103 / 181
狙いは
10
しおりを挟む
階段を駆け上がり、2階のVIPルームの扉を開けると・・・・・・。
そこには40人以上の俺の仲間と、その中心には跪く大吾と英輝の姿。
俺はゆっくり歩いて行き、二人に近づいた。
すると、
「涼・・」
一樹が俺の胸を抑え・・・・・。
「・・・・・・・。」
「もうこれ以上手出すな・・・・」
何で?
一樹の顔を見たら、一樹は俺をじっと見つめて・・・・・・。
「昌也の場所は聞いた・・・こいつ等じゃなくて昌也だろ?」
無理だよ。
一樹・・・・・・。
俺は・・・・抑えられない。
あんな結城を見た以上・・・・あんな姿にしやがって・・・
一樹の後ろに居た達也の方に行き、達也が持っていたバットを引っ手繰り・・・・
「涼止めろッ・・・・・・・・」
淳が俺を抑えたが、もう何も聞こえなかった。
俺は淳を振り払い、バットを振り上げた・・・・・。
「涼っ・・・・・・・・・・・・」
「涼さん・・・勘弁してくれ・・・・・・」
大吾がそう言った・・・。
でも、
結城も、お前等にそう言ったはずだ・・・・・・。
ガンッ・・・・・と・・・・・・英輝と大吾の前に凄い勢いでバットが落ち、二人は腰を抜かしたように後ろに転んで俺を見て・・・泣き出した。
英輝と大吾は凄い冷や汗と・・涙で顔をぐちゃぐちゃにして・・・・
「りょ・・・涼さん・・・・許してください・・・お願いだ、許して・・・・」
大吾は失禁しながらそう言って・・・俺はそのまま二人の前に手をついてしゃがみ込んだ。
汗と・・・悔し涙が混ざって、・・・・・・。
腕で顔を拭いて、何度も深呼吸した。
「昌也は何処だ・・・・・・」
必死な思いでそう言った。
それ以上何も言えない。
すると、
「那覇の・・・・SIKADA・・・今日・・・23時くらいに恩納村集合だったのでそれまではそこに居るはずです・・・・・」
大吾は泣きながら言った。
俺は呼吸を整え、バットを支えにゆっくり立ち上がり・・・・・・。
「いいか・・・結城は俺の・・・・大事な人だ・・・・。俺はお前らを許さない・・・・」
そう言うと英輝は震えながら俺を見て、大吾も泣きながら俺を見た。
・・・・・・・・・・。
「日が昇ったら、沖縄から出てけ・・・もしもお前らを見つけたら、直ぐに殺すからな・・・・・」
そう言うと二人は泣きながら頷いた。
「涼、今行っても向こうももう気付いている・・・」
ハルさんがそう言って俺の胸を抑えてきた。
・・・・・・。
「ハルさん大丈夫・・・くぎを刺すだけです」
そう言って皆の間を抜けVIPルームを出て、階段を駆け下りた。
その後を、
淳、一樹、達也、半次・・・・ハルさんや晃・・・・たくさんの仲間が1階フロアーを抜け・・・クラブの外に出た。
『釘を刺すだけ』
そう何度も自分に言い聞かせた。
外にはさっきよりも更に・・・人が集まっていて、俺等をじっと見つめてきた。
冷静でいられない俺は腕で顔を拭き、黙って車に乗った。
すると、淳が・・・・・。
「那覇のSIKADA、喧嘩はしない・・・・昌也に忠告だけしに行く」
淳が言うと・・皆一斉に車に乗った。
正直言うと、俺はもう・・・泣きそうだった。
鼻を啜って煙草に火をつけ・・・・車を出した。
本当は・・・
結城の傍にいたい。
でも・・・結城・・・・ごめんな。
先ずはアイツを・・・・
どうにかしないと・・・。
そこには40人以上の俺の仲間と、その中心には跪く大吾と英輝の姿。
俺はゆっくり歩いて行き、二人に近づいた。
すると、
「涼・・」
一樹が俺の胸を抑え・・・・・。
「・・・・・・・。」
「もうこれ以上手出すな・・・・」
何で?
