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お正月 2
3
しおりを挟む飛行機は予定通り10時半に離陸した。
結城は相変わらず俺の横で大人しい・・・というか、元気がない。
11時20分過ぎに宮古島に付き、淳と一緒にレンタカーのカウンターへ向かうと、
「お前さ、結城と喧嘩した?」
淳がボソッと言ってきた。
えっ・・・・・やっぱ気付かれてたか・・・・。
俺は書類に記入しながら、
「朝から、仁美から電話きてさー・・・・結城がそれ見ちゃってー・・・」
俺がそう言うと、
「それ何も言い訳しねーの???」
言い訳ねぇー・・・・。
「言い訳っていうかー・・・変に説明するのも変じゃない?」
「んじゃー、結城の前で電話に出ろよ??」
淳も書類にサインをして、免許証をテーブルに置き言った。
「そんなのできるかよ、お前何言ってんの???」
俺がそう言うと、淳は俺の方をチラッと見て・・・。
「出来ないなら、やましいって事だろ?」
はぁぁ・・・・・・。
別にやましくない。
ただ、結城の前で他の人からの電話に出たくないってそう思っただけだ。
仁美とは全くそういう関係ではない。
淳と何度か飲んだことがある程度。
年末年始に帰ると、マンション近くの店とかで偶然何度か会い・・・そのまま何度か飲んだ。
本当にそれだけだ。
―結城side
涼と淳がレンタカーの手続きをしている間、私は優樹君と一樹と宮古島のマップを見ていた。
「ねーねー、優樹君ここでさ、一緒に何か作ろうよー・・・」
さっき見た手作り体験が出来るところのパンフレットを見つけ言うと、
優樹君は、この前一樹が買ってくれた私とお揃いのキャップを被ってる。
そして、マイ水筒のお茶を上手に飲んで、可愛いアロハを着て、超可愛い!!!
「作るの~????」
私が持っていたパンフレットを覗き込み・・・笑った・・・。
「結城ちゃん、コイツの事は気にしないで皆が楽しめる場所行こうよ??」
一樹はそう言って優樹君の口を拭いた。
「私も泳げないしさ、ここ私も行きたいんだ。蒼ちゃんが連れてってくれるって言ってたよ!」
そう言って他のパンフレットも出した。
すると、
「結城ちゃん・・・・ちゃんと涼と話した方が良いよ???」
え・・・・・・・。
顔を上げると一樹はニッコリ笑った。
そして、
「結城ちゃん、朝から元気ないじゃん。涼もきっと気にしてる・・・」
レンタカーを借りて空港を出発したのは12時過ぎ。
結局、淳と半次と健二、拓海はダイビングをしに海に向かう。
涼を含めた私達は癒しを求め別行動・・・。
涼が運転をする車内・・・、ちょっとお腹が空いたなー・・・って思ったけど、
なー・・・・・。
お腹を抑えスマホを弄っていると、
「パパ~ッ!!!お腹すいたー・・・・・」
と、優樹君のナイスな発言!
私もお腹すいた!
「お腹すいたね、あーーーっ!もうお昼だよね、何食べる?」
振り返って言うと、
「よーーーし!!んじゃ先ずは腹ごしらえするか!」
涼は帽子を後ろ前逆に被り直しそう言った。
「うん・・・」
なんか・・・ちゃんと話せない。
私って駄目だな。
東京でも、大和君の妹さんと涼が三越にいた時誤解したまま落ち込んでた。
でもー・・・。
話をして、喧嘩にもなりたくない。
こんなとこで喧嘩になってしまったら、そしたら私は居場所がなくなる。
空港を出発した後、私達は蒼ちゃんが調べてくれた海沿いにあるレストランに向かった。
大きな駐車場にはもう車が何台か止まっていた。
「わぁー・・・海が見えるーーー・・・・・」
私が車から降りてそう言うと、後から降りてきた優樹君も私の横に来て・・・。
「うみーーーーーー」
一緒に顔を見合わせて笑った。
「一樹、蒼太!!俺ちょっと一服してから行くから先に行ってて・・・・・」
涼がそう言って店の外にある喫煙所を指さした。
私も一緒に蒼ちゃんの後に付いて行こうとすると、グイッと腕を掴まれ・・・。
「結城は俺に付き合って・・・・」
涼はニカッと笑って・・・そう言った。
「んじゃ、先入ってるねーー!」
蒼ちゃん達は笑って店内に入って行った。
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