13 / 37
第四話
2
しおりを挟む
「ごめん、星奈。幽霊とか言ったら怖がらせちゃった? てか、不謹慎だよね。ごめん……」
「幽霊なんていない」
星奈の様子の変化に幸香があわてて言い繕おうとすると、エイジがやや語気を強めて言った。そのきっぱりとした物言いに、星奈も幸香も驚く。
「だ、だよね。さすがロボットが言うと違うね。説得力があるー。うん、いるわけない。大丈夫だよ、星奈」
渡りに船とばかりに、エイジの言葉に乗っかって幸香はこの場を収めようとした。
「そうだね」
雰囲気を悪くしたかったわけではないから、星奈もとりあえず笑ってみせた。エイジがなぜ強く言葉を発したのか気になったけれど、表情がないからわからなかった。
「それにしても家庭用ロボットのモニターかあ。使い心地を確かめるって、あれ? 『エイジ、○○って検索して』みたいなのをさせてみるの?
エイジ、明日の天気は?」
幸香はエイジのことを何とか受け入れようとしているのか、唐突にそんなことを言い出した。
何か違うのではないかと星奈は思ったのだけれど、案の定エイジも首を傾げていた。おまけに心なしか口元は歪んでいる。
「自分のスマホで調べたらいいだろ。俺はスマートスピーカーじゃないんだぞ」
「何よその言い方! あー何かめっちゃ今の瑛一っぽいわー」
「ぽいとかぽくないとかよくわからないけど、とにかく俺はスマートスピーカーじゃないからな」
幸香に言われたことがよほど嫌だったらしく、エイジはあからさまに嫌悪感を示していた。研究所からやってきて三日目で、初めてのことだ。
「気分的には、外国人留学生を受け入れるホストファミリーみたいな感じでいいって。異文化交流の中で人間的な感情の変化が生まれるのが目的らしいんだ。あと、情緒の面で欠けてるなって部分を感じたら報告して欲しいって」
幸香とのやりとりを見て、まさに異文化交流だなと星奈は思った。エイジの変化を見ると、幸香と会わせたのはよかったのかもしれない。
「ホストファミリーかあ。そういうことなら、何か理解できた気がする」
「あとね、エイジは自分で“やりたいことリスト”を作ってるから、それを実現するための手伝いをするのが、このモニターのバイトの主な内容だと思う」
星奈は冷蔵庫にマグネットで貼っておいたリストを取ってきて、幸香に渡した。
「何これ。一個目からして変なの。『お好み焼きを食べてみたい』って、外国人かよ」
リストを目にした幸香が、早速つっこんだ。
二人のバイト先であるお好み焼き屋さんには、わりと外国人観光客が来る。留学生も来る。お好み焼きが食べたい外国人の気持ちがよくわからないから、つっこみを入れた幸香の思いは理解できる。
「食べてみたいものがお好み焼きでよかったよ。天ぷらとか食べたいって言われても、私作れないもん」
「だよね。てかエイジのやりたいことってさ……何か可愛いね」
「でしょ」
リストを見て、幸香も星奈と同じことを思ったらしい。エイジのやりたいことは、どれもささやかで、そして何だか可愛らしい。
これがロボットのやりたいことだというのが、心をくすぐるのだ。研究所から出るに当たって、エイジがこのリストを真野や長谷川と相談しながら考えたのだと想像すると、優しい気持ちになる。
「なるほどねえ。だったら全部、叶えてあげたいよね。で、星奈だけじゃなく協力者が増えれば、それだけうまくいきやすくなるってことでしょ?」
俄然やる気になったらしい幸香が、そう言ってニカッと笑った。それを見て、エイジはキョトンとする。
それはキョトンとしか表現できない顔だ。目を軽く見開き、口も半開きになっている。顔を合わせてしばらくはずっと睨まれていたのだから、そうして驚くのも無理はないだろう。