一樹の顔を見たら、一樹は俺をじっと見つめて・・・・・・。
「昌也の場所は聞いた・・・こいつ等じゃなくて昌也だろ?」
無理だよ。
一樹・・・・・・。
俺は・・・・抑えられない。
あんな結城を見た以上・・・・あんな姿にしやがって・・・
一樹の後ろに居た達也の方に行き、達也が持っていたバットを引っ手繰り・・・・
「涼止めろッ・・・・・・・・」
淳が俺を抑えたが、もう何も聞こえなかった。
俺は淳を振り払い、バットを振り上げた・・・・・。
「涼っ・・・・・・・・・・・・」
「涼さん・・・勘弁してくれ・・・・・・」
大吾がそう言った・・・。
でも、
結城も、お前等にそう言ったはずだ・・・・・・。
ガンッ・・・・・と・・・・・・英輝と大吾の前に凄い勢いでバットが落ち、二人は腰を抜かしたように後ろに転んで俺を見て・・・泣き出した。
英輝と大吾は凄い冷や汗と・・涙で顔をぐちゃぐちゃにして・・・・
「りょ・・・涼さん・・・・許してください・・・お願いだ、許して・・・・」
大吾は失禁しながらそう言って・・・俺はそのまま二人の前に手をついてしゃがみ込んだ。
汗と・・・悔し涙が混ざって、・・・・・・。
腕で顔を拭いて、何度も深呼吸した。
「昌也は何処だ・・・・・・」
必死な思いでそう言った。
それ以上何も言えない。
すると、
「那覇の・・・・SIKADA・・・今日・・・23時くらいに恩納村集合だったのでそれまではそこに居るはずです・・・・・」
大吾は泣きながら言った。
俺は呼吸を整え、バットを支えにゆっくり立ち上がり・・・・・・。
「いいか・・・結城は俺の・・・・大事な人だ・・・・。俺はお前らを許さない・・・・」
そう言うと英輝は震えながら俺を見て、大吾も泣きながら俺を見た。
・・・・・・・・・・。
「日が昇ったら、沖縄から出てけ・・・もしもお前らを見つけたら、直ぐに殺すからな・・・・・」
そう言うと二人は泣きながら頷いた。
「涼、今行っても向こうももう気付いている・・・」
ハルさんがそう言って俺の胸を抑えてきた。
・・・・・・。
「ハルさん大丈夫・・・くぎを刺すだけです」
そう言って皆の間を抜けVIPルームを出て、階段を駆け下りた。
その後を、
淳、一樹、達也、半次・・・・ハルさんや晃・・・・たくさんの仲間が1階フロアーを抜け・・・クラブの外に出た。
『釘を刺すだけ』
そう何度も自分に言い聞かせた。
外にはさっきよりも更に・・・人が集まっていて、俺等をじっと見つめてきた。
冷静でいられない俺は腕で顔を拭き、黙って車に乗った。
すると、淳が・・・・・。
「那覇のSIKADA、喧嘩はしない・・・・昌也に忠告だけしに行く」
淳が言うと・・皆一斉に車に乗った。
正直言うと、俺はもう・・・泣きそうだった。
鼻を啜って煙草に火をつけ・・・・車を出した。
本当は・・・
結城の傍にいたい。
でも・・・結城・・・・ごめんな。
先ずはアイツを・・・・
どうにかしないと・・・。
1
あなたにおすすめの小説
溺愛彼氏は消防士!?
すずなり。
恋愛
彼氏から突然言われた言葉。
「別れよう。」
その言葉はちゃんと受け取ったけど、飲み込むことができない私は友達を呼び出してやけ酒を飲んだ。
飲み過ぎた帰り、イケメン消防士さんに助けられて・・・新しい恋が始まっていく。
「男ならキスの先をは期待させないとな。」
「俺とこの先・・・してみない?」
「もっと・・・甘い声を聞かせて・・?」
私の身は持つの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界と何ら関係はありません。
※コメントや乾燥を受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~
cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。
同棲はかれこれもう7年目。
お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。
合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。
焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。
何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。
美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。
私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな?
そしてわたしの30歳の誕生日。
「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」
「なに言ってるの?」
優しかったはずの隼人が豹変。
「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」
彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。
「絶対に逃がさないよ?」
イケメンエリート軍団??何ですかそれ??【イケメンエリートシリーズ第二弾】
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団の異色男子
ジャスティン・レスターの意外なお話
矢代木の実(23歳)
借金地獄の元カレから身をひそめるため
友達の家に居候のはずが友達に彼氏ができ
今はネットカフェを放浪中
「もしかして、君って、家出少女??」
ある日、ビルの駐車場をうろついてたら
金髪のイケメンの外人さんに
声をかけられました
「寝るとこないないなら、俺ん家に来る?
あ、俺は、ここの27階で働いてる
ジャスティンって言うんだ」
「………あ、でも」
「大丈夫、何も心配ないよ。だって俺は…
女の子には興味はないから」
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
契約結婚のはずなのに、冷徹なはずのエリート上司が甘く迫ってくるんですが!? ~結婚願望ゼロの私が、なぜか愛されすぎて逃げられません~
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
恋愛
「俺と結婚しろ」
突然のプロポーズ――いや、契約結婚の提案だった。
冷静沈着で完璧主義、社内でも一目置かれるエリート課長・九条玲司。そんな彼と私は、ただの上司と部下。恋愛感情なんて一切ない……はずだった。
仕事一筋で恋愛に興味なし。過去の傷から、結婚なんて煩わしいものだと決めつけていた私。なのに、九条課長が提示した「条件」に耳を傾けるうちに、その提案が単なる取引とは思えなくなっていく。
「お前を、誰にも渡すつもりはない」
冷たい声で言われたその言葉が、胸をざわつかせる。
これは合理的な選択? それとも、避けられない運命の始まり?
割り切ったはずの契約は、次第に二人の境界線を曖昧にし、心を絡め取っていく――。
不器用なエリート上司と、恋を信じられない女。
これは、"ありえないはずの結婚"から始まる、予測不能なラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる