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3話
しおりを挟む「でもさ、レオリア様が幸せになってくださるのが一番だよね」
「あ、それ思った!」
「それなそれな!」
「レオリア様のハッピーが一番ですぞい」
「吾輩もレオリア殿を愛しておる、いつまでもな」
「ぐほほーい、れおりあたん神だぞーい、愛しとるーんだぞーい、いやもうずっと抱き締めてたいんだぞー、ぐっほほほらーい、いやもう神ィッ」
◆
あの後レオリアはパーティーにてたまたま出会った大国の姫に惚れられた。
そして愛されるようになった。
姫はもともと女性を愛する人であったわけではなかった、が、それでもレオリアには真剣に恋をした。
それはある種の奇跡のような出来事であったが。
その後レオリアと姫は幸せに暮らすようになっていった。
姫はレオリアを愛し、また、レオリアも徐々に姫に惹かれていって――二人の日々は確かな足取りで幸せなものへの進展していっている。
一方オーデンフルードはというと、路上で女性に声をかける迷惑行為を繰り返した。また、時には水をかけたり狙って足を踏んだりといったことも行っていて。その結果、迷惑行為で絡んでくる不審者として有名になってしまった。多くの人から避けられるようになっていったオーデンフルードは、人を求めてより一層迷惑行為を繰り返すようになっていった。
――だがそれもいつまでも続くものではなくて。
彼はやがて治安維持組織に拘束された。
そして現在は、罰として、牢屋に入れられ毎日殴る蹴るの暴行を加えられている。
◆終わり◆
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