「じゃあ、今から作戦会議といきますか! その前に、腹ごしらえね! 何か作るから」
「やったー!」
やる気になった幸香の宣言に、星奈は歓喜した。
幸香は星奈と違い、かなりの料理上手だ。その派手な見た目には釣り合わないほどマメで、研究熱心で、凝り性なのだ。
そんな幸香の手料理を食べられるとあって、星奈は嬉しくて小躍りした。協力を申し出てくれたのが嬉しいのもあって、気分はぐっと上向きになる。
「泣いたり笑ったり……セナは忙しいな」
この喜びぶりの理由がわからないエイジは、星奈を見てそう言った。
「米が炊けるのも諸々合わせて、四十五分くらい待ってねー」
「はーい」
スーパーで必要なものを買い揃えてきてから、幸香は改めてキッチンに立った。バターチキンカレーを作ってくれるのだという。慣れた様子の頼もしい背中に期待しつつ、星奈は真野たちからもらった名刺を手にスマホでメールを打ち始める。
「モニターとしてレポート書くのって、難しいねえ。大学の課題もそうなんだけど、書き出しでまずつまずくんだよね」
エイジのことをレポートにしようとするも、こういったことに慣れていないため、星奈は早速頭を抱えた。
「大学の課題はあれだけどさ、商品としての使い心地をレポートするんなら、コスメのレビューとか参考にしたらいいんじゃない? コスメのモニターは何回かやったことあるけど、気になることと改善して欲しいところ、それから気に入ったところを書けば大丈夫な感じだよ」
「そんなもんか」
幸香に言われた通り、星奈は有名なコスメのレビューサイトを検索した。星の数による評価と簡単な文章によるレビューが並んでいて、パッと見てわかりやすい。中の文章は、わりと言いたい放題だ。褒める文章ばかり並んでいるのではないのが、信用できるということだろうか。
「エイジは、こんな感じでいいと思う?」
「うん。というより『お好み焼き食べた。映画見た。買い物行った。エイジ異常なし』でいいと思う」
「そ、そっか」
なにもすることがないから虚空を見ていたっぽいエイジに声をかければ、そんな返事が返ってくる。
それでは夏休み最終日にあわてて書いた日記帳みたいであまりにひどいから、もう少し丁寧に書こうと星奈は思った。
(モノレールに乗ったときの反応も変だったから、それも報告しておこう。あれはたぶん、様子が変だった)
三日分の行動の報告と、気になることについて星奈はメールに書いた。どうすればわかりやすいか考えて、「行動」とそれに対するエイジの「反応」とその他の気になったことを記しておく「備考」にわけることにした。
これを最長でも半年間続けるのなら、きちんとパソコンでテンプレートを作っておくのもありなのかもしれないなどと考えているうちに、幸香が食器を手にテーブルを拭きにきた。
「幽霊なんていない」
星奈の様子の変化に幸香があわてて言い繕おうとすると、エイジがやや語気を強めて言った。そのきっぱりとした物言いに、星奈も幸香も驚く。
「だ、だよね。さすがロボットが言うと違うね。説得力があるー。うん、いるわけない。大丈夫だよ、星奈」
渡りに船とばかりに、エイジの言葉に乗っかって幸香はこの場を収めようとした。
「そうだね」
雰囲気を悪くしたかったわけではないから、星奈もとりあえず笑ってみせた。エイジがなぜ強く言葉を発したのか気になったけれど、表情がないからわからなかった。
「それにしても家庭用ロボットのモニターかあ。使い心地を確かめるって、あれ? 『エイジ、○○って検索して』みたいなのをさせてみるの?
