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倒錯の口淫

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ジュプッ……………ゴプッ………………グプッ…………


「……っぷっっ…はあぁぁぁ!!エエェ!」

リサは自ら望んで先生の物を喉奥に受け入れましたが、彼女の体の反射神経は意思と無関係に、無慈悲な激痛と嘔吐感をもたらすのでした。

「……はっ!あっ!リサッ……」



先生は思わず彼女の身を案じ腰が引けそうになるのですが、彼女の心意気を無駄にしてはならないとの強迫めいた観念との板挟みになるのでした。

(……ここで日和ったりしたら、リサが醒めてしまう……)

(……俺を信じ切ってくれてるんだ。彼女の心を、うまく昇華させてやらなくちゃ……)



「リサ、喉の中、すごくいいよ……とろけそうだ」

「……ぷぁ、せん、せひ、い、ぃ……」

リサは満ち足りた様子で、しかしその体力はもはや限界に近いことは明らかに見て取れました。


(リサ、すまない……)

先生は心の中で彼女に謝罪しました。その刹那、愛情と背徳感、快感と焦燥感が入り混じり、突然彼の脊椎から脳幹へ、とんでもない射精感が突き抜けました。



「ッアアアーーーッ!!!オッアァ!」


(ッ!せ、せんせ、ぁぁ!)


彼の射精管から尿道を通り、おびただしい量の精液が彼女の顔に放たれました。

かろうじて絶頂の瞬間に竿が引かれたものの、そうでなければリサの気道は粘っこい白濁液で詰まり窒息していたことでしょう。


熱い粘液を頬、顎、鼻先に受け、リサは恍惚としています。

長い間、ビューッ、ビューッと脈動するように放出は続き、体液は喉元を伝って鎖骨に溜まり、さらに乳房の美しい曲面を白く汚していきました。


「すご……かった……」


リサは息を荒げながら言いました。


「リサ……!」

先生はリサを抱きしめました。

本当は不安で仕方なかたっのです。彼女を傷つけてしまわないか。彼女のいくぶん倒錯した欲求に、大人らしく応えることができているか。


「先生、大好き……」

リサは先生の胸板に頭をもたれかけて、ゆっくりとつぶやきました。そのまま全身の力が抜けたように、大好きな彼に抱きかかえられたまま、静かにいつまでもまどろんでいました。



どのくらい時が経ったでしょう。

外はすっかり暗くなっています。

「リサ……ま、松田さん、送るよ」

「……大丈夫です。ひとりで帰れますから。人に見られてもちょっとまずいですよね」

「あ、ああ。そうだな……それじゃ」


先生の言葉が少しよそよそしく感じられ、リサは強がったものの、なんだか不安になりました。


(先生とわたし……これからどうなるんだろ)

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