島人物語~secret続編

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一樹♡美佳

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―美佳side

院長先生・・・・・。
なんか凄く明るい面白い感じ。

私は一樹と婦長と一緒に、レントゲン、心電図、CT、MR・・・・全て東京でもやった検査だけど・・・最後にやったのはもう1年前だし。
あれからまた進行してないか不安だった。

検査が全て終わったのは15時過ぎ。
院長室にまた行き、美味しいお茶とパウンドケーキが出された。

「このケーキね、バター使ってない・・・いわゆる再発予防食として研究されてるケーキなんだ。ちょっと食べてみて?」
院長先生はそう言って笑った。

癌再発予防とか、癌にいいもの・・・って、私も色々調べたが・・・何が正解か全くわからなかった。
食事も結局は動物性より植物性、添加物はよくないとか・・野菜はブロッコリーがいいとか・・・。
お菓子やケーキなんて・・・体に悪いとか、情報多すぎて。

でも・・・。

そのケーキは・・・・・。

一口食べて一樹と顔を見合わせた。

「なにこれ・・・すっごく美味しい・・・・///////////」
私が言うと一樹も笑って、
「これ、優樹が好きなケーキ屋のと変わんないわ!」
本当・・・・。
めちゃくちゃふわふわで・・・美味しい・・・。

院長先生は、
「これ、大きいホールで用意させるからさ・・・今日持って帰りなさい。息子さんにも食べてもらって?」
・・・・・//////////////
ここの病院、・・・・病院食も美味しそう・・・・・。

院長先生は検査結果を見て、

「えっとね、今日の時点で分かってる事はー・・・肺への転移とリンパ、これはー・・以前と変わらず進行も特にしてないかな・・・・」

そっか・・・。
でも少し安心・・・・。
「血液検査の結果はね、やっぱり腫瘍マーカーが高いかなぁ・・・・他、肝機能腎機能が薬の副作用で低下・・・」
そっか・・・・・。
「でー・・・でもね、心電図は~・・問題なかったかな・・・・他は次回には結果出てるからー・・・今日はね、一旦今飲んでいるお薬は止めて・・・・体を休めようか?」

・・・・・・・・・・。

え・・・・・・。
薬止めて大丈夫なの???

一瞬不安になった。

一樹は直ぐに、
「あの、・・・薬止めて大丈夫なんですか?・・・進行が早まったりは・・・・・」
すると、先生はにっこり笑って・・・・。
「今飲んでる薬はとても強くてね、飲み終えても体内に1か月以上残るから多少の副作用も継続してあると思うよ・・・。薬って凄くてね、強いものは結構効果を継続させてくれるんだよ・・・・だから、2週間程・・・体内に残っている今の薬を利用して少し体を休めましょう」

へぇ・・・・・・・・。
そうなんだ・・・・・。

院長先生は、なんでも答えてくれた。
急かすこともないし、ゆっくりと・・・私と一樹を何度も見て・・・紙に書いて説明してくれて・・・・常に・・・。

笑ってた・・・・・。


婦長に見送られながら私と一樹は手を繋いで病院を出ると・・・・もう時刻は夕方。

「今日は優樹放っておいたら流石にいじけるからー・・・今日から俺の部屋でもいい?」
・・・・・・・・・。
一樹の部屋・・・・。
「私、行ってもいいの?」
そう言うと、
「正確には蒼太の部屋だけどね!・・・・結城ちゃんも同じ並びにいるしね・・・・」
結城もいるの????
「一樹・・・・ありがとう・・・・・」

私、・・・・頑張って沖縄に来てよかった。
本当は体調が不安だったし、行くのやめようかって何度も思ったの。
でも、最後に一樹に会いたかった。

一樹は私の手を引き寄せて、私を軽く抱きしめ・・・・。

「俺の方こそありがとうだよ・・・・・」

そう言った。

幸せ・・・・・。
後僅かな私の命・・・。
1年は持たないと思う。

でも、その短い期間・・・・貴方と優樹と生きたいって・・・・。

そう思えたの。

きっとね、私にとって貴重で・・・一生の宝になる1年だよ・・・・・。




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