エイジ、明日の天気は?」
幸香はエイジのことを何とか受け入れようとしているのか、唐突にそんなことを言い出した。
何か違うのではないかと星奈は思ったのだけれど、案の定エイジも首を傾げていた。おまけに心なしか口元は歪んでいる。
「自分のスマホで調べたらいいだろ。俺はスマートスピーカーじゃないんだぞ」
「何よその言い方! あー何かめっちゃ今の瑛一っぽいわー」
「ぽいとかぽくないとかよくわからないけど、とにかく俺はスマートスピーカーじゃないからな」
幸香に言われたことがよほど嫌だったらしく、エイジはあからさまに嫌悪感を示していた。研究所からやってきて三日目で、初めてのことだ。
「気分的には、外国人留学生を受け入れるホストファミリーみたいな感じでいいって。異文化交流の中で人間的な感情の変化が生まれるのが目的らしいんだ。あと、情緒の面で欠けてるなって部分を感じたら報告して欲しいって」
幸香とのやりとりを見て、まさに異文化交流だなと星奈は思った。エイジの変化を見ると、幸香と会わせたのはよかったのかもしれない。
「ホストファミリーかあ。そういうことなら、何か理解できた気がする」
「あとね、エイジは自分で“やりたいことリスト”を作ってるから、それを実現するための手伝いをするのが、このモニターのバイトの主な内容だと思う」
星奈は冷蔵庫にマグネットで貼っておいたリストを取ってきて、幸香に渡した。
「何これ。一個目からして変なの。『お好み焼きを食べてみたい』って、外国人かよ」
リストを目にした幸香が、早速つっこんだ。
二人のバイト先であるお好み焼き屋さんには、わりと外国人観光客が来る。留学生も来る。お好み焼きが食べたい外国人の気持ちがよくわからないから、つっこみを入れた幸香の思いは理解できる。
「食べてみたいものがお好み焼きでよかったよ。天ぷらとか食べたいって言われても、私作れないもん」
「だよね。てかエイジのやりたいことってさ……何か可愛いね」
「でしょ」
リストを見て、幸香も星奈と同じことを思ったらしい。エイジのやりたいことは、どれもささやかで、そして何だか可愛らしい。
これがロボットのやりたいことだというのが、心をくすぐるのだ。研究所から出るに当たって、エイジがこのリストを真野や長谷川と相談しながら考えたのだと想像すると、優しい気持ちになる。
「なるほどねえ。だったら全部、叶えてあげたいよね。で、星奈だけじゃなく協力者が増えれば、それだけうまくいきやすくなるってことでしょ?」
俄然やる気になったらしい幸香が、そう言ってニカッと笑った。それを見て、エイジはキョトンとする。
それはキョトンとしか表現できない顔だ。目を軽く見開き、口も半開きになっている。顔を合わせてしばらくはずっと睨まれていたのだから、そうして驚くのも無理はないだろう。
「じゃあ、今から作戦会議といきますか! その前に、腹ごしらえね! 何か作るから」
「やったー!」
やる気になった幸香の宣言に、星奈は歓喜した。
幸香は星奈と違い、かなりの料理上手だ。その派手な見た目には釣り合わないほどマメで、研究熱心で、凝り性なのだ。
そんな幸香の手料理を食べられるとあって、星奈は嬉しくて小躍りした。協力を申し出てくれたのが嬉しいのもあって、気分はぐっと上向きになる。
「泣いたり笑ったり……セナは忙しいな」
この喜びぶりの理由がわからないエイジは、星奈を見てそう言った。
「米が炊けるのも諸々合わせて、四十五分くらい待ってねー」
「はーい」
スーパーで必要なものを買い揃えてきてから、幸香は改めてキッチンに立った。バターチキンカレーを作ってくれるのだという。慣れた様子の頼もしい背中に期待しつつ、星奈は真野たちからもらった名刺を手にスマホでメールを打ち始める。
「モニターとしてレポート書くのって、難しいねえ。大学の課題もそうなんだけど、書き出しでまずつまずくんだよね」
エイジのことをレポートにしようとするも、こういったことに慣れていないため、星奈は早速頭を抱えた。
「大学の課題はあれだけどさ、商品としての使い心地をレポートするんなら、コスメのレビューとか参考にしたらいいんじゃない? コスメのモニターは何回かやったことあるけど、気になることと改善して欲しいところ、それから気に入ったところを書けば大丈夫な感じだよ」
「そんなもんか」
幸香に言われた通り、星奈は有名なコスメのレビューサイトを検索した。星の数による評価と簡単な文章によるレビューが並んでいて、パッと見てわかりやすい。中の文章は、わりと言いたい放題だ。褒める文章ばかり並んでいるのではないのが、信用できるということだろうか。
「エイジは、こんな感じでいいと思う?」
「うん。というより『お好み焼き食べた。映画見た。買い物行った。エイジ異常なし』でいいと思う」
「そ、そっか」
なにもすることがないから虚空を見ていたっぽいエイジに声をかければ、そんな返事が返ってくる。
