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しおりを挟むレオリアは皆からイケメン令嬢と呼ばれている。
それもそのはず、彼女は非常にイケメンである。
凛々しさと高貴さを兼ね備えた美人であり、背も高く、背筋もぴんと伸びている。また、そっと微笑む時、とんでもない王子様感を溢れさせる。彼女の微笑みは包容力と強さを同時に滲ませるような微笑み。
それは多くの女性の心を奪うものだ。
また、性格も非常に良く、女性への接し方もとても紳士的。
とにかく思いやりのある人。
それゆえ国内の多くの美しい娘から憧れられ愛されている。
――そんなレオリアは、鼻垂れ婚約者オーデンフルードから嫌われていた。
オーデンフルードは常々彼女に嫉妬していた。時に嘘の悪口を言いふらすこともあったくらいで。レオリアを貶めようとして、しかし上手くいかず、それによってさらに彼女を嫌いになって、と無限ループ。そんな日々の中、オーデンフルードの中にあるレオリアへの嫉妬と憎しみは膨らんでゆくばかりであった。
そしてある日。
「レオリア、お前との婚約は破棄とする」
オーデンフルードはついにそう宣言した。
「なぜです」
「お前嫌いなんだよ! 可愛い娘にモテすぎ! 女のくせに生意気だ!」
「そ、それが理由……なのですか」
「ああそうだ! この際はっきり言ってやる、女のくせに女の心を掴むなんぞくずだ! くたばれよ! お前みたいなやつがいるから俺がモテないんだろうが!」
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