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後編
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私のどこが魔女だというのですか。どう見ても普通の女ではないですか。薬屋の娘というのは事実だし、薬の材料に慣れているのも事実ですが、それが魔女と直結するのはおかしな話です。そんなことを言い出せば、薬屋は皆魔女ということになってしまいます。
「なんにせよ、君のような怪しい人とは生きていけない。だからここでお別れとしよう。その方がお互い良い人生を送れるだろう」
あぁこれは何を言っても無駄なやつ……。
私は説得することは諦めました。
どのみちこの世のすべての人に理解してもらうなんて不可能なのです。私が不運だったのは、その理解してくれない人がたまたま婚約者だった、というところだけ。ならばその人からは離れるに限ります。幸い、彼もそれを望んでくれているのですし。
本当に、お互いのため。
◆
あれから十数年、私は薬屋を継ぎました。
婚約破棄以降私は将来薬屋を継ぐために動き出しました。店で働き、それまで以上に薬について学び、仕事に打ち込んできました。周囲からは「結婚しなよ、仕事ばかりしてないで」などと言われることもあったけれど、私の人生だからと仕事に注力して。その結果、父にも認められ、今は店主となっています。
結婚はしなかったが、不幸かというとそうでもありません。
今は目の前の仕事に打ち込む幸せを感じているのです。
ちなみにアバローはというと、あの後ちょっとした風邪をこじらせて亡くなったそうです。
医師は薬を処方しようとしたがアバローの親が「毒物を摂取させようとしている!」と大騒ぎして反対、その結果アバローは弱って亡くなってしまったのだそう。
アバローは少し気の毒にも思えるますが……まぁ、親がそんなですから、仕方ないですね。
残念な家に生まれてしまったがゆえの悲劇、と言えるでしょう。
◆終わり◆
「なんにせよ、君のような怪しい人とは生きていけない。だからここでお別れとしよう。その方がお互い良い人生を送れるだろう」
あぁこれは何を言っても無駄なやつ……。
私は説得することは諦めました。
どのみちこの世のすべての人に理解してもらうなんて不可能なのです。私が不運だったのは、その理解してくれない人がたまたま婚約者だった、というところだけ。ならばその人からは離れるに限ります。幸い、彼もそれを望んでくれているのですし。
本当に、お互いのため。
◆
あれから十数年、私は薬屋を継ぎました。
婚約破棄以降私は将来薬屋を継ぐために動き出しました。店で働き、それまで以上に薬について学び、仕事に打ち込んできました。周囲からは「結婚しなよ、仕事ばかりしてないで」などと言われることもあったけれど、私の人生だからと仕事に注力して。その結果、父にも認められ、今は店主となっています。
結婚はしなかったが、不幸かというとそうでもありません。
今は目の前の仕事に打ち込む幸せを感じているのです。
ちなみにアバローはというと、あの後ちょっとした風邪をこじらせて亡くなったそうです。
医師は薬を処方しようとしたがアバローの親が「毒物を摂取させようとしている!」と大騒ぎして反対、その結果アバローは弱って亡くなってしまったのだそう。
アバローは少し気の毒にも思えるますが……まぁ、親がそんなですから、仕方ないですね。
残念な家に生まれてしまったがゆえの悲劇、と言えるでしょう。
◆終わり◆
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