それでは夏休み最終日にあわてて書いた日記帳みたいであまりにひどいから、もう少し丁寧に書こうと星奈は思った。
(モノレールに乗ったときの反応も変だったから、それも報告しておこう。あれはたぶん、様子が変だった)
三日分の行動の報告と、気になることについて星奈はメールに書いた。どうすればわかりやすいか考えて、「行動」とそれに対するエイジの「反応」とその他の気になったことを記しておく「備考」にわけることにした。
これを最長でも半年間続けるのなら、きちんとパソコンでテンプレートを作っておくのもありなのかもしれないなどと考えているうちに、幸香が食器を手にテーブルを拭きにきた。
0
あなたにおすすめの小説
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~
馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」
入社した会社の社長に
息子と結婚するように言われて
「ま、なぶくん……」
指示された家で出迎えてくれたのは
ずっとずっと好きだった初恋相手だった。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
ちょっぴり照れ屋な新人保険師
鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno-
×
俺様なイケメン副社長
遊佐 学 -Manabu Yusa-
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
「これからよろくね、ちとせ」
ずっと人生を諦めてたちとせにとって
これは好きな人と幸せになれる
大大大チャンス到来!
「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」
この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。
「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」
自分の立場しか考えてなくて
いつだってそこに愛はないんだと
覚悟して臨んだ結婚生活
「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」
「あいつと仲良くするのはやめろ」
「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」
好きじゃないって言うくせに
いつだって、強引で、惑わせてくる。
「かわいい、ちとせ」
溺れる日はすぐそこかもしれない
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
俺様なイケメン副社長と
そんな彼がずっとすきなウブな女の子
愛が本物になる日は……
僕《わたし》は誰でしょう
紫音みけ🐾書籍発売中
青春
※第7回ライト文芸大賞にて奨励賞を受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
【あらすじ】
交通事故の後遺症で記憶喪失になってしまった女子高生・比良坂すずは、自分が女であることに違和感を抱く。
「自分はもともと男ではなかったか?」
事故後から男性寄りの思考になり、周囲とのギャップに悩む彼女は、次第に身に覚えのないはずの記憶を思い出し始める。まるで別人のものとしか思えないその記憶は、一体どこから来たのだろうか。
見知らぬ思い出をめぐる青春SF。
※表紙イラスト=ミカスケ様
石榴(ざくろ)の月~愛され求められ奪われて~
めぐみ
歴史・時代
お民は江戸は町外れ徳平店(とくべいだな)に夫源治と二人暮らし。
源治はお民より年下で、お民は再婚である。前の亭主との間には一人息子がいたが、川に落ちて夭折してしまった。その後、どれだけ望んでも、子どもは授からなかった。
長屋暮らしは慎ましいものだが、お民は夫に愛されて、女としても満ち足りた日々を過ごしている。
そんなある日、徳平店が近々、取り壊されるという話が持ちあがる。徳平店の土地をもっているのは大身旗本の石澤嘉門(いしざわかもん)だ。その嘉門、実はお民をふとしたことから見初め、お民を期間限定の側室として差し出すなら、長屋取り壊しの話も考え直しても良いという。
明らかにお民を手に入れんがための策略、しかし、お民は長屋に住む皆のことを考えて、殿様の取引に応じるのだった。
〝行くな!〟と懸命に止める夫に哀しく微笑み、〝約束の1年が過ぎたから、きっとお前さんの元に帰ってくるよ〟と残して―。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる