて笑った。


「一樹、蒼太!!俺ちょっと一服してから行くから先に行ってて・・・・・」
涼がそう言って店の外にある喫煙所を指さした。

私も一緒に蒼ちゃんの後に付いて行こうとすると、グイッと腕を掴まれ・・・。

「結城は俺に付き合って・・・・」
涼はニカッと笑って・・・そう言った。
「んじゃ、先入ってるねーー!」
蒼ちゃん達は笑って店内に入って行った。





しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

国宝級イケメンとのキスは、最上級に甘いドルチェみたいに私をとろけさせます♡ 〈Dulcisシリーズ〉

はなたろう
恋愛
人気アイドルとの秘密の恋愛♡コウキは俳優やモデルとしても活躍するアイドル。クールで優しいけど、ベッドでは少し意地悪でやきもちやき。彼女の美咲を溺愛し、他の男に取られないかと不安になることも。出会いから交際を経て、甘いキスで溶ける日々の物語。 ★みなさまの心にいる、推しを思いながら読んでください ◆出会い編あらすじ 毎日同じ、変わらない。都会の片隅にある植物園で働く美咲。 そこに毎週やってくる、おしゃれで長身の男性。カメラが趣味らい。この日は初めて会話をしたけど、ちょっと変わった人だなーと思っていた。 まさか、その彼が人気アイドル、dulcis〈ドゥルキス〉のメンバーだとは気づきもしなかった。 毎日同じだと思っていた日常、ついに変わるときがきた。 ◆登場人物 佐倉 美咲(25) 公園の管理運営企業に勤める。植物園のスタッフから本社の企画営業部へ異動 天見 光季(27) 人気アイドルグループ、dulcis(ドゥルキス)のメンバー。俳優業で活躍中、自然の写真を撮るのが趣味 お読みいただきありがとうございます! ★番外編はこちらに集約してます。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/411579529/693947517 ★最年少、甘えん坊ケイタとバツイチ×アラサーの恋愛はじめました。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/411579529/408954279

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...